No.10 フナ・ナマズ・シラサギを守ろう!

2007-05-16 21:45:54 | Weblog
No.10 フナ・ナマズ・シラサギを守ろう!

悲劇:河川の(廃液)汚染
2007年4~5月
姫路市大野川の生態系が破滅の危機
「世界遺産・姫路城の象徴・シラサギ」の
餌場消滅の危機
姫路市大野川を守る会
代表・岡村寛三郎 姫路市北ハ代1-7-2
 Tel.090-9097-7613
第10号通信 

5月16日(水曜日)午前11時~午後2時

今朝も、大量の泡の群れの行進があったそうです。
私は、大野川の汚染を心配してくださっている市会議員・久保井義孝先生と、午前11時に、大野川中流域の北八代を、上流の城北本町・平野・上大野へと向かって出発しました。
記録
(1)西八代・北八代辺りの流域では、その時間帯でも、多くの泡の行列で汚染されていました。

(2)城北本町の神頭医院前の合流点において、船場川からの流れは、生き生きとした水が青々と流れていた。
逆に、大野・北平野からの水は、段差で、茶色に汚れた泡の塊を作り、また、油が浮かび、水そのものが、全体的に黄色ないし薄茶色に変色していた。そこで、油気(あぶらけ)と金気(かなけ)の双方を含んでいるのかな?という疑問がわいた。
水流の汚染のひどさが滲み出ていた。

(3)相次ぐ汚染の発見に驚きながら、北平野の広峰小学校前の交差点に向かって進み、
ガソリンスタンドと姫路信用金庫の支店前の歩道下の暗渠を覗いてまたびっくり・・・
溝の底には、金気(かなけ)のような茶色のヘドロと、3日前の日曜日に発見したメタリックな油との双方が見つかりました。
メタリックな多彩な光を放つ輝きの油は、3日前に比べて、下流に移動していた。一部は、神頭医院の前まで流れて滞留していたのだろう。

(4)北平野から上大野にかけての、大野川沿いの墓場の前の段差には、いつものように大きな泡の塊があり、その油性・粘着性の故にか、川の中の藻などの混ざり物などを凝集したヘドロも、いつものように大量に浮かんでいた。
ここだけは、大野川中・下流域の3月・4月の最悪の汚染時と類似の程度の汚染を、未だに続けている。
従って、この地点は、汚染源に最も近いのではないかと推測される。

(5)更なる驚き・・・
墓場の前の合流点からまっすぐに北へ上る水流(獨協大学方向)には、100メートルほどの直ぐ近くに、大きな段差があり、その滝つぼにも何時も泡が塊を作っていることが多いが、今日は、更に、西側の道路側の隅に、金気(かなけ)の汚水が大きく溜まり、更にその外側に、姫路信用金庫前で見たのと同じメタリックな油がまとわりついていた。
また、墓場とその段差との間の東側道路・擁壁の中断からも、多数の金気の流出跡のような痕跡が発見された。
従って、この付近では、長年にわたって、金気が地下水に混じって川に沁み出していたのかもしれない。
いづれにしても、この水系が、北平野の広峰小学校前の水路へと繋がり、更に、神頭医院前へと流れ込んでいるのであろう。
そこで、ここでも、川の水は、全体的に茶色か黄色に変色していた。

(6)上大野の下水道工事跡からは、相変わらず、大量の白い汚染物質が溝に流れ込み、100メートル以上にわたって蓄積し、無残な状態を呈していた。

(7)午後1時半、北八代に戻った。
午前11時の出発時より、はるかに多くの白い泡が、八代本町辺りまでも含めて、大野川の中・下流域全体を覆い、見るからに恐ろしい状態であった。
朝・午後・夜、一日三回サイクルの大量の流れの二回目サイクルが、今日は、時間的に多少早めにやって来た様子である。

流域住民の皆様へ
ご多忙の日々をお過ごしのこととは拝察しますが、是非、毎週金曜・夜8時から1時間の対策相談会にご参加ください。
大野川は、水量が増えた今でも、ほとんどの川底にヘドロがこびりつき、水も茶色に変質し、完全に死んでいます。
これらの汚染状況は、住民の期待を裏切って、良くなるどころか、悪くなっているようにさえ考えられますので、何卒ご協力を宜しくお願いします。
以上