がらくたどうBlog

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スパイ・レジェンド

2015年07月05日 | ホームシアター&エンタメ

もっか注文中で今月半ばに届く予定の軍艦島のBD。

もう一つ、軍艦島アーカイブスってのも同じ頃リリースされる筈なんですが、どっちを買おうか迷った挙げ句に映像優先でヘリテージを選択。

アーカイブスの方は、映像も沢山収録されていますが、どちらかというと軍艦島の歴史にスポットを当てている商品でして、

歴史を取るか映像を取るかの選択をしたわけですな。

 軍艦島と言えば、このエントリーを書いてる時点では、未だ世界遺産登録が為されるか否か混迷のど真ん中。正直、世界遺産登録を祝して書こうと思っていたのだが、、、

本来は今日中に登録されるはずだったのだが、まーーーたあの国が難癖付けて、挙げ句にテメェんとこの登録にはチャッカリ日本の支持まで取り付けておいて、

いざ審査の段階で約束反故にして反対に回って一悶着なんだそうな。どうやら大戦中の強制徴用の事も含めろとか言ってるらしいが、

強制徴用された者に多額の抗員報酬が払われていたなんて矛盾も甚だしい話だ。

 自分の場合、嫌韓派ではありません。あんな国どうでも良い派です。無視しとります。国民ってのは嫌いじゃないですがね、国も思想も文化も有っても無くても全部どうでもいい存在です。

政府もあの姑息な告げ口外交で、欧米の無知なる文化人がオレオレ詐欺に騙される年寄の如くコロッと騙され丸め込まれている現実が無ければ、イスカンダル迄の距離レベルで

距離を置きたい国じゃなかろうか。大体、日本って戦後は7年間GHQの統治下に置かれ被占領下にあったんですよ。あの国の政治家がガタガタ言う話が事実で有れば、

それこそGHQによって綿密な記録保持がされとるだろうにね。ともかくも、世界遺産登録の邪魔をしたり、ショーもない銅像彼方此方に作ったり、面倒くさい国だな~と思うところ。

自分の立場を優位にする為に嫌がらせや告げ口ばっかりってのは、小学生レベルの話よ、ほんと。

 

「スパイレジェンド」

なんか全力中二病なタイトルですが、原題は原作と同じく「The November Man 」。直訳すると[11月の男]ですが、冬の始まりというところから

「通り過ぎた後は何も残らない」を暗喩する呼称です。うーむ、原題の方が更に中二臭い。

 監督は、ロジャー・ドナルドソン。結構古参の監督で、主演のブロスナンとも「ダンテズピーク」で組んだことがありましたな。

この監督の作品は、結構私好みの作品が多く、「追いつめられて」「スピーシーズ種の起源」「13デイズ」「リクルート」「バンクジョブ」等印象深い作品が多い。

 主演は、ピアース・ブロスナン。5代目ボンドが強烈な印象になっていて、これが良くも悪くも彼のキャスティングの幅を狭めてるのだろうか、中々出演作に恵まれない俳優です。

しかし、今作では「元凄腕のスパイ」という打ってつけの役どころ。ヒロインは、6代目ボンドの「慰めの報酬」でボンドガールだったオルガ・キュリレンコってとこも妙ですな。

 主人公はCIAの凄腕諜報員デヴェロー(ブロスナン)。5年前、要人保護の為に出動し、殺し屋を摩擦すべく部下であったメイソン(ルーク・ブレイシー)と共に任務に就いていたところ

命令を無視して発砲したメイソンによって、殺し屋は仕留めたものの流れ弾で子供が巻き添え死するという失態を犯してしまう。この事が切っ掛けでデヴェローは引退していたのだが、

