さわやか易

人生も歴史もドラマとして描いております。易の法則とともに考えると現代がかかえる難問題の解決法が見えてきます。(猶興)

「さわやか易」カテゴリー・一覧

2024-08-30 | さわやか易の目次

 

さわやか易・講座57話(作成中)

浮生は夢39話(作成中)

ユダヤ人の旅44話

姐さんの憲法論40話

アメリカを支配する者たち31話

日本経済0成長の正体27話

名曲はこうして生まれた50話

名僧たちの求めたもの50話

名画に学ぶ世界史71話

20世紀からの世界史53話

南北朝鮮半島物語6話

ユダヤ系金融グループの世界支配6話

プーチンの挑戦8話

冷戦後の米中関係と日本10話

~~~~~~~~~~~~~~~~

おすすめHP;世界史の窓

おすすめHP:趣味の歴史年表

おすすめブログ:耕助のブログ

おすすめYouTube:経済ひとりがたり田村秀男・再生リスト

おすすめYouTube:ひとりがたり馬渕睦夫・再生リスト

おすすめYouTube:東住吉キリスト集会

おすすめYouTube:日本の未来を考える勉強会

おすすめYouTube:チャンネル桜

おすすめYouTube:ごうちゃんねる

おすすめYouTube:


さわやか易・講座 目次

2024-08-30 | さわやか易・講座

1、ご挨拶

2、易の成り立ち

3、文王の生きた時代

4、孔子と易

5、安岡正篤先生の「易学入門」

(易の基本は八卦です。先ず、八卦を知ろう。)

6、陽と陰、そして八卦

7、八卦の解説(1)乾と坤

8、八卦の解説(2)震(雷)と巽(風)

9、八卦の解説(3)坎(水)と離(火)

10、八卦の解説(4)艮(山)と兌(沢)

(易にはどんな卦があるか?序卦伝で64卦の配列を知ろう。先ず始めの30卦)

11、序卦伝(1)乾為天と坤為地

12、序卦伝(2)水雷屯と山水蒙

13、序卦伝(3)水天需と天水訟

14、序卦伝(4)地水師と水地比

15、序卦伝(5)風天小畜と天沢履

16、序卦伝(6)地天泰と天地否

17、序卦伝(7)天火同人と火天大有

18、序卦伝(8)地山謙と雷地予

19、序卦伝(9)沢雷隋と山風蠱

20、序卦伝(10)地沢臨と風地観

21、序卦伝(11)火雷噬嗑と山火賁

22、序卦伝(12)山地剝と地雷復

23、序卦伝(13)天雷无妄と山天大畜

24、序卦伝(14)山雷頤と沢風大過

25、序卦伝(15)坎為水と離為火

26、ドラマで振り返る序卦伝上経三十卦

(ここから後半の34卦の配列です。)

27、序卦伝(16)沢山咸と雷風恒

28、序卦伝(17)天山遯と雷天大壮

29、序卦伝(18)火地晋と地火明夷

30、序卦伝(19)風火家人と火沢睽

31、序卦伝(20)水山蹇と雷水解

32、序卦伝(21)山沢損と風雷益

33、序卦伝(22)沢天夬と天風姤

34、序卦伝(23)沢地萃と地風升

35、序卦伝(24)沢水困と水風井

36、序卦伝(25)沢火革と火風鼎

37、序卦伝(26)震為雷と艮為山

38、序卦伝(27)風山漸と雷沢帰妹

39、序卦伝(28)雷火豊と火山旅

40、序卦伝(29)巽為風と兌為沢

41、序卦伝(30)風水渙と水沢節

42、序卦伝(31)風沢中孚と雷山小過

43、序卦伝(32)水火既済と火水未済

44、ドラマで振り返る序卦伝・下経三十四卦(その1)

45、ドラマで振り返る序卦伝・下経三十四卦(その2)

46、ドラマで振り返る序卦伝・下経三十四卦(その3)

(易のルールを知ろう。)

47、易の決まり事と呼び方

(特別の卦である「乾為天」と「坤為地」を知ろう。)

48、「乾為天」と「坤為地」は特別の卦

49、「乾為天」(その1)元亨利貞

50、「乾為天」(その2)初九、九二

51、「乾為天」(その3)九三、九四

52、「乾為天」(その4)九五、上九、用九

53、「坤為地」(その1)牝馬の貞

54、「坤為地」(その2)初六、六二

55、「坤為地」(その3)六三、六四

56、「坤為地」(その4)六五、上六、用六

57、六十二卦に取り組む前に


六十二卦に取り組む前に

2024-08-30 | さわやか易・講座

ここまで、「八卦の解説」、「序卦伝」、「特別な卦、乾為天と坤為地」と進んで来た。これからは残りの六十二卦ということになる。最初にも述べたが、易の理解には順序が大切であり、やみくもに取り組んでいけば、必ず途中で挫折する。今までの部分は易の基礎であり、原理原則を説いているものなので、解らなくなったら、何度でも繰り返して読んで頂きたい。

さて、これからの六十二卦であるが、おそらく「何だこれは」とか「つじつまが合わない」と感じるだろうと思う。何故なら、この易は3000年前に出来上がったものであるので、時代や風習が今とは大きく違っている。そして、易は元々占いのために使われていたものと考えられるからである。

とは言うものの、なかなか理解できないことがある。それは易の言葉は短い。簡潔に過ぎる。もっと解りやすくと思うのだが。考えられるのは易が作られた頃には紙がなかった。竹簡といって、竹のへらに書き記したものなので、なるべく字数を少なくしたものだろう。

現在取り組んでいる易経は孔子が解説を加えて出来たものである。孔子は最初に易を読んで、「これは人の道を説いたものではないか」と感動したものと思われる。恐らく孔子一人ではなく、弟子たちとグループで易の研究にとりかかったものだろう。そして、易を単なる占いの書ではなく、儒教の聖典としての易経に仕上げたものだろう。

元々の易の言葉をそのまま使っているので、どうしてもつじつまが合わない部分も出て来るし、期待外れの部分も出てくる。ですから、易を理解するには、理論的に考えるだけでなく、想像力を巡らすことが肝心である。例えば、ある爻辞に婚媾(こんこう)という言葉が出てくる。婚媾とは結婚という意味だが、どうしても違和感を感じる場合がある。それは、結婚ではなく、強く手を結ぶ又は協同するという意味の方が相応しいと思えることがある。

時には「そんなことはあり得ない」と思う部分も出てくる。その時はそれはたとえ話で実際より大げさに表現していると考えるのだ。大事なことは、全体の意味であり、何を言いたいのかということだと思う。私が参考にしている「易経講話」の著者・公田連太郎先生は「気分」が大切だと述べている。そんなことを心に置いて、取り組んで頂けたら、幸いです。長い旅にお付き合い頂くことになりますが、よろしくお願いいたします。