解説した、週刊新潮「菊池桃子」再ブレイクの記事全文が、新潮社のサイトにアップされたので転載しておきます。
「菊池桃子」なぜか46歳の再ブレイクで
離婚して本当に大正解だった
離婚して本当に大正解だった
何故かタレントの菊池桃子(46)が売れている。2012年に離婚。大学院にも進み、現在は母校の客員教授を務めるが、今やテレビにラジオ、講演などに引っ張りだこ。再ブレイクである。離婚は大正解だったか。
今年に入っても菊池桃子は連日のようにテレビに出っ放しだ。
1月4日『人生の楽園傑作集』(テレビ朝日系)、5日『はじめてのおつかい 爆笑! 25年記念スペシャル』(日本テレビ系)、7日『トコトン掘り下げ隊! 生き物にサンキュー!!』(TBS系=再放送)という具合。さらには12日と19日の2週にわたり、NHK総合『鶴瓶の家族に乾杯』に出演して、笑福亭鶴瓶と香川県坂出市を訪れる。
テレビだけではない、講演会の依頼も引きも切らない。昨年12月だけでも、テレビやラジオの合間を縫って、千葉、広島、静岡、岐阜と全国各地を駆け回っている。それにしても、46歳の元アイドルがどうして売れに売れるのだろうか。
「菊池桃子と同年代の元アイドルタレントは現在、ママタレやママドルと呼ばれていますが、彼女のように大学院まで行って学び直した人は見当たりません。彼女は所謂、普通のママタレたちとは一線を画します」
とは上智大学の碓井広義教授(メディア論)。
「法政大学大学院で修士課程を修了した後、母校の戸板女子短大の客員教授として、生涯学習についての講義を持つようになった彼女は“生涯学習タレント”と呼ぶべきかもしれません。このような分野で活躍するタレントは他にはいません」
■歌手としても
希少ゆえ、引く手あまたなわけだが、実は彼女、もともとは芸能界にそれほどの執着は持っていなかったという。
「彼女は80年代を代表するアイドルの一人でしたが、この世界にはさほど特別な思いはなく、むしろ結婚して子供が出来たら引退したいと考えていました。プロゴルファーの西川哲と結婚して、長男、長女をもうけ、そのまま専業主婦にもなれるはずでした」
とは芸能担当記者。
「しかし、結婚当初は夫の仕事が順調だったものの、試合で稼げなくなり、次第に遊び歩き、女遊びをして借金も抱えるようになった。彼女は子供たちのためにずっと耐えていたのですが、結局、12年に離婚しました」
彼女は家庭を支えるため、タレント活動を行なってきたが、その一方、離婚前から次のステップヘの準備を行なっていた。大学院への進学である。
「修士号を得たのは、彼女なりに考えての自己投資のはず。その選択は間違っていない。非常に賢い。他のママタレのように賞味期限切れになることもない」
とは先の碓井教授だが、芸能デスクは言う。
「とにかく、彼女はアイドル時代から今に至るまで、離婚は別にしてスキャンダルが一切ないのが強み。同性からも支持を得られるし、男性からも、アイドル時代の可愛さを持ち続けているので好感されています。昨年末の鈴木雅之のクリスマスディナーショーに出演してデュエットを披露しました。今年は歌手としても注目されそうな勢いです」
この活躍を見れば、離婚は大正解というしかない。
(週刊新潮 2014年1月15日号)