many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

美味しんぼ

2011-09-24 19:32:29 | マンガ
作・雁屋哲+画・花咲アキラ 106・107巻は2011年9月 小学館ビッグコミックス
こないだ、「食の軍師」を買ったときに、書店に積まれてた、今回はどうやら106巻・107巻が同時発刊。
うーん、どーしよーかなーと迷ったけど、買ってみた。
どーしよーかなー、ぢゃないよな、なんだかんだ言って、全部持ってる。
(どっか押し入れにでも仕舞ってあって、手元にはそろってない。)
学生んとき“スピリッツ”読んでたころは、12,3巻だったんぢゃなかろうか。古本買ってきて、いちから読み始めて、以来なんとなくズルズルと読んでる。
最新刊は、「偉大なる名人・名店」の(1)(2)ってことのようですが。
あいかわらず食い切れないくらいの料理を並べてこれでもかって言ってます。
なんだかなー、“味めぐり”だっけ? あーゆーの始まってから面白くないよね。
やっぱ、海原雄山がトンガってたころのほうが、イイ。
「このあらいを作ったのは誰だぁっ!」みたいな。
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冷酒と君の科白は後で効く

2011-09-23 18:53:05 | 読んだ本
石寒太/内田春菊/高橋春男/ねじめ正一/冨士眞奈美/吉川潮/吉行和子 2001年 世界文化社
副題は「七人の句会」で、著者は句会に参加した七名の名前になってる。
発売は世界文化社なんだけど、発行は「TaKaRa酒生活文化研究所」となってて、酒造会社のタカラのことだろうが、「酒文ライブラリー」というシリーズを刊行してるらしい。
この本は、こないだ夏に札幌で“古本とビール”の店にいったときに、酒関係の本が並んでるとこから、ふと見つけて、面白そうだなって買った。
私としては、句会=俳句の本なのに、内田春菊さんの名前があったんで、オ?と思ったから手にとった。春菊さん、俳句やるの?
面白いと思ったタイトルなんだけど、読み始めてから気づいた、これは俳句だった。句会の題が「冷酒」だったときの、内田春菊さんの詠んだ句。
句会というのは、1999年8月から2001年1月まで9回おこなわれた、著者七名が参加するもので、この本はそこでの模様を披露したもの。
それぞれの句会では、宿題として出されてる兼題が三つと、その場で出される席題が一つ、ひとり四句ずつ出しあって、天・地・人(5・4・3点?)をひとつずつと、客(1点)を5つ、お互いに選びあって、評を加え合う。
宗匠である石寒太さんの推敲があるのがいいですねえ。
タイトルもそうだけど、私には、内田春菊さんの俳句らしくない句が面白い。
本人も本書内のコラムで、書き方わかんないとか、下手だとか、向いてないとか、俳句らしくしようと思ってないとか、言ってますけど。
「宝」という題(無季)での、「サイン下さい家宝にします嘘をつけ」とか。
で、全般的には、タイトルに魅かれて買ったけど、特に酒関係の本というわけではなく、マジメな句会の本でした。
もちろんスポンサー(?)の関係からか、毎回の題のなかにひとつは酒が入ってますけど、特にそれが目立つ感じでもないです。
どぶろくの瓶を枕にプルースト 衾去(冨士眞奈美)
熱燗や背で笑い合ふ二人連れ 駄郎(吉川潮)
男の座いつも危うきウーロン茶 エンジン(ねじめ正一)
昼酒の男ぶりよし秋扇 窓烏(吉行和子)
ひれ酒に鼻からゆるむしかめ面 不埒(高橋春男)
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諸怪志異 燕見鬼編

