震災と国際規格・JCI認証

2011-04-12 18:31:43 | Weblog
震災と国際規格のJCI認証

皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、今回の震災の何よりも厳しい影響は、原発事故による広範囲にわたる悪影響でしょう。文字通り、世界中から、日本国や日本人の安全性に関する感受性の低さが厳しく問われています。
ここまで劇的に海外からの信用を失うと、震災や津波被害を被った被害者への同情も薄れ、むしろ原発事故の悪影響が大きく前面に出て、それがあたかも我々国民全体が犯した罪であるかのごとくに思われている気配までもが感じられる有り様で、我々が世界の人々から期待するような好意的な見方は全くないに等しい状態だと言っても大げさではなくなりました。
そういう厳しい世界情勢の中では、ともすると、日本発の安全基準だとか規格だとかの値打はもはやガタガタに崩れ、対照的に、例えば、米国発の病院医療の安全性や効率性などを審査するJCIの値打が俄然輝いて感じられることになります。
かくて、今後は、厚生労働省がリードしての国内規準による「外国人を受け入れる病院」への公的認証制度もさることながら、JCI認証の重要性が改めて認識されるべきことになりました。
これらのことは、如何に我が国の社会や制度が、国家や国民の安全や安心を軽視・無視し、いい加減なところで妥協して、中途半端に作られているかを如実に表したものです。
そこで、誰もが認めざるを得ない掛かる失敗と反省を出発点にして、我々は、もっと厳しい基準に照らしての安全と安心の規格作りを行動であらわさなければならないでしょう。
太平洋戦争も、大きな悲劇と反省をもたらしましたが、この度の原発事故も全く同様です。
国家や国民の再出発は、かくて<徳川家康の言葉である>「重い荷物を背負って坂道を上るがごとき」に似たものになるでしょう。
かくて、再出発の具体的な道は、国内基準に適合すればそれで良いのではなく、最終的には、世界規準への適合性、一層の国際化推進が達成されることを目標とする道です。
日本人が、世界の中で、どの国とは言わずに、他国の人たちと仲良く共存共益を果たしていくためには、より多くの国々が賛成し協調している制度や基準があれば、それへの適合性をも必ず尊重すると言う姿勢が欠かせないでしょう。

平成23年4月12日 火曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
〒104-0061東京都中央区銀座1丁目14番4号プレリー銀座ビル4階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410 Email:okamura3@oksemi.co.jp




震災後のメディカルツーリズムと医療通訳士

2011-04-12 08:56:03 | Weblog
震災後のメディカルツーリズムと医療通訳士

皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、東日本大震災による甚大な被害に原発事故の衝撃が大きく加わり、もはや将来における「観光目的での外国人の訪日数増加」は全くと言っていい程に期待できないことが明らかになりました。
しかし、いつも思いますが、訪日を期待できないなら、こちらから海外へと積極的に進出する行動力や生き方が推奨されることになります。
実際に、少子高齢化で国内市場が縮小し続けているため、企業等の海外<新市場への>進出が日常化している現在、企業や団体・個人の海外進出への動きは、より広い分野で加速化されるでしょう。
その折、日本企業やその職員等の海外進出を支えるのが、異国での健康な暮らしを支える医療通訳士の活躍です。もちろん、海外赴任の方々は、外国語にも慣れ親しむ程度が高く、日常生活には不自由を感じない人も多いでしょうが、母国を離れての病気治療の現場では、若干でも言葉が通じにくい場合の不安感はひとしお大きいものがあるでしょう。
そういった海外在留生活者の不安感をぬぐい、現地での安全で健康な暮らしを確保して戴くために、日本語で医療専門分野の言語を通訳できる人材の貴重さは計り知れません。
このように、医療通訳士の活躍できるフィールドは、日本国内に於いてはもちろんの事ながら、海外に於いてなお一層、その重要性を認識されるでしょう。
さらに、医療分野に於いて、海外在留の日本人を支えるのは、医療通訳士のみならず、医療関連の機関や企業・団体・個人の広い範囲にわたるでしょう。
かくて、社会的動向として、医療の国際化が大きく前進することになります。
いづれにしても、国境線を越える生活態度や状況が当たり前の時代が来るでしょう。世界は広く、まだまだ活躍できる場所や機会は無限にあるでしょう。そこで、祖国を拠点にするにしても、様々な意味で国境線を越える活動をごく通常の生活スタイルへと変えていきましょう。
こうした広い視野と行動力で、新しい日本人像を創り出していきましょう。
この時、高度な知識や先進的技能、そして健全な生活スタイルや具体的事実に密着した有益な情報は、その人固有の貴重な知的財産として、その人が携えて、その人と共に国境線を越えられる便利さを有しています。
このことは、かつてユダヤ人が、祖国から迫害を受けて他国を流浪する運命に陥った時に、手軽に持ち運びできる特別に高価なものとしてのダイヤモンドや博学な知識をもって、彼らの国外での生活の支えやよりどころとしてきた歴史的事実を思い起こさせます。
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以上より、外国人を期待した観光に関連する事業にはもうきっぱりと手を切り、世界70億を数える人々にとって換え難い重要なものである命と健康に関わる医療に関連する知識や技能を習得養成し、錬磨し、自己のものとし、やがては他人のために社会のために役立ち奉仕できるような生き方に励みましょう。
この意味で、外国語学習の重要性はますます大きくなります。
では、英語・中国語・ロシア語での医療通訳士養成講座の東京通訳アカデミーを今後ともよろしくお願いします。

三日連続無料セミナー<銀座校開校記念>
15日(金)・16日(土)・・・午後3時~6時
17日(日)・・・午後1時~5時
・各回ともセミナーの内容は異なります。
≪参加のお申込み≫名前 ②〒と住所 ③連絡電話番号 ④メールアドレス ⑤主な学歴・資格をお知らせください。

平成23年4月12日 火曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
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