J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

他スポーツの話題・事例20

2009-09-11 00:03:02 | スポーツ文化・その他

 先週、渋川海岸で開催されたビーチバレーの大会を観戦しに行ってきました。一度観に行かねばと思っていて、やっと行くことができました。
 渋川の駐車場に駐車して、歩いて会場へ向かう。海上に目を向けると、まだ海水浴用のブイが会場に残っている。泳いでいる人もいました。
   
 6月にビーチサッカーが行われていた同じ場所で、鉄骨を組んで作った仮設スタンドのセンターコートと、その周りにサブコートが2面の計3面がありました。サブコートはゲートもフェンスもなく、ビーチからそのまま普通に観えます。
 テントがズラっと並んでいますが、大会スポンサーであるファイテンのブースが多かったです。ゲートでチケットをもぎってもらうと、黄緑の腕輪をはめられました。スタッフの話では、これで出たり入ったりできるとの事。喉が渇いたら自販機に行かないといけませんからね。
 どのスポーツ会場でもそうですが、まずゲートでスタッフに写真撮影の事を尋ねます。このビーチバレーの大会については、「会場内での観戦時には撮影行為は、一切禁止」だそうです。了解して入場。

 男子の白鳥・朝日ペアは残念ながら、終わっていましたが、北京五輪に出場した元湘南ベルマーレの楠原選手は何とか観られました。また、湘南ベルマーレサテライトの草野・尾崎ペアは、じっくり観ることができて、良かった良かった。どちらも勝ち残りました。
 会場を見渡す。大会スポンサーノボリがズラっと立っていますが、OHくんがあるOHKと「海辺を守ろう!運動」のファイテンのが目立っていました。コートサイズは16m×8mということで、同じ2人制(ダブルス)で戦うテニスより、コートはやはり小さいですね。
海辺を守ろう!運動公式HP:http://www.jbeach.jp/umibewomamoro/
日本ビーチバレー連盟公式:http://www.jbv.jp/

 センター(2番)コートでは適度なBGMと海水浴スタイルのDJのナレーションが流れています。本日のスタッフが紹介されました。県内3つの女子大生と玉野市家庭婦人バレーボール連盟の方々です。また全体の運営は玉野市バレーボール協会の方々のようです。暑いのにお疲れ様です。
 女子大生と思われるアシスタント達が試合の合間に、トンボかけで砂を馴らします。ネット下付近とライン上のみです。どうやらボールの後がつきやすくするためのようです。メイン・セカンドともレフェリーは岡山出身の人です。アシスタントスタッフがみんなタオルを持っています。何でかなと思っていましたが、サングラス拭き用ですね。なるほど。

 男子の試合の時は観客は少ないようです・・・まあそうかもしれません。確かにこうして観ると、ビーチバレーでは男子よりも女子が華ですから。男子のスパイクで跳ねたボールが客席に飛びこんできます。隣のコートからもどんどん飛んできて、観客が拾ってあげるシーンが何回も見られます。どうも普通のバレーボールよりも跳ねやすいボールのようです。
   
 いろいろと席を移動してみましたが、1番上段の席が一番気持ちいいです。後はすぐ砂浜。すぐ横から聞こえる波の音、ジェットスキーの音が心地よいです。何か贅沢ですねー 
 浅尾ペアの試合の時、試合前に放水していました。消防車みたいなホースで放水。浅尾選手が「ありがとうございます」と笑顔でスタッフに挨拶してました。浅尾さん、いい人だ。
 21点(3ゲーム目は15点で2点差先取)の2ゲーム先取のようです。2色(赤・緑)のトップスで区別しています。ホーンスティックの音の方が大きく、歓声もそれほど大きくない。「ノーバディ」?という選手の掛け声がよく聞こえます。どういう意味なんだろ。
 さすが浅尾ペア。プレスも多いです。微妙なインアウトがあるが、砂に跡がつくので、確認タイムも早いです。結構プレー確認で抗議多いですね。試合後も審判とお話していました。浅尾選手はスパイク強いです。角度がありますね。大会一番かも。

