がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

「シン・ゴジラ」「オデッセイ」鑑賞

2016年08月03日 | ホームシアター&エンタメ

前回のエントリーが梅雨まっただ中だったんですが、気が付くと梅雨も明けて夏まっただ中。笑っちゃう位雨が降らない日が続きます。

先月後半は、毎年の如く長期出張で一週間ほど京都に滞在。出張中のホテルがAPAからとうとう東横inに変更となりました。

あの出張族には受け入れられないAPAの価格設定は流石にアウト。土曜日なんて価格差3倍以上っすよ。もう使ってやんない。

 昨年もそうだったんですが、出発日を一日早めて途中倉敷の水島に寄りまして、水島コンビナートの夜景を撮ってきました。

今回はナカナカ良い撮影スポットに辿り着けたお陰で、念願の全景を取ることが出来て大満足。今回出張に際して折り畳み自転車を購入したんですが、

やはり自転車の機動力は侮れないですね。車だとどうしても駐車場所の確保が大問題になりますが、自転車だとどこでも気軽に移動出来てしまうので

カメラぶら下げてウロウロするには好都合。もっと早く買っとけば良かった。

 京都は今まで散々出張してたんですが、なんせ生まれ育った町でもありまして、わざわざ写真撮るような気になれなかったのが今までだったんですが、

明るい単焦点と抜けの良い標準レンズを手に入れてから急に撮りたくなって、これまた自転車で彼方此方ウロウロ撮ってきました。

 京都は観光地だけに季節ごとに様々な表情を見せてくれるので、今後出張の度に色々取りに行ってみようかと思うようになりました。

 

 さて、出張から帰還したら、模型仲間さんから「シン・ゴジラ」観に行きませんか~と誘われたので、珍しく公開初日に映画館に観に行ってきましたよ~

いや~、面白かった。ただ、この作品は殊更ネタバレ無し事前知識無しで見た方がイイですね。

↑この人を特段支持してるわけじゃ無いんだけど(っつーか、知らないオッサン)、この動画の5つの理由ってとこに

私が感じた面白さが全部入ってました。言葉で表現するのが難しいと思いきや、この人はちゃんと言葉にしてネタバレ無しで見事に推している。

一番最初のゴジラと1984年のゴジラ、それからvsヴィオランテの3本は好きですが、他のは総じて興味さえ無い私にとって、

今回の「シン・ゴジラ」は、先述の3作にハリウッド版含めても最高に面白いゴジラ作品でした。邦画としても近年屈指のお気に入りです。

 事前の読み通りというか、ヱヴァンゲリヲンをイヤでも意識しちゃう庵野作品ですが、本作ではむしろ潔い位真正面からヱヴァコラボしとりました。

これが鼻につくって人も居るのかも知れないけど、私個人としては非常に面白いコラボレーションの仕方に思えましたな。

気持ちいい位に庵野手法を使いまくってて、使徒をゴジラに置き換えてネルフを国家直属の巨災対本部に置き換え、ゼーレを国連に置き換えて

ヱヴァは居ないという絶望感って感じでしょうか。テロップの使い方も途中からは笑いの要素になってますが、これも庵野氏の狙いなんでしょうね(笑

『シン・ゴジラ』予告

ともかくも、日本産ゴジラ映画でありながら、微塵も子どもに媚びていないどころか、社会に出てない子どもには理解不能な要素テンコ盛りな大人向けゴジラ。

もっと言えばヲタク向けゴジラか。いずれにせよ久々に何度もリピートして観たい邦画って久しぶりな気がしました。

 

