TV生観戦レポです。
代表ウィーク第3戦ギニア戦です。今日も生書き込みです。目下日本は2連敗。相手のギニアはリオ五輪に出場しないチーム。先発ですが、ついに10番矢島は外れちゃいました。関係ないですが、NHKの深夜のニュース番組に桑子アナが出ていました。ブラタモリ卒業後ここにいたんだと。放送が始まってみると、すでに試合は始まっており、前半3分富樫が決めていました。★★★日本ゴォール!!! 富樫ゴール!★★★ 1-0。TVは生中継の様子。
手倉森監督の話では今日のテーマはパワーとスピードだそうです。今日の試合は相手のレベルもあるのか、縦パスがよく通ります。すると前半10分、バックパスから自陣ゴール前でDFと相手選手がもみ合い、そのままボールが入ってしまう。大きなミスですね。日本痛恨の失点・・・ 1-1。怪我人が多いポジションだからか、今後の穴になるような気がします。
パスを奪って一気に攻めてきます。とにかく早いです。これがアフリカの個の力ですね。ギニアはこれまで3連敗でグループリーグ敗退が決まっていますが、そんなチームに対してこの状況。すなわち、この試合で源氏4位の日本は勝たないとグループリーグ敗退が決まってしまいます。
今日のギニアは、リオ五輪本番で当たるナイジェリアの仮想相手になると思います。ナイジェリアはU-17W杯で5回優勝しています。中1日の試合は厳しいと思います。ギニアは個人技では完全に負けています。一気に裏を狙ってきています。日本はミスを減らしたいですね。強いチームとの違いはミスがどれだけ少ないか、プレーに確実性があるかどうかです。何と、ボールが柔らかいのではないかと審判に確認を求めているそうです。こういうのも珍しい。これまでの2戦の反省点のゴール前の精度ですが、まだ発展途中ですね。ギニアも低いので助かっていますが。
前半39分、南野の遠目からのシュートが決まる。★★★日本ゴォール!!! 南野ゴール!★★★ 2-1。前の2試合と比べて相手のプレスが低いので、当たり前といえばそうか。ギニアもお疲れでしょう。ここで前半終了。
ハーフタイムの解説時間は、対ナイジェリアの事ばかりでした。強そうですね。思うに、日本は惨敗するか、前回大会のようにメダルを狙えるかだと予想しています。解説の2人が映りましたが、何と立ったままの解説です。ああいう光景も珍しい。南野に替わって浅野投入です。後半スタート。
福岡さんの公式HPに出ていますが、亀川が怪我のため途中離脱し帰国するそうです。どんどんけが人出てますね。過去2戦より声が出ています。しかし、このままの成績ではOAの補強が現実味が出てくるでしょうね。ミス絡みで危ないシーンがありました。ここで富樫に替わって野津田投入。ファンウェルメスケルケンに替わって井手口投入。続いて、鎌田に替わって大島投入。
最後の最後に日本が立て続けにシュートを打ちますが、ことごとく入らず。やはりゴール前の精度が今後の課題になりました。ここでホイッスル。リードして終わる事ができましたが、今後に課題の残る結果でした。この日、グループリーグ突破にわずかに可能性を残していましたが、パラグアイ代表がイングランドに0-4で敗れたため、日本の3位以下が確定し、結局4位で、準決勝進出の可能性は消滅。まあ、トゥーロンの大会で今まで画期的な成績を残した記憶がありません。いいのです。ようは本番。今回ピークが来て優勝し、本番で惨敗するよりも、今回惨敗で、本番好成績の方が全然いいです。
今日の結果で手倉森監督はOAを頭に描いたようですね。翌朝の報道で、森重の名前が挙がっていますね。
TV生観戦です。
さて、トゥーロン国際大会2日目ポルトガル戦です。代表ウィーク、今日も生書き込みです。報道では手倉森ジャパンはけが人が多く、特にDFは不足していると出ていました。先発を観てみました。初戦から7人を替えてきています。GKに中村選手登場です。10番岡山の矢島選手、そして南野選手の名前があります。現地の気温は21,7℃、湿度は45%です。ポルトガルはこれまで2戦で1勝1敗です。パラグアイに続いて、今日のポルトガルもU-20代表になります。やや強い風、前半は日本は風下にあたります。キックオフ。
南野選手はオーストリアリーグ2冠で10得点取ってます。相手のGKはあのマンU所属です。ヨーロッパのスカウト達が大勢来ているそうです。三浦選手が蹴ったボールが大島選手の後頭部を直撃して、一時退場です。大丈夫か。相手チームは日本のGKにボールを返してくれました。長らく岡山では無い光景でしたが、そういえば最近「返さない」シーンを見かけなくなりました。こういう部分でも岡山はスタンダードに徐々に近づいてきましたね。
前半22分、広げられて一瞬の隙をつかれて、バイタルエリアにボールを入れられてミドルを打たれる。日本痛恨の失点・・・ 0-1。ボールを回せていたのですが、甘かったです。日本はまだシュートがありません。
ポルトガルはゾーンとマンツーマンを併用してDFをしています。今日は観客席にポルトガルサポーターが結構来ているようです。パラグアイもそうでしたが、日本はゆっくりボールを回すと狙われます。早くポゼッションをしなければなりません。今日のアルプスから吹き下ろす風は「ミストラル」と呼ばれているそうです。今日は積雪があったとか。日本と違って涼しくていいですね。ここで前半終了。とうとう日本はシュートは終わり際に2本で終わっています。
矢島選手に替わって野津田選手投入。10番矢島選手どうしたのか。まさか早くもスタミナ切れなのか。後半スタート。今日も4人まで交代できます。ポルトガルは足を蹴られたら痛がり方がオーバーです。カタールの最終予選で登録された7人のうち6人がけがをしている厳しい状態です。後半は前半と打って変わって、相手ゴールに迫っていけています。やはり、この風でポルトガルも自分たちのプレーができない様子でやりにくそうです。
ポルトガルは中盤が堅いようです。日本はセカンドボールを拾えるようになったので楽ですね。さっき、相手DFハンドでしたが、スルーされました。やはりアナログの審判ではなく、ビデオ判定を導入して欲しいですね。
