鹿能リコのおしらせ

BL作家鹿能リコの新刊発売等の情報をお知らせするページです。

色々、考える

2014年05月24日 08時29分35秒 | Weblog

昨日、アメリカと中国の文化について、書いたわけですが、日本のパターンってなんだろうなーと考えてみた。

 

これ、対外関係なので、参考にできるのが江戸末期以降の歴史しかないんですけど、とりあえずわかったことは

マスコミの言うことを国民が鵜呑みにした時が、一番、道を誤る。

ですね。

 

えーっと、ぱっと思いつくのが、日露戦争直後かな。

これ、当時の情勢や国力を考えると条約締結の内容が(日本は、短期決戦で停戦条約結ぶのが、最善策だった。長引いたら、結果的に物量で負ける)、「まあ、そんなもんだよね」というレベルだったのを、新聞が「日清戦争の賠償に比べて少ない! けしからん!」と煽った。

だから、無駄に大陸の権益に国民がこだわるようになって、政治家も引きずられたのではないかと。

 

あと、ロンドン海軍軍縮会議で、日本は米英の7割弱の海軍力で……となったわけですけど、当時の領海の範囲を考えると、日本には、米英と同じ量はいらんわけですよ。

それを、新聞が煽って、後に国連脱退等の伏線になっちゃった。

 

他には、政府と軍部はどっちかっていうと大東亜戦争は避けたかったけど、マスコミに煽られた国民が「戦争をしてくれる政治家を選挙で選んだ」ことで、大東亜戦争に突入した。

 

とかね。

まあ、国民が馬鹿なのいけない、という結論に。

 

とはいえ、マスコミも、自分らが思っているほど知性も教養も分析も国際情勢を読む力も足りてないんじゃないのーって私なんかは思いますよ。

マスコミに知性や教養がないのは、もう、しょうがないんだけど、「こいつらの言ってること、無茶苦茶じゃないか」と思える国民の割合が、少ないのが問題ってことです。

この辺は、イギリスの知性に倣うしかないんじゃないの? と思ってます。

 

しかし、しかしですね。

過去との大きな違いは、ネットの存在ですね。

国内マスコミからの一方向のみの情報ではなく、海外のマスコミや、まともな有識者の発言を自力で集められる。

これは、大きいですね。

 

だから、戦前戦後と同じ轍を踏むことなく、マスコミに安易に扇動されない国民の層があるていど形成された時に、戦後レジームから脱却できるんじゃないのかな、と思ったりします。

そうなった時には、大東亜共栄圏の夢よもう一度でも、全然かまいませんけどね。

今の状態だと、確実に! 自衛隊と財政=経済で、ひとりで貧乏くじを引くのが、目に見えてますので。

 

そーいえば、ロシアの動きがよくわかんなかったんですよ。

中ロで、日本を共同声明で非難。中国にガスを格安で提供。

だけど、ベトナムに兵器メンテナンスセンターを作る

なんでやろ? と思ってたんですけど、あれね。

 

ロシアは、二正面作戦は、絶対にやらないのよ。

現在ウクライナが内戦状態なので、極東&東南アジア方面は、なるべく静かに抑えていたい。それがロシアの意向だし、目的。

となると、中国と組むことでEUやアメリカをウクライナ問題で牽制しつつ、軍事協力はベトナムに行うことで、中国の安易な南沙諸島への侵攻を抑制する。

対ベトナムにも、安易にかっかするなと発言権を持てる。

つまり、東南アジア=南沙諸島は、ロシアのコントロールで膠着状態になります。

(オバマがそれをわかってるかどうかという問題はあるけど……。国防省はわかってると思う)

 

ちなみに、マメ知識なんですけど、軍事産業だけに限れば、ロシアは未だにアメリカと並んで技術力他、ぶっちぎりのツートップです(潜水艦は、日本が独壇場かもしんない)。

んで、中国に対してロシアは、2~3世代遅れの武器しか、輸出してないのよ。

これでロシアがベトナムには、1~2世代遅れの武器を供与すれば、十分に対中抑止力になります。

 

あとは、フランスがうっきうき中国に武器輸出をしてたはずですので、フランスの動きですね。

私、フランスが中国にどのレベルの武器・兵器を輸出してるか、知らないので。

日本としては「中国に武器輸出して、小金を稼いでもいいけど、最新とか一個型落ちくらいのは、やめてね」って、交渉っていうか圧力をかければいいんじゃないのーって思います。

 

まあ、私の分析など、こんなものです。

正直、マスコミに負けることもあると思うけど、でも、安易に他人を扇動しないだけ、知性があると思ってるわよ!

間違ってたら、すみませんってことで……。

これから、見所シーンに入ります。

モルダバイトとリビアンとギベオンで、宇宙パワーを注入! ブレスを作ったら、眠くて眠くてしょうがない鹿能でした!

(全部、10ミリ以上で作ったのよ……。わかる人だけ、呆れてください)


最新の画像もっと見る