日曜日の午後辺りから、御嶽山の噴火情報が集まりはじめ、現在「火山の噴火怖い!」の鹿能です。
私は、もし前世があるのならば、火山噴火が原因で死んだのではないかというくらい、迫り来る真っ赤な溶岩に対する恐怖が強いのですね。
それはいいとして。
御嶽山の噴火で亡くなられた方へお悔やみ申し上げます。怪我をされた方の一日も早い快癒をお祈りいたします。
また、まだ救出活動が継続中のようですので、早くこちらも終わりますように。消防署・警察、そして自衛隊のみなさまには、頭が下がります。
さて、この件、「大規模噴火は数千年に1度なのに24時間の監視が必要か」と言ったのって、勝間和代氏だったのね。
私は前からこの人嫌いでしたけど(議論して劣勢になった時の態度が真っ赤な人や脳みそお花畑系の人と同じだったもので。具体的には、福島みずほ氏と超そっくり)、HPで謝罪文が出てました。
この文、上念司氏が書いているのですが、正直な感想。
下手打ったねー。これ読んだら、火に油だわ。
でした。
まあ、私などの知識は基本的にネットで収拾したものですが、火山噴火の予知は、気象庁の管轄になりますが、専門としては地質学なのだそうです。
んで、文章中に産学連携で予算配分を……ということが書いてありますが、以下、2ちゃんのコピペ。
434 名前:名無しさん@0新周年@転載は禁止 投稿日:2014/09/29(月) 11:29:14.16 ID:lM4Fm42P0
>>417
だな。まとめておく
■自民党時代(麻生政権)に縮小したのは、大学(文部科学省)の火山研究予算
これは、国立大学自体を法人化したのだから当たり前。基本的に大学は自前で稼いで自前で研究すべき
■自民党時代、気象庁予算は継続・強化
↓
だがしかし、民主党政権になり、国交省(つまり気象庁)の事業仕分けで
> 「大規模噴火は数千年に1度なのに24時間の監視が必要なのか」
> 6月に気象庁で開かれた、国土交通省対象の事業仕分け「行政事業レビュー」
> 活発に活動する全国の火山に高精度の観測機器を設置するという同庁の整備事業に対し、
> 経済評論家の勝間和代氏ら「仕分け人」から厳しい指摘が相次いだ
ソース: http://p.twpl.jp/show/orig/JxwQX
として、仕分けてしまった
↓
(気象庁予算)
> 25年度には富士山、■御嶽山(おんたけさん)■、阿蘇山など6火山の観測所を更新する計画で、新年度予算に
> 1億9500万円をつけた
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0211&f=national_0211_038.shtml
↓
しかし、噴火の予知には継続的な観測データが必要。3年間のブランクは痛かった…
(ただし、限られたデータから警戒は呼びかけていた。民主自体の失われた3年がなければ、と悔やまれてならない)
以上!
ということのようです。
まあ、上念氏は、やっちまいましたね。
個人的には勝間氏に仕分け予算の話が来た時、断らせるべきだったと思います。
あと、勝間氏に悪意はなかったとは思います。死ねばいいと思っていたとは、さすがに思わないのよ。ただし、――東日本大震災の時と同じで――「まさか何千年に一度レベルの災害が、自分が予算仕分けに参加した数年内に発生するとは思わなかった」という、想像力の欠如ですね。
そこのところで、謝っておけば、反感は買わなかったと思う。
だって、そういう想像力の欠如は、2011年の3月11日まで、日本国民が共有していたものだから、そう謝罪されれば、あまり責められなかったかな。あと、東日本大震災後、「事業仕分けで削った部分の再点検を!」という運動をしてれば、なお○でしたね。その再点検は、自民党がやって、現行予算に反映してますけど。
ちなみに、J-CASTニュースがこの件を記事にしていて、2010年の事業仕分けで削ったのではない、とありまして、念のため事業仕分けのレビューに当たって確認しましたよ!
火山観測(PDF)をクリックして参照ですけど……補正後の予算のところが、19年度(2007年)254(単位百万円)→20年度(2008年)859→21年度(2009年)4027→22年度(2010年)586
…………めっちゃ減ってますがな!!! 4027→586って…………。
(この数字の流れを読むと、大学の法人化にともなって減った分の予算を、国交省=気象庁の枠で追加確保してたとしか思えないのですけど……だって、254→859→4027ですぜ!?)
うんまあ、本当のところは、私はプロではないのでわからないけど、事業仕分けレビューは、こうなっておりました。J-CASTの記事書いた人、このレビュー、ちゃんと見たのかしら? と、ちょっと思った。
さて、民主党の言い訳を、朝日新聞が記事にしてました。
「御嶽山の観測強化、自民が除外」 枝野氏、仕分け否定 朝日新聞
08年の時は、大学の法人化ですので、気象庁の予算を削った民主党政権の仕分けがクリティカルヒットですね。
仕分けって、なんていうか、今自民党が「国土強靱化計画」を立てている分野を狙い撃ちした印象がありますね。
そういえば、噴火の記事ですけど、ドイツの記事の写真がわかりやすかったです。
そういえばその2で、装甲車が出てたのですが、これを見て「戦車だ!」と騒ぐまっかな人が頻出しました。装甲車と戦車は違うよー。
戦車は最前線用、装甲車はそれ以外で装甲が厚いの。タイヤで走るのが多いけど、今回のような場合、キャタピラの装甲車が投入されます。
とはいえ、広義では戦車枠ではあるけど……。でも、軍靴の足音がーって騒ぐのは、なんかずれてるわー。
普通の車で救助に行ったら、噴石がまた出た場合、車に穴が空いて二次災害が起こるじゃないですか!
装甲車ってしょせん道具なんだよなぁ。
それを持っていることよりも、それをどう使うか、が問題で、救助活動に使うのに、なんで騒ぐのだろうか?
個人的に、災害救助等で使われる戦車に大騒ぎする人で、天安門事件のことを強烈に批判している人って知らないのよねぇ……。
と、香港に戦車が投入されるのでは……と、心配している私は思います。
香港は、どうなるのかな……。中国大陸の歴史を鑑みるに、革命が成功するまでに○○の乱を3回くらいやってる、なので、これ、天安門からカウントして2回目だから…………。もうちょっとで革命が成功するかも、と思ったりなんだりします。次が、ずばり、本番ですかね。
そんなかんじで。仕事します。