ここでオナイウ選手に替わって富樫選手投入。どうでもいい話ですが、ケイマン諸島といえば最近いろいろとニュースに出ている国ですね。この大会のベンチは、屋根も何もない本当の横ベンチです。財田の時代を思い出してしまいました。ここで、浅野選手に替わって鎌田選手投入。ポルトガルはDF堅いです。なかなか崩せない。ポルトガルの選手は足元が上手いです。日本もそれほど悪いとは思いませんが、やっぱ上手いです。岡山の選手ももっともっと練習して欲しいですね。
ここで井手口選手に替わって前田選手投入。日本も最後に攻め込むがオフサイドに逃げられます。ゴール前のクロスの精度は日本はまだまだという事がよくわかりました。ここでホイッスル。これで日本は2連敗です。本番じゃなくて良かった。ピークは今ではなく、あくまで本番第1戦なので。
TV生観戦レポです。
今日からU-23日本代表が出場するトゥーロン国際大会です。日本がこの大会に出場するのは11回目。10チームが出場し、2つのグループで予選グループで、1位が決勝、2位が3決に出場できます。今日はJ2岡山の矢島が10番を背負って、キャプテンマークを付けています。黄色い航輔選手はGK控えでした。4人交代可能で40分ハーフになります。この大会は今年で44回目を迎えます。中1日で進められる今大会の今日の相手はパラグアイ。風邪が強く、まずは追い風になっています。現地の気温は31.4℃。南野はこの日合流するとか。キックオフ。
この1次リーグ・グループBの相手は4チーム、この後にポルトガル、ギニア、イングランドと中1日で当たっていきます。ポルトガルは何と、U-23ではなくU-20代表だそうです。日本は初戦ですが、パラグアイは第1試合でギニアに3-1で勝っていて、2試合目で試合勘の違いが気になります。パラグアイはリオ五輪予選で敗退しており、今回10代の選手(先発11人のうち9人)を多く引き連れてきているとか。練習ではサイドからの攻めを繰り返しやっていたそうです。全体的にミスが多く、前半18分、中盤でボールを奪った相手MFが左サイドに流れグラウンダーのクロス。櫛引と1対1となったFWがゴールに流し込んで先制される。日本痛恨の失点・・・ 0-1。前のガーナ戦でフル代表相手に快勝しましたが、ちょっと天狗になっていたんではないでしょうか。今日は一回り若いパラグアイ相手に苦戦しています。これが現実です。岩波に替わって三浦投入。前半終了。
後半スタート。今大会、日本は負傷欠場が多いです。ここで富樫に替わって、オナイウに交代。4人まで交代可能。日本は2人目を交代。ここまでずっとネット速報を探していましたが、何ともう試合結果が出ていました。つまり、これは生中継ではなく、少し時間がずれた録画中継だったのです。、まあ、しょうがないですが。浅野のシュートがいつ出るのかなと書いていたら出ました。後半21分、中盤から縦のショートパスに抜け出した浅野が相手DF2人と競り合いながら左足で決めました。★★★日本ゴォール!!! 浅野ゴール!★★★ 1-1。
この後は6月29日に長野で南アフリカと強化試合が行われ、7月上旬に五輪代表メンバーが発表されます。大久保や興梠などOAの名前が聞こえますが、本当にいい選手を選出して欲しいですね。今日は矢島がもう一つ活躍できていませんね。やはり、10番で主将は中島がいいのか。
それにしても、こういう国際大会を観ていつも思うのが、どうして試合会場はこんな郊外の人が少ない会場で行われるのかという事。何か福田公園のような街中のローカルな会場で、何か変な駐車場が見えるし(笑)、観客が1人も観えない・・・ でもスポンサーボードは世界の一流企業ばかり。そういうもんかな。
後半30分、ファウルを与えてセットプレーから、曲がってくるFKでやられてしまう。日本痛恨の失点・・・ 0-1。パラグアイは若いですが、上手いし、狡猾で試合巧者という印象。日本もこれで現実の自分たちの力量を見せつけられた事でしょう。日本はとにかくミスが目立ちますね。相手のプレーが上手くて早いから、ついていけずにミスが出て、失点していく。
40分ハーフは早いですね。高校サッカーと同じプレー時間かな。しかし、こうして見ると、日本は選手層が薄いですね。控え選手がレギュラーで出ている印象。岡山の豊川も負傷欠場だったようですが、明日の愛媛戦には出場するそうですが、結局何のけがだったのかと。
どうでもいいですが、後ろに山が観えますが、微妙に白っぽい。ややグレーっぽくも見えるがあれは残雪なのか、それとも何かの色なのか気になるな。ここでホイッスル。初戦負けました。シュート数で日本が12本でパラグアイは8本という結果。手倉森監督曰く、後向きな試合だったと。そうかもしれません。
大会は27日までグループリーグ、5/23(月)24:05~:ポルトガル戦、5/25(水)24:05~:ギニア戦、5/27(金)24:05~:イングランド戦、29日(日)が3決と決勝になります。この日も出場できればいいのですが。という事で代表ウィーク開幕です。できれば日曜までお届けしたいですね。なので、明日のホーム愛媛戦も明日の夜アップです。
TV生観戦レポです。
国際親善試合「MS&ADカップ2016 ~九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本~」で、U-23日本代表対ガーナA代表です。ガーナ代表(FIFAランク38位、過去3回W杯出場)は仮想ナイジェリアだそうです。確か、5年前はJPFA主催でチャリティーマッチを何年かやりました。そのうちやらなくなりました。なぜ、Jリーグ及び日本協会はオールスター戦もしくはチャリティーマッチをやらなくなったのでしょうか。特にオールスター戦はJリーグになる前からずっとやっていたのに、途中で「JPFAでやるから」という理由で打ち切られ、JPFAでやらなくなってもそのままです。ようは過密日程が理由なのでしょう。まさに身から出た錆。プロ野球では変わらずやっているのに。こうだから、Jリーグ百年構想でも「昔の」と形容詞がつくのです。