2011-09-22 19:46:16 | 諸星大二郎
諸星大二郎 2011年8月 光文社コミック叢書
ちょっと前から、私の好きな、諸星大二郎の「諸怪志異」シリーズを、版を替えてまたやってるのは知ってたんだけど。
最初が「伝奇編」、次が「阿鬼編」、面白そうな企画ではあるけど、買わずに放っておいた。
それで、こんどが「第三集 燕見鬼編」と来た。これも出るのは知ってたんだけど、特に改めて買わなくてもいいかと思ってた。
そしたら、こないだ書店で積まれてる、その帯を見たら、「完結」って文字と、「新作50頁」って文字が、目に入った。
なんと、「諸怪志異(四)燕見鬼」(2005年)で、途中で、
この乱の真っ只中で燕見鬼、小玉らがどのように関わり、戦って行くか…
五行先生と方臘の関係は…予言書『推背図』がどのような意味を持つのか…
それらも、すべては歴史のうねりの中に呑み込まれて行くのである。
って「行くのである」ぢゃねーよ、という感じで立ち消えちゃってた、あの物語が完結したってことか。
これは買わないわけには行かないのである、って感じで即買って400ページ余りを一気に読んだ。
うーん、なにはともあれ、完結して、よかった、よかった。
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2011-09-21 19:24:28 | 岡崎京子
岡崎京子 2011年9月 祥伝社
ちょっと前から取り沙汰されてた、「岡崎京子未完作品集」。
八月刊行予定って聞いてたんだけど、延びてた。出たって情報を得たんで、おととい買いに行って、即行読んだ。
全3話予定だった「森」は、1996年に第一話が発表されたっきり。
ヲカザキが何を目指してたのかは分からないけど、なんかとてつもない物語世界を用意してたような気がする。
それこそ、深い森に迷い込まされるような。
ほかの、これまで未収録だった作品のなかでは、やっぱ私は80年代のものがイイ感じだと思う。
コンテンツは、
「森」
「口に口紅 目に青葉」(1985年)
「秋は柿色」(1985年)
「GO GO!! 中学生」ほか(初出不明)
「毎日がクリスマスだったら…」(1988)
「ショコラな気持ち」(1990)
「タルカムパウダー」(1991)
「イラスト・エッセイ」(ちかごろのア・タ・シ)(1992)
「やさしくしてね」(1995)
「BABY IN ACTION GO!! GO!! GO!!」(1995)
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いろいろあっても乗馬

2011-09-20 16:03:23 | 馬が好き
台風が近づいてきてるし、大雨になるという予報。どうしたもんかと昨日から迷ってたんだけど、朝4時半に目が覚めて、空模様を気にしてたら、なんとかなりそうなんで、降る前に乗っちゃおうと、少し早めに出かけてった
乗る前にすることもあったし。

主なくした馬房の前はとても寂しい。
マイネルバシリコスが大怪我したのは数週前だったんだけど、よくなってきてるんだと思ってた。昨日の朝、助けることができないと連絡きたときは、私は遠くにいたんで立ち会うことができなかった。今朝できることは、お線香あげて手を合わせることだけ。


さて、きょう乗る馬は、なんでもよかったんだけど、先週ニアフュージョンだったんで、ぢゃあその隣のカネショウエイコウにするかって、深く考えずに選ぶ。
この馬うごかせるか、すこし自力でやってみたいし。

