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日本代表のこと・・・117

2010-06-27 00:58:09 | サッカー(日本代表、W杯等)
 今朝の山陽新聞の総合面に「崩壊危機越え団結 W杯サッカー 日本決勝T進出」というタイトルで、選手面から見た日本代表チームを分析しています。強くなった理由は監督ではなく、選手達と口にしている当ブログとよく論調が似ていると思いました。抜粋して紹介。
    
 「我々のチームにない力がある」「団結力の勝利」と岡田監督のコメント。試合中、ブブゼラ等による騒音で、ピッチ上に監督の指示は通らず、日本選手は自分達で判断して対応。GK川口はピッチ外で後輩の動きを見つめて「ベンチの雰囲気も勝つチームのもの。過去3大会は物足りない部分があった」と躍動の原動力を感じ取ったとか。
 '02年日韓大会でトルシエ監督は規律で縛り、選手の反発を力に変えて、16強入り。'06年のジーコ監督は選手に自由を与えたが、戦術で意思統一できず、予選リーグ敗退。オシム後の岡田監督は大会本番直前まで惨敗続き。

 ある選手は「攻撃と守備で意見が割れている」と憤った。チーム内に陰険な雰囲気が流れ、崩壊の可能性もあり、岡田監督の「進退伺」問題も浮上。危機感を感じた選手達は、スイス合宿から対話を重ねた。中心になって取りまとめたのは川口。ドイツ大会で、主力と控え組に亀裂ができて崩壊したのを覚えている。
 川口が潤滑油となり、チームは自然とまとまっていく。腹を割って話し合ったので、控えになった選手も誰も文句を言わない空気があった。俊輔も「ここまで来ると先発とか控えとか意識しない。チームが良くなってくれればいい」と協調順化。

 カメルーン戦の国家斉唱でみんなで肩を組む。今まではなし。発案は「お互いのエネルギーを移しあおうと思った」闘莉王。献身、団結力、みんなのために・・・かつての日本社会を支えた価値観を示す言葉。この記事では「個人主義がはびこる今の世代に、そのようなチームワークができたのが、今回の歴史的な勝利の一因では」と結んでいます。


 「選手達のワールドカップ」。進退伺を出して監督が選手達に背を向けようとした時期に、監督抜きでミーティングを始めた選手達が、ブブゼラで指示が聞こえない監督ではなく、自分達で考えていったのが勝因だと思います。確かに細かく言えば岡田監督の功績もなくはないのかもしれません。ただ、何度観ても何度読んでも、当ブログは「選手達のワールドカップ」と位置づけます。「監督のために」「監督を胴上げしたい一心で」という言葉は選手からのコメントから聞こえないし、現場では口にしているのかもしれませんが、マスコミに届くほどのものではないのでしょう。

 次のパラグアイ戦もやはり五分五分と見てます。最初はニュージーランドにドローだから弱いかなと思っていましたが、よく見るとイタリアにもドロー。うーむ、これはわかりません。実質予想は0-0か0-1。希望予想は1-0。これってデンマーク戦と一緒です。はずれてしまった前試合のゲンを担ぐ意味もありますが・・・「選手達のワールドカップ」頑張って欲しいです。
コメント
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