先発に矢島(背番号10)とジャガー浅野が入りました。豊川選手が来ていたら先発だったのでしょうか。中島が欠場したキャプテンは植田。まずは黙とうです。キックオフ。この世代にとっては、初めてのアフリカ勢との対戦です。植田の髪型がすごいです。深海魚のようなシルエットです。
矢島スゴい! 前半12分、ゴール前の混戦から左に抜けたところで、矢島がボレーシュートを決める。J2でも決めて欲しいくらい、見事なシュートです。★★★日本ゴォール!!! 矢島ゴール!★★★ 1-0。やっぱ岡山よりもU-23選手の方が相性がいいのかなと思ってみたり。
そう書いていたら、前半15分に再びゴールに迫り、伊藤からのセンタリングを冷静に、同じ左サイドから綺麗なシュートを決める。★★★日本ゴォール!!! 矢島ゴール!★★★ 2-0。何か、これで矢島は五輪代表確定のような感じです。何のけがか知りませんが、岡山で観ている豊川も、「俺も!」と思って観ていることでしょう。
この試合で始めてスタメンに出た選手に、富樫敬真(ケイマン)がいます。ニューヨーク生まれで母親がアメリカ人。今シーズンマリノスさんに入団して2得点だそうです。アフリカ人はやはり足が長いです。他の国なら届かないだろうというところに、いつの間にか足が出ています。奈良は2014年のJ2で空中戦・奪取率・縦パス回数でトップの数字だそうです。
前半31分にセンタリングで真ん中に来たボールを、富樫が落ち着いてループシュートを決める。★★★日本ゴォール!!! 富樫ゴール!★★★ 3-0。浅野が得点できません。やはり、途中出場がいいのか。ここでホイッスル。思わぬ大量リードで前半を終えました
ここで日本は4人替えてきました。GK櫛引に替えて杉本、奈良に替えて岩波、橋本に替えて井手口(19歳)、浅野に替えて金森。今日は6人まで交代OKなので、あと2人も替えるのか。後半スタート。やっぱ、浅野は途中交代の方が結果が出せたのかな。今日の矢島は調子がいいです。あとはよく岡山の試合で見せたスタミナ切れか。足がつってはサッカーはできません。90分フルに走れるようになったら、中島から10番を奪い取れるのにと思ってみたり。
ここで大島に替わって追加招集の前田投入。日本は前と後ろの距離感が広がり過ぎになっています。そういえば、報道でOAの具体的な名前が聞こえてきます。何でも川崎さんの大久保だとか。現在、得点ランキングトップではありますが、ブラジルW杯の大久保をよく覚えています。最後の最後に急にザックジャパンに選出されましたが、大した成果もなく、愚痴を言って終わった選手。その前の南アフリカW杯だったか、その時も大した成績を残していません。つまり、中村俊輔と同様に大舞台に弱いタイプと思っています。もっと他にいないのでしょうか。最後の交代は追加招集の三丸が野津田に替わって投入。植田が顔面に流血。ヘディングで競り合った時にやったのか。ここでホイッスル。快勝です。
試合後のインタビューで、手倉森監督が「競争がし烈になってきて、自分で自分の首を絞めている状態」と、本番に向けて選手選考の難しさを口にしていました。選手全体のレベルアップを感じたのか、うれしい悲鳴という報道。あと、矢島が先発選手の中で唯一J2所属というところが強調されていました。それを観て、「やはり五輪後は浦和さんに戻るのか?」とちょっと心配してしまいました。ちなみに他のニュースにありましたが、ガーナ代表の選手達が試合前練習に先立ち、「GANBATTE KUMAMOTO」と書かれたプラカードを客席に示したそうです。ありがとうガーナ。
事例紹介コラムです。
昨日、なでしこジャパンの新監督が発表されました。当初の噂どおり、高倉さんでした。まずは今朝の山陽新聞朝刊の「新しく強いなでしこを」というタイトルの記事。さすが、詳しく書かれています。以下、抜粋して紹介。
今回の契約は2020年東京五輪までの指揮を前提としたもの。6月2日のアウェー米国戦が初陣。高倉監督は当面はU-20女子代表監督も兼務。高倉監督は選手の持ち味を見極める観察力に定評があり、会見でも「パフォーマンスを注意深く見ていく」と強調。今後の活動でこれまで代表での実績が無かった選手にスポットライトが当たる可能性も。
形骸化が指摘されていた女子委員会は一新され、代表の試合数増加や短期合宿の実施も検討。今井委員長は「このチャレンジが成功するように最大限のサポートをしたい」とコメント。
先駆者の自覚を持ち、心の強さは人一倍。「選手の時から一番前を歩く役割。最初に歩いて行く事にプレッシャーを感じていない」とコメント。夫の竹本氏も日本代表コーチの経験があり、現在はJ2東京VのGM職。サッカー界で有名なおしどり夫婦。
そうでした。高倉監督のご主人は、某黄色いチームでネル監督を連れてきた功労者の竹本元GMでしたね。S級ライセンスを取った女性指導者で高倉監督は3番目と聞いており、確か女性初はあの本田監督だったと思いますが、正直本田さんよりもレベルが上のような気がします。以下は、サッカーキングの記事です。抜粋して紹介。
日本サッカー協会は新監督にU-20日本女子代表の高倉監督が就任すると発表。なでしこジャパンの監督を女性指導者が務めるのは史上初。高倉監督は1968年生まれ。選手時代は読売日本サッカークラブ・ベレーザ等でプレー。’00年にはMLSのシリコンバレー・レッドデビルズに移籍。復帰した国内で’04シーズン限りで現役を引退。Lリーグ(現・なでしこリーグ)でMVPを2回受賞。ベストイレブンには7回選出。
日本代表では、’83年から、国際Aマッチ通算79試合出場29ゴールを記録。’96年のアトランタ五輪にも出場。現役引退後は指導者に転身。’07年以降はJFAナショナルコーチングスタッフとして活動。’09年にU-16代表コーチ、’13年にはU-16代表監督に就任。そのまま継し、現在U-20代表監督として活躍。実績としては、’14年のAFC・U-16女子選手権、U-17女子W杯で大会初制覇。’12年と’13年には、AFC アジア年間最優秀コーチ(女子の部)を受賞。
サッカーキング該当記事:http://www.soccer-king.jp/news/japan/nadeshiko/20160427/435563.html