「オデッセイ」

原題はThe Martian。”火星人”って成るのがイヤなら原題通りに表記すりゃ良いのにオデッセイって付けてアホみたいにドヤ顔してる担当者の顔が浮かぶ。

元は原題同名の小説が原作。監督は当初は「クローバー・フィールド」のドリュー・ゴダートが担当する予定だったが、マット・デイモンをキャスティングするに当たって

最終的にリドリー・スコットが担うこととなった。っつーことで、主演はマット・デイモン。マット・デイモン=宇宙飛行士ってことだと「インターステラー」の

唯一の悪役(?)だったマン博士役が印象深いけど、その直後の公開作が本作だったので何となくザマァミロ感があったりした(笑

人類が火星開拓を始めるようになった近未来、ジェシカ艦長をはじめとする有人火星探査隊アレス3は、探査ミッション中に思いがけない大嵐に出くわし

探査を中止して火星を離れることを決断するが、ベースキャンプから離着陸船に移動する際に、植物学者として同行していたマーク・ワトニー(Mデイモン)が

嵐に吹き飛ばされた通信アンテナと激突して行方不明となる。ギリギリまでマークの救出を試みた艦長だったが、このままでは全滅という事態も考えられたことから

マークの捜索を諦め残りのクルーのみで火星を離れるという苦渋の決断を余儀なくされる。通信データからマークの宇宙服が破損し、

1分と持たないと思われ見捨てられてしまったマークであったが、アンテナの破片が腹部に刺さり、その際の出血の凝固と破片が刺さったままだった事が幸いして

実は生き延びていたのだったが、已に火星を離れたクルーは知る由もなかった。

 生き延びたとは言え、なんせ火星である。酸素・水、そして何より食料の確保が絶望的な状況の中であったが、

マークは植物学者。偶々発見したパーティー用の取って置きのジャガイモの真空パックを発見したマークは、

そのジャガイモを種芋として、人糞を肥料に栽培することを思い付く。計画通りに行けば、次に有人探査船が火星に到着する

4年後まで生き残れるかも知れないという一縷の望みに賭けるのであった。

ドリュー・ゴダートが監督していたら、ひょっとすると一人称視点のモキュメンタリー的な手法で取られていたかも知れない本作ですが、

リドリー・スコットが監督を引き受けたことで、原作同様のSFサバイバルエンターテイメントとして映像化されています。

ハンガリーで主要シーンが撮られたそうですが、火星の風景を最もらしく描き出し、まるで実際の火星の風景であるかのような

壮大で美しい情景描写は特筆もの。今回は3Dでの鑑賞でしたが、元々3D作品として製作されているらしく、立体感も抜群の出来でした。

NASAの長官役でジェフ・ダニエルズが出てました。「LOOPER」でも思ったけど、あん時より一層老けちゃったな~。

気が付きゃ「スピード」のハリーさんも今や還暦超え。自分も自分が思ってる以上に老けてきてんだろうなぁと鏡を見るのが益々怖くなる(笑

また、火星探査の統括責任者役のカプーア役には「それでも夜は明ける」で一躍名を馳せたキウェテル・イジョホー。

あと、ちょっと面白いところでは、悪役でのキャスティングが多いショーン・ビーンが、本作では超イイ人を演じてますな。

感想としては、充分面白かったんですが、「ゼロ・グラヴィティ」や「インターステラー」程では無かったな~って感じ。

火星に一人取り残された男の悲劇が中心なんだから、もっと孤独感を前面に出しても良かったように思うんだけど、

マークが生きてることが判ってからのNASAでのドタバタのウェイトが大きすぎて、マークの置かれた現状の悲壮感が薄らいでいたと思います。

The Martian | Teaser Trailer [HD] | 20th Century FOX

又、作品中で食料の維持が厳しくなる中で摂取カロリーを大幅に制限した日々が7ヶ月続いた後のマークの肉体は、

序盤に比べて明らかに痩せ細り肉体的精神的限界を身を以て体現していましたねぇ。役者根性スゲェって思いきや、

何とあの痩せ細った姿はCGだったんだそうな(笑。これは、過去に彼が作品のため(戦火の勇気)に大幅なダイエットをした際に

健康障害を併発してエラいことになった過去があり、本人はやる気だったらしいがスタッフサイドとエージェントが止めたってのが真相のようです。

映画「オデッセイ」本編未収録映像: ARES3 Farewell(アレス3 フェアーウェル)

映画「オデッセイ」本編未収録映像: Right Staff Piece(ライトスタッフピース)

↑、これらの映像は本編に無いので、これから本編観る人は観ておくといいかも。

 

さて、もう8月になってしまいました。気が付けば模型展示会まであと2ヶ月。そろそろ出品作の仕上げに取りかからないとイカン時期ですな。

出品作は何れも概ね完成に近い状態ですが、最後の仕上げが残ってるものバッカリ。結局今回は車ネタは一個もナシって事になります。

車の場合、使用するマテリアルの関係で、私の製作法だと展示会までに間に合うように製作するのはスケジュール的に無理なもんで。

気が付けば40代も半ばを過ぎまして、この年頃に模型バカスカ作れるほど暇ぶっこいてないのは、或る意味有り難いことだと思うのです。

と、展示会前にあれこれ言い訳を撒き散らしておくのでありました(汗

 

コメント (4)
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