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【完成】F-2B 支援戦闘機 21SQ

2008年07月02日 | 模型完成品


↑あまりに上手に出来てて感心しながらワロタ。


F-2B、一日遅れがチョト悔しいですが、一応予定通り二週間で完成。
 
 
 
 


コンセプトは基本素組みお手軽組み上げ。ただ、キットのままでは逆に組み難い部分は若干ですがアレンジしてます。
資料もネット検索で出てくるのをチョロっと確認する位でしたので、実機とはかなり相違があるかと思いますが、
んな事気にしては本職の車のキットが益々放置され続けることになるので無視々々。
なので、期間は二週間、実製作時間は約五晩程度か。実に10年近くぶりの1/48飛行機キットでしたが、
塗装の乾燥時間とか殆ど気にしないで進められるので殆どストレス無しで楽しめました。完成すると気持ちが良いもんです。
海洋迷彩は中々新鮮で面白かったんですが、やっぱブルタックマスキングを施して有る程度ラインを出した方が良かったかな?
今回は空軍機なので褪色表現は使いませんでした。定番の陰入れグラデ塗装のみ。飛行機やAFVは車とは違ったベクトルではありますが、塗装がとても楽しいのですな。
一応、今年の完成品第一号(笑。それにしてもコーションマークが多かった。貼った後に気付いたのだが、
小さなコーションマークが透明フィルムを介して何個も繋がった状態でデカールになってるんですが、
コレって、先ずそのまま貼ると位置決めが簡単なんですよね。で、ミソは貼った後にロゴ部を除いて
透明フィルムのみの部分は切り飛ばしちゃうって事なんでしょう。気付いたのがクリアー吹いた後だったので
フィルム層が残っちゃってるのが間抜けなわけですが(笑。自衛隊機だからか、F-16の30倍くらいコーションマークが付いてます。
コレが無いと現代型戦闘機は寂しいんですが、逆にこれほど多いと過ぎたるは何とやらですな。

 以下、画像を交えて、前回までに紹介していなかった作業内容。
 
 機種先端部及び周辺部にはピトー管やセンサーの類が有るんですが、ノーズ脇に付くL字型のピトー管は使えたけど、
レドーム両脇の角みたいなのは胴体部の摺り合わせの際に邪魔だったので取り払ってしまいましたし、
先端部のピトー管はキットのパーツだとバリ取りと断面円形処理が面倒だったので、
角は0.6mm径、先端は0.8mm径の洋白線をドリルレースして作り直してます。

 
急いで作った事による失敗その1のコクピット。シートベルトがないのはスケール的に寂しいので
板オモリから適当に創作して追加した位で、後はキットの指定通り組んでるんですが、
キャノピーを出たとこ勝負で装着しようとしたら、悪い方の予感が当たって合いが悪い(笑
彼方此方キャノピーパーツの裏側を可能な限り削り込んだんですが、どうやら表面も削らないと合わせきれないらしい。
既に塗装してデカールまで貼っちゃってるので表面に削る余裕はなく、まぁいいやとばかりにそのまま接着。
ちゃんと組むなら事前に摺り合わせんのは定石なんですが、定石無視するとキッチリやられますな。

 
 各翼に装着されてる放電索はキットのパーツだと「ゲート跡?」っつーくらい無骨なので
全部0.3mm洋白線に置き換え。21本もあるので意外と面倒くさい。

 
 失敗その2。垂直尾翼後端には空軍機らしく非常減速用のパラシュート(ドラッグシュート)が収納されてるんで
この部分はエナメルの濃緑色・フラットアース・フラッブラウン辺りを適当に混ぜたりして塗装処理。
ところが、キットのインストには指示が無いっぽいのだが、実際にはこのドラッグシュート収納部の縁は
機体色の明るい方の青で四角く縁取られてる模様。面倒なのでそのままスルーです。
ジェットノズル部は、排気口・排気管・エンジンファンの3ピース構成になってるので
先ずは全てのパーツをウィノーブラックで塗装。で、ファン部はアルクラッドのステンスチールを
中央の軸部と周辺の凸部にのみ塗料が乗る様に低圧低塗出にて塗装し下地の黒を生かしました。
排気管内部はアルクラッドのジュラルミンを砂吹きして、即席のフラットメタルグレイ塗装。
面倒くさいのは排気出口でして、先ず内壁を艶消し白で塗装し、モールドに沿って細く切ったマスキングテープを利用して
艶消し白+サンディブラウン+ハルレッドで調色したセラミックの焼け色を吹きます。ホントはここ
もっと細かいモールドが入る筈なんだけど、そこらはキットでは無視されてます。
 で、内壁をマスキングして今度は外壁。ウィノーブラックを吹いた上にクレオスのスーパーステンレスを吹き、
グロスブラックで焼け色グラデを掛け、自家調色のクリアーブラウンで焼け加減を整えてます。

 車と違って「塗る→組む→塗る→組む→・・・」の無限ループみたいな行程で実に面倒でもあるんですが、
1/48スケールだと、出来上がったときのサイズが結構大きいので、完成すると嬉しさ一入。
問題は工程が進んでくると机上のパーツ専有面積がメチャクチャ大きいってトコでしょうか。
コレを考えずに始めちゃって、息抜きの筈が完成するまでロータスに戻れないという本末転倒状態になっちまったのは誤算といえば誤算。
 尚、完成品を乗せるためのベースですが、100均で買ってきた額縁にコルクシートを貼り、
更に布ヤスリのシートを貼ってから、塗料ボックスの中で腐りかけてたタミヤアクリルのグレー系の色を
適当にバカスカ吹き付けてコンクリ地面っぽくして作ってみました。機体固定には、
三本のタイヤの底に0.6mm真鍮線を打ち込んで、ベースには脚が乗る部分の真下に内径0.8mmの真鍮管を仕込んでおき、
そこにタイヤのピンを差し込むことで簡易固定出来るようにしてます。



 自動車模型向けのネタとしては、今回の製作で、仕上げにはガイアノーツのEXフラットクリアー

ってのを使ってみたんですが、このエアコンで除湿を掛けた部屋とはいえ、
雨ばっかり降って塗装には不向きの極みなこの時期に吹いても白濁しにくいフラットクリアーです。
艶の消え方もフラットベースが自己主張するような粉吹き系ではなく、しっとりと艶を落とす感じ。
フィニッシャーズのスーパーフラットコートも気に入ってるんですが、このEXフラットクリアーも
かなりお奨めしたい逸品です。
吹き付けてから艶が消えてくるまで少々時間が掛かりますんで、最初「混ぜ損ねた??」とか思ったんですが
こんあ綺麗な艶の消え方するとは思わなんだなぁ。旧来の所謂「艶消しクリアー」と、フィニッシャーズのフラットコート、
そしてこのEXフラットクリアーは、それぞれ艶の消え具合が微妙に異なりますんで、
オープンカーの内装で部位ごとの表情に変化付けたい時など使い分けてみると面白いかも。


 と、やっとこ脱線ネタが終わったので、またロータスに戻らねば。

コメント (14)
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