…しまった、カネショウエイコウはおとなしいんだけど、彼だけ連れ出すと、残されたニアフュージョンがうるさい、近所迷惑だったかも
常歩で、手綱短くしてハミ受けろぉ、って要求する。「ヤダ、メンドクセエ」って感じで(←あくまで私の感じだよ)タラタラ歩くカネショウエイコウ
うりゃ、こっちこい!って、ちょっと引っ張る。ギーって向こうも引っ張り返すんだけど、さらにやると、あるところで途端にカクンとクビが折れ曲がる
クビは曲ってアタマは一応下がってんだけど、なんか受けてるのとは違う気がすんだよねー。巻き込んぢゃってるっていうか。ハミが一番前になきゃいけないはずなんだけど、馬のおでこが前に行って口だけ胸のほうへ来てるような気がする。実際のところ、どうなってんのか、よくわからないけど
何度か繰り返し。受けたと思われたら、手綱伸ばす。うーん、なんか違う 踏みこんでないから、前へ行かない。
大きい馬場は、なんか作業やってるようなんで、小さい角馬場で乗る。
軽速歩で、またさっきと同じことやる
速歩になると、すぐ馬が伸びちゃう きっと常歩に比べてちゃんと坐れてないことから生じてるんだと思うんだが、そこは自分のこと棚に上げて、ガンガン前行くこと要求して、スピードは上がらないように抑える。
そこで、あんまり引っ張ると、馬がじれったくて走りだしたくなるみたいで、ときどきピョンと一歩だけ駈歩のような動きをみせる 違うよ、速歩で前に進めって言ってんで、走れって言ってないじゃん、って抑える
小さい馬場なんで、蹄跡を回る。ところが、たまに巻乗りしようとすると、うまく回れない
真っ直ぐ進んでいるときには、動いてんだけど、回ろうとすると前進気勢が失われる。内側からドンドンと蹴るんだけど、止まりそうになるんで、ムチ使う
なんかヘン 真っ直ぐのときと拳とか変えてないつもりなんだけど、回ろうとすると途端に止まる
だいたい傾向として、右手前だと内に入る、左手前だと外ふくれる、巻乗り・輪乗りで動かしながら軌道修正するの、けっこう大変。
んぢゃ、お望みどおり、いちど駈歩しよか? すこし走ったほうが、ヤル気だしてくれるかも。
右手前の輪乗りで駈歩。ああ、なんか走りがパランパランしてる、もうちょっと一所懸命走ってよ
輪もいびつになってるな、こりゃ。輪を直そうと、あわててガチャガチャ手足を使うと、止まる
んぢゃ、左手前で駈歩。こっちのほうが(馬が)得意なはずなんだけど、やっぱなんか弱いなぁ、受ける・受けないまで行かないぞ。
蹄跡上を駈歩。ちょっと直線で勢いつけてみる。おお、出た、出た。よし、ここで速さをコントロールして、って少し引っ張って、受けたなーって思ったから、手綱をスルスルと伸ばしてやる。
そしたら、馬のアタマ・クビが下がってくのはいいんだけど、なんか感じとして真下に下がってくよ、前の方ぢゃなくて。乗ってるほうは、ヒジ伸ばしてそのまま手をダランと下げたような感覚、その状態でホッピングしてる感じ、危ないって、これ コントロールできてないじゃん?
ハネたらどうしよ?って感じで乗ってたんだけど、どうやら暴走までする気はなかったみたいなのは幸いだった、ヤバそうになったときは、例によって巻乗りとか入れてごまかす
駈歩はいい加減にして、また速歩で、正しい回転を試みる。さっきより、ちょっとは前に出てるかもしれないけど、まだ心もとないなー。
あんまり手綱で内に向けようと引っ張るとヘンなんで、両手のなかに馬のクビが収まってるイメージにして、内側の脚で圧して、外側の脚すこし後ろにして抑えるような感じで乗ってみる。
速歩終わったら、しばし常歩するんだが、そこでも同じこと。手綱伸ばして、脚は少し前後させて輪乗りする。
予想どおり、なんか疲れちゃった。でも、涼しいんで、水のペットボトル持ってくんの忘れたけど、大丈夫だった。

(↑なんかちょうだい顔)
手入れしたあと、梨やったら、あれ?食べないんでやんの、カネショウエイコウ。なんでだろ、こないだ食べたのに。
目の前で私が一切れ食べてみせてやったら、ひとの顔ジーっと見てるけど、食べない。しかたないから、気が向いたら食うかもしれないし、2,3切れカイバおけに突っ込んどいてやる。
となりのニアフュージョンにやったら、やっぱ食べない。なんでも食う、キリーンとかに分けてやる。
そしたら、あれ? キリーンのとなりには見慣れない馬が。

そうか、メジロリュウジンが先週の水曜日に退厩したんだった。
(白い馬体のメジロリュウジンには、なんどか「神馬に」って話が来たんだけど、とうとう成立しなかったみたい。なんでだろ?やっぱ、あいつには品格が足んないんだな、きっと。〔←いちど蹴られたので、彼には厳しい私〕)
そこへ、先々週に来たホセカレーラスが引っ越してきたんだ。(しかし凄い馬名だね…。)

↑キリーンとは、領有権をめぐって、まだ折り合いがついてないみたい。仲良くしろよな。

キリーン、ホセカレーラス、フラヴォン、オリアンダーと並ぶ、この一帯を、私はひそかに「食いしんぼう小路」と名付けている。(先代のリュウジン君のときから、既に。)
そんな彼らに梨やって遊んでたら、隣の棟の馬房から、ウィスパーIIが物欲しげにブヒヒヒンと鳴くんで、一切れだけ残ったのを分けてやる
とかく外国産乗馬ウマとかのほうが、こういうアピールは上手みたい。(キリーンの前ガキはしつこい。)
そして、誰かがいなくなっても、残った誰か、新しく来た誰かが退屈させてくれないし、励ましてくれる。馬がいるのは楽しい。

※おまけ ある夏の朝のメジロリュウジン

近寄っても、眼だけ動かして、「ク…ゥ…クー…ラー…。クーラー…欲しい…」と蚊の鳴くような声で言う。それぢゃ神様なんかにゃなれないぞ…。
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