碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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週刊朝日で、ベッキーの“今後”についてコメントしました

2016年02月19日 | メディアでのコメント・論評



もはや“黒ベッキー”で復活? 
カンニング竹山のフォローもカギか

ベッキーが、テレビから消えた──。雑誌でゲス極・川谷(絵音)とのLINEが暴露されたことが響いた。10本のCM契約が白紙となり、出演していた「金曜日のスマたちへ」や「人生のパイセンTV」など10本の番組も休業に。いまなおバッシングが止まらない。

所属事務所のサンミュージックは2月5日、「1月30日をもって当面の間、所属タレントであるベッキーの番組出演を見合わせる」と発表した。

「一般の人も交え、ベッキーをたたくこと自体がエンターテインメントになっている」

この異常ともいえる事態を分析するのは、上智大学教授(メディア論)の碓井広義さんだ。10年前なら起こらなかった、という。

「なんでもネタ化するネット社会の象徴です。テレビで取り上げられ、ネットで広がり、再びテレビへというサイクルで盛り上がった。不倫はよくないが、犯罪ではないのにここまで追い込まれるとは本人も事務所も思っていなかったでしょう」


確かに、問題発覚時に「収束を待つだけ」と冷静に話していた事務所サイドが、「この顛末は想像を超えた」と漏らしたほど。

ネットに流れた悪評は永遠に消えない。このまま引退か、との見方もある中、事務所側は早めの復活を考えているようだ。

ある芸能関係者は、「休業は半年ぐらい」と推測する。

「社内の幹部会でがんばろう!と団結したと聞いています。ベッキーを売るのに10年かけてきたし、そう簡単に見捨てないはずです」

7年前、同じサンミュージックにいたのりピーこと酒井法子の覚醒剤事件後に事務所を救ったのは、ほかでもないベッキー。この7年、“一日の休みもなく”稼いできた。関係者が続ける。

「そのベッキーが蹴つまずいた今、事務所を支えるのは、カンニング竹山さんでしょう。映画、ドラマ、バラエティーと活躍し、実際にベッキーの次に稼いでいる。“妹がすみません”なんて各方面で謝っているが、ベッキーの休業中も名前をちょいちょい出して、ベッキー元気かなんて番組で呼びかけるかもしれませんね」

だが、イメージが悪くなったベッキーをお茶の間が受け入れるのだろうか? 

碓井さんは、本人の復活のカギは三つあると話す。それは「番組の時間帯」と「キャラ変」「周囲のフォロー」だ。

「ゴールデンではなく深夜番組から再開し、そこで別のキャラを出すべきです」

例えば、かつての模範的なイメージを白ベッキーとするなら今後は少し色っぽく自虐的な黒ベッキーになるといい、と碓井さん。

「あの騒動のときは黒ベッキーでしたと言えるくらいにならないと。それこそ竹山さんの番組に呼んでもらい、『ほら黒ベッキー謝れ』なんてつっこまれて、ぺこっとできるといいのですが」


じつは竹山自身、7年前に不倫全裸写真を雑誌に掲載されている。酸いも甘いも知った人生の先輩、“色々”な可能性がある妹を頼みますよ。

(週刊朝日 2016年2月26日号)


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