当ブログでヤングなでしこの観戦レポを書いた事がありましたが、その時は4位どまり。その大会で優勝したというのはすごいですね。実績は申し分ないと思います。何かエピソードなど高倉監督の事がわかる情報を探しましたが、なかなか無い。その中で、NUMBERの記事を見つけたので抜粋して紹介。
U-17女子W杯('14年)で日本は6戦全勝で初優勝。登録メンバー21人全員を起用し、得点者は12人。総得点は23、失点はわずか1。リトルなでしこの圧倒的な強さについて。高倉監督のコメントは「負けていい試合はないですよね」というもの。
大事なのは結果か内容か。いわゆる育成年代において指導者が勝敗だけにこだわることは、未来ある選手たちの可能性を奪いかねないという考え方もあるが、高倉監督は勝利に執着。15~17歳の選手たちに、内容も求めるが、その上で「勝つために努力すべきことを、身を以て知る」機会を提供。試合に勝つために、選手それぞれが何をするのか、チームとして何をするのか。それらを理解し、試合でどんな状況でも実行できるようになるために練習を継続。
「1秒後に目の前の世界がどう変化しているのか。それを全員が予測して行動。これは、大人になったら自然にできるわけではなくて、若いうちから積み上げるものだと思う」と高倉監督のコメント。
組織的な守備でスペインのポゼッションを無効化。初戦の相手スペインに対して、苦戦か完敗かと、高倉監督は心配していたが、リトルなでしこは、相手を見て、考えて、粘り強く対応して、2-0で勝利。特に、11人全体が連動した組織的な守備が、勝利を引き寄せる要因。スペインはボールを保持しつつも、ハーフウェーラインから先にまったくボールを運べない状況。
決勝で再戦すると、スペインは早めからロングボールを多用し、日本の弱点をあぶり出そうとしたが、日本の守備陣も集中力を切らさず、互いに連携してゴールを死守。
学びながら勝つ。勝ちながら学ぶ。そのようにして強くなった好例が、'11~'12年にかけてのなでしこジャパン。高倉監督いわく「現状でもひ弱さを感じる体格差をどうやって補うのか? なでしこジャパンはW杯で勝ち癖を覚えて、劣勢な試合でも勝てるようになった。やられそうなのにやられない、王者の戦い方。勝負事に対するしたたかさを、日本人は持っていないと言われますが、勝つとそういうものを得られる」
世界を制したリトルなでしこたちの前には、やがて「20歳の壁」が立ちはだかる。米国やドイツをはじめとする各国の選手たちは、17歳を越えた頃からパワートレーニングに力を入れ始め、20歳前後でその成果がプレーに反映。
「フィジカル的な差による影響が小さいとされる17歳の時点でも、今回の日本はひ弱さが目立った。どのゲームもみんな頑張りましたが、ほんのちょっとの球際のプレーや局面で、負ける場面も」
ボール扱いが上手いだけでなく、相手に邪魔をされる状況でも技術を出せる選手をW杯に連れてきたはずの高倉監督からすれば、思い通りにいかない展開もしばしば見られた。
「日本の将来を考えると、危機感も強い」と高倉監督のコメント。体格差を補える選手に育つには、判断の速さ、技術の正確性を伸ばすことを更に要求。勝利しながらも学んだ大切なことは、そこにあると締めくくっています。
Number WEB該当記事:http://number.bunshun.jp/articles/-/818678
なでしこジャパンの今後の日程で、現時点で発表されているのは、6月のアウェー米国2戦のみ。本来はこの後に8月のリオ五輪を見込んでいた事でしょう。FIFAが定めた'16年の残る国際Aマッチデーは9月2試合、10月2試合、11月2試合。秋に計6試合を組むことができるそうだが、U-20の試合もあるだろうし、どうなのでしょうか。
勝ちにこだわるというのはいいですね。負けた試合の時に選手を強く攻めたかつてのネル監督を思い出します。そういえばハリル監督も元々はそうじゃなかったっけ。学びながら勝つというのもいいですね。まさにリスペクトするサッカーです。
気になるのが「20歳の壁」。確かに女子W杯で当たってきたアメリカやドイツってどうしてあんなプロレスラーのような体なんだと思っていました。17歳から筋肉トレーニングをしているとは。女子テニスの中継で観るウィリアムス姉妹みたいですね。それじゃあ勝てんかとおもいきや、'11年の日本は勝っている訳ですから、対抗できない訳ではないでしょう。通用した佐々木監督のサッカーが研究されまくって、去年惨敗しています。ここからなでしこのサッカーを変えるのは高倉さんに期待しましょう。U-20と兼任というのもいいじゃないですか。かつてのトルシエもそうでしたから。
もう一つ気になるのが、いくら下のカテゴリで強かってもA代表で結果を出した監督は見当たらない事。五輪代表監督でもA代表監督に上りつめた人はいません。アトランタの奇跡(ブラジルに勝利)の西野監督、ベスト4になった関塚監督もJ1監督止まりです。その壁も破ってもらいましょう。高倉さんならできそうな気がします。
事例紹介コラムです。
平成28年熊本地震の発生から、ずっと復興支援関係の記事が多かったですが、当ブログとしては、今日一度一区切りで、いつものような話題を一つ紹介したいと思います。リオ五輪の組み合わせ抽選が、地震前に実施されて1次リーグの対戦国が以下のように決まりました。
・ナイジェリア(アフリカ王者): 8/5(金)10:00~
A代表:FIFAランク67位。2大会ぶり7度目。96年金、08年銀、予選を兼ねたU-23アフリカ選手権を制した強豪。アフリカ勢初の金メダルを獲得した'96年アトランタ五輪と、銀メダルだった'08年北京五輪では日本とも対戦し、ともに日本に勝利。
・コロンビア: 8/8(月)10:00~
A代表FIFAランク4位。6大会ぶり5度目。1次リーグ。2大会ぶり7度目。'96年金、'08年銀、'13年U-20大会で優勝した隠れ南米王者。南米予選はアルゼンチンに次ぐ2位で、米国との大陸間プレーオフを制して本大会出場。
・スウェーデン(欧州王者): 8/11(木)7:00~
A代表:FIFAランク36位。6大会ぶり10度目。'24年銅、'48年金、'52年銅。U-21欧州選手権優勝。欧州予選を1位で通過。'36年ベルリン五輪では日本に敗戦。
うーむ、微妙ですね。巷では「死の組」という論調もありますが、4年前を思い出してください。今回と同様に過去に世代別世界大会に出場した事がなかった当時の五輪代表が強豪スペインを破り、結果は4位でした。今回もどうでしょうか。
あと、本番での観戦状況ですが、今回も平日の早朝という事で、一番TV観戦しにくい時間帯。ブラジルW杯でもそうだったのですが、あの時は週末が1試合ありましたが、今回は見事に全部平日ですね。いろいろと報道が流れています。まずはスポニチの記事です。
【リオ五輪は“死の組”も手倉森監督「突破できれば頂点登れる」】
リオ五輪の1次リーグ組み合わせ抽選が14日に行われ、U-23日本代表は、強敵がそろう“死の組”と同組。2試合開催した北部マナウスから2,600キロ離れた東部サルバドルで第3戦を実施。難敵、暑さ、移動という三重苦をはね返し、48年ぶりのメダルを狙う。
ナイジェリアは昨年のU―23アフリカ選手権で優勝し、’13、’15年のU-17W杯でも優勝しており、若手の逸材が多い。’13年大会のMVPのイヘアナチョは今シーズンに、マンチェスターCに所属し、A代表にも選出。日本は’68年大会1次リーグで勝っているが、’96年アトランタ五輪と’08年北京五輪で敗戦。
スウェーデンは昨年のU-21欧州選手権で優勝。手倉森監督が「一番強いと思う」と話していたポルトガルを決勝でPK戦の末に撃破した強豪。コロンビアは、A代表がブラジルW杯で敗れた因縁の相手。米国との大陸間プレーオフから勝ち上がり、最後に本大会出場を決めているが、コンスタントに世界レベルのプレーヤーを輩出しており、侮れない存在。
強豪との中2日での3連戦で、1次リーグを突破しても2位通過なら準々決勝ではA組の1位通過が予想されるブラジルと対戦する可能性が高く、48年ぶりのメダル獲得を目指す手倉森ジャパンはイバラの道に挑むとしています。
【手倉森ジャパンに待ち受けているのは、ピッチ内の敵だけではない】
ナイジェリア戦とコロンビア戦の会場はブラジル北部のマナウス。アマゾン地帯の熱帯雨林気候。リオ五輪開催期間中の8月の平均最高気温は32度を超え、平均湿度も約80%と厳しい環境。現地で猛威を振るうジカ熱、デング熱の感染リスクも高まり、激しいスコールにも遭遇するまさに“ジャングル”。全会場で最も過酷な環境とも言われ、さらに試合時間は2戦とも未経験の午後9時と不安要素が多い。
スウェーデン戦は東部の都市サルバドル。飛行機で約5時間の移動を強いられ、移動距離は実に約2,600キロ。中2日の過密日程の中、熱帯雨林地帯から沿岸部へ移動した上、日中の気温差が5度前後あるため、環境の変化への適応が必要。「C組がいい」と回避を願っていた手倉森監督には厳しい現実。
ブラジルW杯では、特有の気候に悩まされたザックジャパンが、1次リーグで1勝もすることもなくブラジルを去った失敗は繰り返せないが、“死の組”を引いた手倉森ジャパンは、劣勢での強さと適応力を見せることはできるだろうかと締めくくっています。
スポニチ該当記事②:http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/04/15/kiji/K20160415012406980.html
〃 ①:http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/04/15/kiji/K20160415012407120.html
思い出すのは、ブラジルW杯の惨敗シーン。あの時は遠藤選手が「ドイツW杯と似てるな」と口にしたように、コンディション調整不足が敗因でした。あと、ベースキャンプ地の選定を間違えて、移動でコンディションが狂うような事もありました。今回もこの辺りがとても重要だと思います。ただ、2014年の教訓を生かしてくれるとは思っていますが、A代表ではないので、フィジカルコーチの選択、コンディション調整の微妙なミステイクをやってしまうかもしれません。
あと、これらの記事を書きながら思ったのは、「男女の抽選が行われた」というくだり。本来ならば、なでしこジャパンの相手も発表になっていたはずなのに、蚊帳の外という悲しい事実。本当に女子サッカーがこれでいくらか衰退してしまうかもしれません。日本協会はアメリカとの強化試合を発表していますが、よく思い出してください。まだ、新監督は発表されていません。監督は誰が務めるのでしょうか。どのみち高倉監督が務めるので、それまでの場しのぎになるのか。なでしこも心配ですね。リオ五輪まであと4か月。そういえば、余り強化試合が無いですね。もっともっと試合を組んでもいいのではないでしょうか。この強化試合の少なさも、ザックジャパンやこの前のなでしこにちょっと似ている気がします。頑張ってもらいましょう。
事例紹介コラムです。
今日、ロシアW杯アジア最終予選の組み合わせ抽選会があり、組み合わせが決定しました。ついに決まりましたね。泣いても笑ってもW杯出場に向けて、最後の戦いが始まります。まずは、サッカーキングの記事を抜粋して紹介。
9月から約1年間かけて行われる最終予選では、2次予選を勝ち抜いた12カ国を6カ国ずつ、AとBの2グループに分けて、ホーム&アウェーの総当たり戦(各国10試合ずつ)を実施。各グループの上位2カ国が本大会への出場権を獲得し、各グループの3位に入った2カ国がホーム&アウェーの2試合を戦い、その勝者は北中米カリブ海の最終予選で4位なった国との大陸間プレーオフで、ロシア行きの切符を懸けて対戦。
【アジア最終予選の組み合わせ(カッコ内は最新のFIFAランキング)】
■グループA
イラン(42位)、韓国(56位)、ウズベキスタン(66位)、中国(81位)、カタール(83位)、シリア(110位)
■グループB
オーストラリア(50位)、日本(57位)、サウジアラビア(60位)、UAE(68位)、イラク(105位)、タイ(119位)
【最終予選日程(日本)】