 スタンド席とアリーナ席があります。アリーナ席の1番前はコートまで3mくらいと近いです。ビーチパラソルがあるが2列目以降は視野が狭くなります。普通のバレーと違って、プレーの中で拳でパンチやトスをします。やはり人数が少なくコートが狭いからできるのか。
 4時頃になると日差しも弱くなり、いい風も吹いてきました。一番心地よい時間です。

 試合が終わり、空いているはずのコートで1つのペアが練習しているのに、ふと気づきました。西堀・浅尾ペアです。これはラッキー。
 さすが一流選手は、空いた時間にもプレーの確認か、練習を欠かしません。男子コーチのアドバイスのもと、西堀選手のサーブ練習を黙々とやっていました。私もせっかくだからと、ちょうどゴール裏の位置で見物していると、何とゴールがフェンスを越えて、近くに転がってきました。拾いにいってあげると、浅尾選手の「すいませーん!」という声をかけてもらえました。 これだけで、渋川に1,800円払って来たかいがありました(笑)。
 いやいや、本当はベルマーレチームを観に来たはずなのに、何か得した気分。週明けに職場で自慢したのは言うまでもありません。
 最後に引き上げる浅尾選手に長いサインの列ができていて、丁寧にサインをされていました。声がかからない西堀選手がちょっと可愛そう。自分だったら西堀選手でもいいなぁと思うのに。
NPO法人湘南ベルマーレSC公式HP:http://www.bellmare.or.jp/

 「まあ一度観に行ってみようか」という感覚でした。これはサッカーファンでない人が、人に誘われて桃スタに足を運ぶ人の感覚と同じではないかと、途中実感しました。チケット代も同じくらいです。観戦して満足して、また来年も来たいと思うか、次に大会開催を知って、行きたいと思うかですね。
 そういう面ではいい勉強になりました。J2岡山の2年目のシーズンに向けて、どれだけリピータ作りができているか、その辺りも重要なのかもしれません。
   
 6日の日曜日に、OHKでこの大会の中継番組がありました。本当だったら女子決勝は浅尾ペアがベストだったのでしょうが、3位決定戦の模様が少し流れただけでした。まあ、しっかり見ましたが。
 女子の決勝は、湘南ベルマーレサテライトの草野・尾崎ペアと、北京五輪までベルマーレの所属選手だった楠原選手のペアという、新旧ベルマーレ対決です。なかなか見応えありました。
 後半の男子決勝は、これまたベルマーレ所属の白鳥選手と朝日選手(フリー)のペアの登場。見事優勝を飾りました。
白鳥勝浩公式ブログ:http://blog.livedoor.jp/shiratori_katsuhiro/
   
 初めて生&TVでビーチバレーを観戦しましたが、予想以上に面白かったです。現地の時は、何やらどこかで見た事ある人(選手?)に何人も遭遇しましたが、違うスポーツでも学ぶべき要素が多いのでしょう。
 残念だったのは、現地でもTVでも「ベルマーレ」という言葉が、余り露出していなかった事。Jリーグ百年構想の優等生クラブなのに。TVでも選手字幕で小さく所属先として出ていましたが、字が小さくてもめない。

 せっかく岡山にもJリーグチームが誕生したので、「草野・尾崎選手が所属している湘南ベルマーレは、実はJリーグクラブを中心になっている総合スポーツクラブなのです」とやれば、「へぇ~ そうなの」と観客の見方も変わって効果があるのではないでしょうか。
 もう一つは、地元の選手が早く出てきて欲しい事です。国立公園なので、私有はできないでしょうが、これだけ整った環境があるので、渋川で育った選手というのがいつか登場して欲しいです。遠い将来かもしれませんが、ビーチバレーで、湘南対岡山という試合を観てみたいですね。 

コメント
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