トイレの大変身!
病を得て、とうとう家に引きこもるようになってしまった。
それなのに畑の耕作面積はますます大きくなっていくばかり。
「気分転換とリハビリにはいいんだ」と呟きながら、今日は、蕗の薹を摘みフキ味噌を作って昼ご飯を食べた。
しかし、その一方で、トイレと風呂の集中工事にも取り組んでいる。
今までは、コンクリートの床むき出しの風呂、ステンレスむき出しの便器だったが、持ち合わせの着物を解き、夜通しミシンをかけまくって、それらむき出しの代物を覆いつくし、和風トイレになりつつある。
便器は、最終的には壁と同じく檜板で覆って、一見したところではただの箱にしか見えないようにするつもりでいたが、今のままでも結構おしゃれな出来具合なので、このままでもいいかと思い始めている。
トイレと風呂の境目も板で仕切って扉をつけるつもりでいたが、ビニールカーテンで仕切り、トイレ側に着物生地で縫ったカーテンを下げるとおしゃれになった。
トイレ入り口ドアは拾ってきた白いぼろ扉のままだったのを、両面テープで着物生地を貼り付け、窓の部分には絽の夏物喪服をほどいてカーテン代わりにし、その上に長襦袢で赤いカーテンとしたら、ごらんのとおり。
絽は向こう側が透けて見えるので、トイレ側からは部屋が見えても部屋側からはトイレの中は見えないので、電気代節約になる。
トイレのごみ箱・電気温水器・棚も帯や着物で専用カバーを作って付けた。
トイレは今や我が家で一番ゴージャスな空間となった。
めでたし、めでたし。