2016年9月1日(木)ホームUAE戦 / 9月6日(火)アウェータイ戦 / 10月6日(木)ホームイラク戦 / 10月11日(火)アウェーオーストラリア戦 / 11月15日(火)ホームサウジアラビア戦 /
2017年3月23日(木)アウェーUAE戦 / 3月28日(火)ホームタイ戦 / 6月13日(火)アウェーイラク戦 / 8月31日(木)ホームオーストラリア戦 / 9月5日(火)アウェーサウジアラビア戦
サッカーキング該当記事:http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160412/430210.html
個人的にはオーストラリアが不気味ですね。今年なでしこでやられ、忘れもしないドイツW杯で惨敗を期した相手。いくら最近、親善試合でいい試合を演じていても本番は関係ありません。ドイツW杯の時も楽観論でしたが、見事にやられました。また、中東勢も侮れません。去年のアジアカップの準々決勝で敗れたのがUAEです。何と、この時の準優勝がオーストラリア、3位決定戦に進んでいたのがUAEとイラクで、UAEが3位に終わっていますが、この時のベストが3チームも今回のグループBにいます。今のところ、国内メディアは楽観論ですが、本当に楽観視していいのだろうか。そして、サッカーマガジンZONEで、対戦する5カ国について分析しています。以下、抜粋して紹介。
通算対戦成績と直近5試合の対戦データを分析。W杯予選等の公式戦と国際親善試合の結果を同列で語ることは少し無理があるが、通算対戦成績で見る限り、日本は同じグループの5カ国に対して勝ち越し。不気味なチームばかりだが、今の日本代表に苦手意識は見当たらない。
オーストラリアとは、21世紀に入ってから11回も対戦し、ここ5戦は3勝2分と負けなし。サウジアラビアとUAEには、ここ5試合で2敗。特にUAEは昨年のアジアカップ準々決勝でPK戦負け。日本の対戦5カ国との対戦データは以下のとおり。( )は報ステの情報。
・オーストラリア/通算8勝8分7敗: 最近5試合の結果:3勝2分0敗(何と、W杯予選では4分2敗)
・サウジアラビア/通算7勝1分3敗: 最近5試合の結果:3勝0分2敗(サウジのホームでは戦った経験が無い)
・UAE /通算5勝8分2敗: 最近5試合の結果:2勝1分2敗:1PK負け
・イラク /通算6勝2分3敗: 最近5試合の結果:5勝0分0敗
・タイ /通算14勝4分2敗: 最近5試合の結果:3勝1分1敗
サッカーマガジンゾーンウェブ該当記事:http://www.soccermagazine-zone.com/archives/30189
これらの対戦成績を何と観るかですね。今年のなでしこの五輪予選でも、国民みんながまぁ大丈夫だろう。世界3位のチームが予選敗退する訳が無いと勝手に妄想していましたが、あっさり予選敗退です。本当に嫌な予感がします。今回、予選突破できたとしても、個人的には次のカタールW杯がやばいと思っています。そして、セルジオ越後さんがコラムで吠えていました。当ブログでは以前によく紹介していましたが、今回はすごい説得力があるので、今回抜粋して紹介させていただきます。
【セルジオ越後「リオ五輪を控える五輪世代が頑張らないとダメだ」】
最終予選は甘くない。2次予選でも露呈した課題に取り組んでいかなければいけない。中でも気になっている課題は2つ。1つは体格が良く、引いて守りを固める相手への対応。これは昔から変わっていないが、ボールを回すだけで攻撃の形をつくれず、逆にカウンターから決定的なチャンスを作られる。先日のシリア戦にしても、最初の2得点は相手の守備を崩し切ったというよりは、ラッキーと相手のミスで生まれたもの。遠めの距離からでも積極的にシュートを打つことも大事だし、セットプレー時の工夫がもう少しあっていい。
それ以上に深刻なのは選手層の薄さ。おそらくシリア戦のスタメンがハリルホジッチ監督の考える現時点のベストメンバーなのだろうが、ザックジャパンのブラジルW杯時のメンバーとほとんど変わず、よく言えば不動、悪く言えばマンネリ。確かに岡崎、本田、長友らは経験もあるし、働きを計算できる選手。でも、彼らも今年で30歳になり、主力が年齢を重ね、相手に研究されて痛い目に遭ったなでしこジャパンと同じ道をたどらないようにしないといけない。
そういう意味で、2次予選は新戦力を発掘する絶好の場で、ハリル監督も何人かの選手を試したけど、残念ながら不動のメンバーを脅かすような選手は出現せず。原口と金崎が目についたくらいだが、まだまだアピール不足で、スタメンを奪うほどでない。また、「ぜひ代表で使ってほしい」と思うような選手もこれといって見当たらない。だからこそ今後は若手のアピールに期待したい。特にリオ五輪世代が頑張らないとダメ。
かつてのアトランタ五輪代表チームには、五輪後にA代表でも長く主力として活躍する選手が多くいた。彼らはただ才能に恵まれていたわけでなく、「A代表に行っても俺たちがレギュラーだ」という熱い気持ちがあり、そのギラギラした感じがプレーにも表現。五輪で経験を積んで成長し、A代表に勢いをもたらした。今の五輪世代からもそういう選手が1人でも出てくれれば、最終予選に向けて明るい材料。
日本協会にお願いがある。当然ながら、代表強化には組織的なバックアップも必要。だから、最終予選までの唯一の強化試合となるキリン杯(6月:ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、デンマークが参加予定)をより意義深いものにすべく、ベストメンバーで来日してくれと今から相手チームとの交渉に当たって欲しい。田嶋会長の手腕に期待。
ライブドア該当記事:http://news.livedoor.com/article/detail/11386423/
セルジオさんにしては、少し緩かった論調でした(笑)。この中で気になるのが「主力が年齢を重ね、相手に研究されて痛い目に遭ったなでしこジャパンと同じ道」という部分。同じ道を歩む可能性は結構あります。ロシアには出れても、カタールには出れないかもしれません。ぜひ、なでしこジャパンの悲劇を反面教師として学び、過ちを起こさないように日本協会は頑張って欲しいですね。
