先日読んだ映画監督ウディ・アレンのインタビュー記事が、すこぶる面白かった。
“ゆかりの女優”7人の名を並べた1枚の紙に、寸評を書き込んでもらった、というのだ・・・
「私が生涯に出会った人の中で最高におもしろい人物」と評したのはダイアン・キートン。70年代に交際し、1年ほど同居もした。監督はキートンの陽気な性格を好み、別れた後も、「アニー・ホール」などの作品で起用した。
対照的に80年代の恋人ミア・ファローについては「とても美しくすぐれた女優」とやや突き放した人物評。数々の作品を共に作り上げ、子どもももうけたが、のちに破局し、養育権をめぐって法廷で泥仕合を繰り広げたからか。
「マッチ・ポイント」など最近の作品で急成長したスカーレット・ヨハンソンは「現存する世界で最もセクシーな女優のひとり」。
スペインの女優ペネロペ・クルスは「エキゾチックで美しくセクシー」。
サマンサ・モートンは「かわいくてすぐれた女優」で、ミラ・ソルヴィーノは「賢くて才能豊か」と評した。
「夢と犯罪」に起用した新進ヘイリー・アトウェル評はただ一語。大きな字で「セクシー」と書いた。
(朝日新聞 2010.03.13)
・・・うーん、いいなあ(笑)。
特に、スカーレット・ヨハンソンの「現存する世界で最もセクシーな女優のひとり」がいいねえ。
74歳のウディ・アレン、ぜーんぜん枯れていない(笑)。
彼の創造力の源泉かもしれない。