5年後、嘗ての同僚ハンリー(ビル・スミトロビッチ)から呼び出され、嘗ての恋人ナタリア(メディハ・ムスリォヴィック)が

諜報活動の中でロシアの次期大統領候補であるアルカディー・フェデロフ(ラザル・リストフスキー)に近付く事に成功し、

そこで彼の過去を知るものが次々と暗殺されている事と、そもそもフェデロフの隠したがる過去が何であるかを察知したらしいと知らされる。

状況的には非常に危険な状況で、いつフェデロフに殺されるか解らない為、CIAに対して自らの身の回収を依頼してきたことを聞く。

さらにハンリーは、ナタリアがCIAさえも信じておらず、またCIAも彼女を回収する気が無いことから、彼女自身がデヴェローによって

回収されることを望んでいると伝えるのだった。

 しかし、実際にはCIAがナタリアの回収に動き出しており、ナタリアもまさか引退したはずのデヴェローが来てくれるとは思っておらず、

フェデロフの金庫から数々の証拠写真を盗み出したナタリアは、いったんはデヴェローによって回収されるも、

フェデロフ側の組織に拉致されたと勘違いしたCIAの諜報員によってデヴェローの目前で射殺されてしまうのだった。

 一方のデヴェローも、ナタリアの回収は自身が単独で回収するより他に道が無いと思い込んでいた為、

ナタリアを殺したのはフェデロフ側の殺し屋だと思い込んでいた為、怒りに燃えたデヴェローは、

それがCIAの諜報員達とは気付かぬまま、回収部隊のエージェント達を血祭りに上げてしまう。

デヴェローが最後の一人を仕留めようとした時、ナタリアを狙撃した張本人と顔を合わせたのだが、

それは嘗ての教え子であったマンソンだった、、、何故CIAが味方であるナタリアを殺しデヴェローまで狙うのか。

 

 ブロスナン主演のスパイものとくれば、やはり007のボンドが否応なしにも気になるわけですが、

今作では逆にそのボンド役のイメージが功を奏していて、一線を退いた元凄腕諜報員というキャラクターに説得力を持たせていると思う。

実際、ブロスナンも今や還暦を過ぎて寄る年波を窺うには充分な見てくれになっている。しかしながら、眼光の鋭さや決断時の躊躇の無さ、

時折見せる冷徹さや状況分析時の沈着冷静さなど、一線を退いても「The November Man」と怖れられるに足りるカッチョよさでしたな。

 

 また、ストーリーも中々良く出来ていて(まぁ原作小説の出来が良いわけですが)、謎解きやスリルも満載で言うこと無し。

命令に従って行動してるだけの事情を知らないCIAエージェント達(雑魚キャラ)を無慈悲にデヴェローが殺しすぎっていう或る意味大問題もあるわけですが(笑、

そう感じたのもタイトルの「The November Man」の意味が物語終盤まで解らなかったからでして、意味が解れば「邪魔者は全て無慈悲に排除する男」の所以を

そうした演出によって際立たせているのだと納得がいきました・

 また、CIA在籍時に教え子であったマンソンとの師弟対決も見所の一つ。デヴェローと闘う立場となってしまったマンソンは

デヴェローに対しての尊敬の念を失ったわけでは無く、むしろ未だに師と仰ぎながらもかつて落第の判定を下されたデヴェローを見返すべく

師匠を超えたいという一心でデヴェローを追うわけですが、常にデヴェローの方が一枚上手であるという現実に地団駄を踏まされるという役どころなのですが、

ルーク・ブレイシーというハリウッドでは無名の俳優をキャスティングしてると思ったら、これまたどうして中々のはまり役でした。

 また、ヒロイン役のオルガ・キュリレンコもイイ感じ。オルガ嬢が演じるのは、フェデロフが最も隠したい過去を知るミラという女性を保護したケースワーカーのアリスという役どころ。

チチケツは貧相ですが(・∀・)、「慰めの報酬」から6年経ったっていうのに、

見てくれはむしろ若返ったんじゃねぇか?っつー位の美貌です。3年前にオブリビオンに出てたけど、あれよりも若返ってる気が、、、、まさか!?

The November Man Official Trailer #1 (2014) - Pierce Brosnan Movie HD

 

 

コメント (6)
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