実際はなでしこの時と同じ初戦にかかっているともいます。相手は去年のアジア杯準々決勝でPK負けしたUAE。もし負けると、なでしこのようにズルズルといってしまうかもしれません。第2試合は灼熱のアウェータイ戦。ここでも勝てなかったら、非常にやばいと思います。本当に厳しい大会だと思います。心のどこかで「大丈夫だろ」と思っていてはいけません。本当に「厳しい」のですから。日本は普通に進歩していても、アジアの他の国々はもっともっと早いペースで進化していますから。日本が出ないW杯なんて簡便して下さいよ。
TV生観戦レポです。
ロシアW杯2次予選シリア戦です。先発を観ると、アフガニスタン戦と打って変わってベストメンバーです。今日も生書き込み。今日のフォーメーションははいつもの4-3-3。日本の得点ですが、前半6点に対して後半16点というバランスになっています。シリアはこの試合で引き分け以上であれば、自力で最終予選進出を決められます。シリアといえば、内戦状態で大変な事になっている国。そんな国のチームなので、2次予選を2位キープというのはよく頑張られていると思います。キックオフ。
今日のキャプテンマークは岡崎。今日のCKは宇佐美が蹴っていますね。シリアも球際が強いです。ディフェンシブに入るかと思ったら、結構前に出てきます。日本との勝ち点差は1点で油断できません。前回のシリア戦は前半が0-0で、後半が3得点でした。その前回と比べて、選手間の距離感がいいようです。何とシリアのGKはバレーボールのように腕で叩いてボールを送って、会場がどよめきました。
シリアも守りが堅いです。前半17分にFKから、GKが弾いて、それが相手DFの顔面に当たって跳ね返り、入りました。★★★日本ゴォール!!! オウンゴール!★★★ 1-0。今日は香川がよく動いています。いつもより少し高い位置で、比較的自由にできているので、今日は得点できるかもしれません。
フットボールチャンネルに、「シリア代表が戦う意義。日本とは異なる“背負うもの”。明日なき人々の希望に」という記事が載っていました。国内の混乱の中、わずか17名で来日。シリア戦は去年の第1戦は、中立国のオマーンで開催されています。コラムには「ピッチ外で大きな問題が起こると代表チームが強固にまとまる」と書いてあります。シリアは守りに慣れてきたのか、サイドを捨てて中を閉じるDFになってきました。今日ももう一つ決定力がありません。何度も惜しいシーンがありました。ここで前半終了。
後半スタート。後半うって変わって、両チームとも、ややトーンダウンした印象。山口が接触プレーで負傷。鼻から出血していますが大丈夫か。ここで山口に替わって原口投入。完璧なセンタリングを本田がヘッドでじっくり狙いましたが、わずか数センチで外れる。そのあとにシリアの猛攻。ポストに当たって救われました。シリアも強いです。
後半21分、ゴール前の混戦。香川がゴール前で見事な反転シュートが決まる。香川の久しぶりの得点。ブンデスリーガで見せたビューティフルゴールです。★★★日本ゴォール!!! 香川ゴール!★★★ 2-0。香川に躍動感が出てきました。何年か前の動きの堅かった香川とえらい違いです。
しかし、今日の試合は確かに2点取りましたが、何回決められなかったシーンがあるんだという試合でもあります。2次予選なら勝てても、最終予選や本番では、こういうところが足を引っ張ってくると思います。ここで岡崎に替わって金崎投入。
日本は2次予選でまだ失点がありません。このまま終えてほしいです。ここで宇佐美に替わって清武投入。後半41分にカウンターから抜けて、香川からセンタリング、本田がヘッドでやっと決めました。★★★日本ゴォール!!! 本田ゴール!★★★ 3-0。本田は2次予選6試合連続ゴールとなりました。続いて、後半45分にゴール前に迫ってから一度香川がシュートするが、GKがブロック。こぼれたボールを流し込みました。★★★日本ゴォール!!! 香川ゴール!★★★ 4-0。
まだまだ続きます。後半48分にサイドを駆け上がった長友からセンタリング、原口がヘッドで決めました。★★★日本ゴォール!!! 原口ゴール!★★★ 5-0。ここでホイッスル。岡崎は史上5人目の代表Aマッチ100試合を達成しています。今後の予定です。6/3、6/7にキリンカップ、9月にはW杯最終予選が始まります。頑張ってもらいましょう。
TV生観戦レポです。
昨日に続いて、今日はU-23日本代表の海外強化試合です。今回はポルトガル遠征という事で、初招集となったファンウェルメスケルケン際に注目です。相手はロンドン五輪の準決勝で日本に勝ち、金メダルを獲ったメキシコという事で、今の立ち位置がよくわかる試合です。矢島選手は招集されなかったですが、岡山から豊川選手が選出されています。先発はいきなりファンウェルメスケルケン際が出ています。故障者が続出したあサイドバックです。表情は全くの日本人ですね。岡山の豊川も。そしてGKは柏の中村(チャントは桜田淳子)です。キックオフ。
おっと前半2分、インターセプトしたボールを中島が遠目からシュート、相手選手にちょっと当たって決まってしまう。★★★日本ゴォール!!! 中島ゴール!★★★ 1-0。今日のフォーメーションは4-2-3ー1で、世界を意識した布陣です。グラウンドは少しボコボコしているところもあるようです。コンビネーションが今一なのか、ファンウェルメスケルケン際が何度か裏を取られています。まだチームに合流してから2日なので無理ないか。
最終予選では不調だった南野の調子がいいようです。ファンウェルメスケルケン際はロングスローもでき、チームへの順応力もあるようです。確かに長いロングスローを投げていました。CKは岡山の豊川が蹴っています。
