がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

積みの罪

2006年07月13日 | 模型
 そろそろ関西短期移住の準備を始めてる@河童です。仕事で行くわけですが、ROMUとか犬小屋が参詣エリアになってしまうので、思わぬ散財をしそうで怖い(笑。

 ソレはともかく、前回のエントリーのコメントで、積み模型の話が出ていたので、自分なりに考えてみました。

 そもそも、積み模型をしてしまうのは何でだろうという原点を思い返してみますと、当たり前の話ですが、この趣味に於いては品物を買った時点で欲求の解決とはならないという点が大きいですね。つまり、買って品物を手に入れても、それを作り上げて初めて”消費”した事になる訳です。言うなれば、CookDoの回鍋肉の元とキャベツとピーマンと豚肉をまとめて買ったとしても、それらを開封し炒めて調理して食わなければ、消費したことにならない訳ですね。CookDoの回鍋肉は大好物です。どうでもいいですね。
 しかし、作るには相応に時間が要求されます。完成するまで他の商品が発売されなければよいですが、メーカー側はユーザーが「前に発売した商品がそろそろ完成した頃かなぁ?」とか考えてくれるはずもなく、次から次へと出してきます。メーカーは、製品を出荷し元値を回収して利潤を得た時点で目的達成です。ユーザーが完成しようがしまいがそんなことはどうでもいいわけです。
 
 で、ユーザーが積み模型をしなくて済む最も確実な状況というのは、実は恒常的且つ安定した供給が確保されるか否かに懸かっています。欲しいキットがいつでも手に入る、もしくは決して絶版にならないという状況が約束されているなら、直ぐに作るわけではないキットを、わざわざ慌てて金掻き集めてまで購入して棚の肥やしにする必要は無くなるわけです。

 しかし、こんな状況が現実的に訪れるわけもなく、いつ流通しなくなるか判らない状態で、全てのキットは流通しています。要するに流通している間に、欲しいアイテムであればあるほど手に入れる必要に駆られる訳ですな。

 と、今更私如きがドエラそうに講釈垂れるまでもなく、斯様な状況の中或る意味”模型趣味”が好きであればあるほど、必然的に積み模型をしてしまうんですよね。

 私が本格的に模型を趣味に持ってから大凡20+α年になりますが、この
買っておかねば欲しいときに手が出せないけど、買っても直ぐには作れず棚に積んでしまい、その内買ったことさえ忘れて棚の肥やしになっていた
というある種の悪循環は、時を経ても変わっていない気がします。永遠の悩みなんですかね?

 私自身もかなり積んでますが、積んでる理由を自己分析してみました。

・取り敢えず限定品
 /限定、それは甘い囁き積み
・限定と謳ってなくても事実上限定品(F1とかフェラーリとかガレージキットとか)
 /後悔先に立たず積み
・初期の方が金型の傷みが少なくパーツの状態がメーカーの設計状態に近い
 /初物好き積み
・定価に比してあまりに安く売られていた(笑
 /ヴァーゲン、それは甘美な響き積み
・店頭の棚で商品を眺めてる内に、脳内で完成させた絵面を想像してしまい、買った時点で何故か完成させた気分に浸ってしまった
 /脳内花畑積み
・メーカーが潰れて慌てて買い漁った
 /債権取り付け積み
・買ってないつもりで買って家に帰ったら既に買ってた
 /痴呆積み
・既に持ってるけど再販時に中身が改修された
 /メーカーに乗せられ積み
・カルトグラフのデカールが入ってる
 /カルト宗教積み
・一つは作る用で一つは保存用とか言いながら複数買い
 /実は二個買いだけど気分は一個しか買ってない錯覚積み
・買う気がなかった筈なのに突然買うしかないと思ってしまった。
 /電波積み

概ねこんな感じかと。大体皆さんも同じじゃないですか?

そんな訳で、積みは罪ってことか?ってネタでした。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする