釘を刺してから

自身のドキュメンタリーの冒頭インタビューで、
「過去のことは根掘り葉掘り聞くな。退屈だから」と語る。とりわけ、パンクロックのコスチュームばかりか文化さえも産み出した、セックス・ピストルズのことは語りたがらない。
このことはドキュメンタリーの後半で謎が解ける。

毀誉褒貶をへて無一文になることも経験しながら、労働者階級の出からデイムの爵位を得るまでに昇るが。
その姿勢は一貫し、社会がそれに寄り添わなかっただけ。我が国なら、草間彌生の半生と重なるものがある。
年齢など念頭になく、前しか見えない傑物のドキュメンタリー。
新宿バルト9にて鑑賞。新宿の映画館で頻繁に遭う人↓

本年の劇場鑑賞は183本。2日に1本観ていたことになる。
ことしもお世話になりました。

吹き替えで観た

昨夜は19時ころに寝た。職場の諸氏からは「いつも元気ですねぇー」と言われているが、けっこう疲れは溜まっております。深夜1時に目が覚めてウダウダして4時にまた寝た。眠たい。

今年のセカンドラスト鑑賞の観客は2名、池袋なのに。ストーリーは、レネィ・ゼルウィガーの『ブリジット・ジョーンズの日記』と似た感じ。
話は逸れるが、僕はアン・ハサウェイの『プリティ・プリンセス』シリーズなんかも好きですね。

さて洋画の吹き替えバージョンは見ないことにしている。字幕に頼らなければ、内容を掴めはしないが、俳優の肉声を聴かなければと思っている。
この作品のエイミー・シューマー、コメディエンヌぶりはなかなかのもので、肉声も聴きたいところだったが、アテレコの渡辺直美のハマり方が良かった。お笑いで腕のある人は、他分野にもスンナリ入れる好例。

作品自体はロングランにはならんだろうけど。

堅ちゃんって？

間食＝お菓子の量を徐々に減らしていったら、確実に体重が落ちているが、いまだここに書くには憚られるウエイトです。

そんなところに、いただいたのは天乃屋 歌舞伎揚。顔イラストが判りにくかったが、開けてトレカを見ると...

平井堅です。能舞台？左の女性がシュールだが、まさかレアものトレカではないよね。

好き嫌いも分かれるだろうが平井堅、あれほど歌い上げるタイプの歌手もレアである。

🎶朝目覚める度に きみの抜け殻が 横にいる〜

正月休み2日目、朝目覚めると飼い猫の抜け殻があるだけです。このところ、母親の形見の柔らかい革バッグの上が寝床になっている。

あっ、天乃屋の歌舞伎揚は大好物。

韓国作品の転調ぶり

長い休暇の初日は、ポレポレ東中野に居るのが僕の通例であるが、今回はタイミングの関係により、シネマート新宿で平成30年180本目の映画館鑑賞。

『いつか家族に』、原題は調べていないが是枝監督『そして父になる』とカブる。結論的には、主人公がそして父になった物語だ。

朝鮮戦争の後、混乱する1953年 町一番の美人に求婚するところがプロローグ。11年後の1964年 家族が5人になった時、トラジディが始まる。
観なければ何のこっちゃだが、作品のキーワードは、肉饅頭と売血。

中盤まで、貧しくても逞しくのコメディ要素が溢れていたが急遽 、劇伴奏が変わり。
悲惨なシーンがこれでもかの連続。

韓国民に好まれるドラマツルギーなのか、終盤の
BGMの悲壮感が観る人の気持ちを完膚なきまでに打ちのめしてからのラストシーンへと運ばれる。
これは本年日本公開の『タクシー運転手 約束は海を越えて』も同様の手法でした。

鑑賞後、小中高の同級生が営む、中野新橋の旅バルに行き、いつもは会わないメンバーで同窓会。
友情は時を越えて。

カフェパソ族

世間一般より2日ほど早く、今年の業務終了。
かるーくカッコをつけて、いつもと異なるカフェにいます。
席に座る前にカッコをつけて、この店のプリペイドカードを差し出したところ、チャージ額不足。
直近でいつ、このチェーン店に入ったかは思い出せない。

昨今話題に上るのは、カフェでパソコンを開いている人のこと。カフェでするほど急ぎで、重要な仕事があるのでしょうか？との論調です。
シアトル深煎り系のコーヒー店で、MacBookなんかを使っている様子が、嫌味と映る人もいるようです。

その点 僕は嫌味がないです。小さいけれど厚みが気になるレッツノート。福澤諭吉を1人旅に出したら、野口英世が3人連れで帰って来ました。
OSはWindows7、来月サポートが切れるそう。
（クヤシイです）

僕はカフェパソ族には寛容。オシャレカフェでMacBook、いいじゃないすかー！
サマになっていさえすればー。