中村は最終予選の直前にけがをして出場を逃したようです。本番の正GKはどっちなのか。手倉森監督はニコニコしています。手ごたえを感じているのか。やはりメキシコには長身選手が無く、日本と体格がよく似ていますね。久保は最終予選で全試合出場しています。遠藤がボールを奪って、華麗なパスワークから最後は南野が決める。★★★日本ゴォール!!! 南野ゴール!★★★ 2-0。日本はノビノビと攻撃しています。メキシコのセットプレーに要注意です。ボール支配率は日本が4割に対してメキシコが6割。今日は球際が強いですね。ここで前半終了。
岩波、豊川に替わって、奈良、井手口投入し、フォーメーションは4-3-3。後半スタート。豊川はどうだったのか。メキシコもメンバーを2人替えています。中島は164cmだが、当たり負けしません。体幹強いです。後半の攻撃も遠藤主将が効いています。ここで原川に替わって、金森投入。フォーメーションが2トップに替わりました。メキシコは後半になって、圧倒的にクロスの数、セカンドボールを拾うシーンが増えました。
ここで南野に替わって、鎌田投入。サイドからボールをつながれ、ボレーを決められる。日本痛恨の失点・・・ 2-1。際、中島に替わって、小泉、関根投入。これで日本は交代枠6人をすべて使いました。
メキシコは北中米予選で1失点のみで優勝している強豪。そのチームから2点取っていますが、所詮強化試合です。あてになりません。植田はヘディングが強いです。今日は競り合いで負けていません。後半はメキシコが牙をむいてきました。日本は少ないタッチでボールを回してきます。メキシコも死に物狂いで迫ってきます。ちょっとここで思うのが、今日メキシコに勝っても、一つ心配なのが、この試合がこのチームのピークになってはいないかという事。かつてのジーコジャパンではW杯本番直前のドイツ戦にピークが来て、本番ずたボロでした。所詮強化試合ですから、あくまでピークは本番ですよ。中村いいです。大活躍です。メキシコの怒涛のパワープレーが続いています。ここでホイッスル、勝ちました。
TV生観戦レポです。
今日明日と代表戦が続きます。今日は日本代表の2016年初戦。ロシアW杯アジア2次予選で、相手はFIFAランク151位のアフガニスタン。(日本は56位)2位のシリアとは勝ち点1点差で油断ができない位置。今日は帰国して間もなく、コンディションの関係で本田と香川はベンチスタート。先発では岡崎、金崎の2トップ。やってやれ酒井の名前もあります。今日の先発11人のうち、GK東口、森重、柏木、曲者金崎の4人以外の7人は全員海外組です。ブンデスリーガで好調の原口と清武も先発。今日も生書き込み。キックオフ。
サポティスタに載っていましたが、今日の試合は珍しく当日券が売られていたそうです。つまり不入りという事。相手も弱く、試合に魅力がないのかな。ザックジャパンの'12年5月のアゼルバイジャン戦以来だとか。前半11分、ゴール前の混戦。原口のシュートはポストを叩く。今のフォーメーションはダイヤモンドになっています。ハリル監督は1年目は理解を深める、2年目の今年は第2段階に入るというコメントがあったそうです。この試合で新しいトライをするようですが、どんな内容なのでしょうか。
前半43分、ゴールまでマークを振り切って、岡崎が流し込みました。★★★日本ゴォール!!! 岡崎ゴール!★★★ 1-0。さすが、現在プレミアありーぐ首位を走るレスターの主力。技ありでした。ここで前半終了。前半は点は入りましたが、今日の相手を考えて全体的には凡戦でした。
後半スタート。交代は無し。後半13分に金崎がふわりと浮かせて、ゴール前に抜け出てきた清武が決める。★★★日本ゴォール!!! 清武ゴール!★★★ 2-0。途中出ていなかった時期もありましたが、2012年以来2ゴール目だそうです。金崎は癖のある曲者選手ですが、いい仕事をしました。その後も何度も相手ゴールに迫りますが、堅守に跳ね返されます。後半19分にやってやれ酒井が中に送ったボールが、相手に当たってコースが変わり、オウンゴールになりました。★★★日本ゴォール!!! オウンゴール!★★★ 3-0。ここで、ハリル監督が動きました。まずは、柏木に替わって香川投入。こういう弱い相手との試合でまずは輝かないと。
ここで、懐かしい顔が出てきました。岡崎に替わってハーフなーマイク投入。かつて本田に足元が下手な選手と言われた194cm大型FW。2013年10月以来の代表戦だそうです。そういえば、背が高いが足元が下手がFWってどこかにもいたよなと。後半29分にCKから吉田がヘッドで押し込みました。★★★日本ゴォール!!! 吉田ゴール!★★★ 4-0。続いて後半33分、清武のFKから金崎がヘッドで落として、金崎が体ごと押し込みました。うれしそうです。★★★日本ゴォール!!! 金崎ゴール!★★★ 5-0。あと香川ですねと解説から言われていました。確かに今日は消えていますね。
ここで、金崎に替わって小林悠投入。ハリル監督も今日は余裕で穏やかな表情です。香川が得点を狙いますが、相手GKもファインセーブが続きます。宇佐美の表情が何となく複雑っぽいです。連続出場が途切れましたからね。ここでホイッスル。
東スポWEBに「人気凋落のハリルジャパン」という記事がありました。ハリル監督とJクラブの対立と、見どころの乏しい試合内容で地盤沈下が続いていて、TV視聴率が大不振としています。チーム力が向上しない焦りからハリル監督はどんどん暴走。自信の発案で強行した代表合宿では、クラブとの約束を反故にして故障する可能性がある過酷な練習を強行。クラブ側も猛反発。深刻な対立を起こしかねない状況と。
今回の2次予選も無敗ながら、攻撃は単調でイージーミスを連発し、決定力不足を露呈し、面白みのない試合運びでファンや評論家からつまらないサッカーとの評価。人気低迷でTV視聴率も下降し、ザックジャパン時代は同じ予選で30%超えを連発していたが、昨年の東アジア選手権では1ケタ目前の危険水域。人気低迷に苦しむ様子はかつての岡田ジャパンと酷似。「この窮地を救うのは本田しかいない」と書いてありましたが、これってどこなで観た光景だと思ったら、澤ロス前のなでしこジャパンじゃねえかと思ってみたり。とにかく、TV視聴率よりも実績でしょう。マスコミの雑音は無視してとにかくしっかり実績を作って欲しいです。実績を残せば、手のひら返すようにマスコミは味方になってくれますから。