碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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ウディ・アレンと女優たち

2010年03月17日 | 映画・ビデオ・映像

先日読んだ映画監督ウディ・アレンのインタビュー記事が、すこぶる面白かった。

“ゆかりの女優”7人の名を並べた1枚の紙に、寸評を書き込んでもらった、というのだ・・・


「私が生涯に出会った人の中で最高におもしろい人物」と評したのはダイアン・キートン。70年代に交際し、1年ほど同居もした。監督はキートンの陽気な性格を好み、別れた後も、「アニー・ホール」などの作品で起用した。

対照的に80年代の恋人ミア・ファローについては「とても美しくすぐれた女優」とやや突き放した人物評。数々の作品を共に作り上げ、子どもももうけたが、のちに破局し、養育権をめぐって法廷で泥仕合を繰り広げたからか。

「マッチ・ポイント」など最近の作品で急成長したスカーレット・ヨハンソンは「現存する世界で最もセクシーな女優のひとり」。

スペインの女優ペネロペ・クルスは「エキゾチックで美しくセクシー」。

サマンサ・モートンは「かわいくてすぐれた女優」で、ミラ・ソルヴィーノは「賢くて才能豊か」と評した。

「夢と犯罪」に起用した新進ヘイリー・アトウェル評はただ一語。大きな字で「セクシー」と書いた。
(朝日新聞 2010.03.13)


・・・うーん、いいなあ(笑)。

特に、スカーレット・ヨハンソンの「現存する世界で最もセクシーな女優のひとり」がいいねえ。

74歳のウディ・アレン、ぜーんぜん枯れていない(笑)。

彼の創造力の源泉かもしれない。

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