フナ・ナマズ・シラサギを守ろう!8号

2007-05-14 21:16:22 | Weblog
      フナ・ナマズ・シラサギを守ろう!

       悲劇:河川の(廃液)汚染
         2007年4~5月
       姫路市大野川の生態系が破滅の危機
       「世界遺産・姫路城の象徴・シラサギ」の
       餌場消滅の危機
                        2007年5月13日〔日〕
                        姫路市大野川を守る会
                   代表・岡村寛三郎 Tel.090-9097-7613
                    〒670-0877姫路市北八代1-7-2
 第8号通信 

泡・汚濁水のルートを探索すれば、
北平野・上大野地区へと収束

5月12日(土)夜10時過ぎ・・・川の水面に、いつもの白い泡の群れ。
(街灯に反射して光る無数の白い泡粒の群れ)

5月13日(日)観察とルート探索の時間帯:午後3時過ぎから6時にかけて
  午後からまた、大量の泡の群れ
  そこで、再度、ルート探索のために上流へ
  (1)信和学園さん裏から、金山の稲荷神社の下を経て、播州信用金庫・北支店の横の八代大橋付近までの、大野川本流の数箇所のよどみや緩やかな流れに、泡が無数に滞留。
  (2)神頭医院前の段差のあるポイント(城北新町1丁目6番地)にも、白い泡の塊
     その流れが、下流の城北本町7番地で大野川本流と合流する箇所〔クラージュ城北の南〕には、比較的大きな段差があり、ここでは、いつもとは異なって、泡立ちが激しく、明らかに不自然な泡の大群が見られた。
  (3)神頭医院前の泡のルートを追って、城北新町2丁目の西の端沿いに北上して、広峰小学校前の交差点に面している「JOMO姫路平野SS(ガソリン・スタンド)」や「姫路信用金庫城北支店」前にまで来て、それらの店の西側の歩道の下の水路を、縦縞格子の金属製の蓋越しに覗いてみると、3箇所ないしは4箇所の蓋越しに、メタリックな七色に輝いた油が浮き淀んでいた。
     そのスタンドの職員に聞いてみると、北平野南の町の方から流れてくる排水が原因であろうとのことであった。
すなわち、そこの歩道の下の水路は、東から自衛隊の南側を流れる水路と、真北から広嶺中学校の西側沿いを流れてくる水路と、西から北平野・南の町を経由する流れの3本の流れが合流しているが、自衛隊そばや広嶺中学校そばの水路には異常がないため、北平野経由の水に問題があるだろうとのことであった。
また、汚水は、メタリックな七色の輝きを示しているが,これは、ガソリン系ではなく、家庭の、例えば、天ぷらオイルの廃棄によるものであろうとの意見であった。
その言葉を、取りあえず信じて、北平野南の町経由の水路を手繰ると、結局は、大野川本流から分岐していることが分かり、またその分岐点は、北平野2丁目にあり、その直ぐ上の上流点ないしは合流点は、上大野地区を基点としている白い泡の群れが絶えず発見されているところである。
メタリックな輝きのオイルの溜まりと、白い泡の基の水質との科学的関連性は、水質検査をしない限り不明だが、「所在場所の近接」という偶然の一致は否定できない。
                                  以上

フナ・ナマズ・シラサギを守ろう!7号

2007-05-14 21:14:00 | Weblog
フナ・ナマズ・シラサギを守ろう!

悲劇:河川の(廃液)汚染
2007年4~5月
姫路市大野川の生態系が破滅の危機
「世界遺産・姫路城の象徴・シラサギ」の
餌場消滅の危機
2007年5月12日〔土〕
姫路市大野川を守る会
代表・岡村寛三郎 Tel.090-9097-7613
〒670-0877姫路市北八代1-7-2
第7号通信 

泡・汚濁水とヘドロとの関係〔推論〕

5月12日(土)早朝7:30
上大野の新大野橋の直ぐ南西の下水道工事跡の田んぼから流出している白濁物・・・上から見ていると、石灰が、底に、厚くびっしりと、しっかりと堆積しているように見える。
ところが、採取しようと思って、バケツを入れて掬おうとしてみると、丸で煙のように、その色も土色・茶色と変わりつつ、「ムワーと沸き立ち」、決して底において堆積している固形状の塊ではなく、粉末状か液体状であることが分かったので大変びっくりした。
要するに、比重が大きく底にしっかりと沈んでいるけれども、決して固形物ではないのだ。
しかも、ほんの軽くかき混ぜるだけで、色が茶色に変わり、煙のように沸き立つのだ。

この排水口は、地元の方の話によると、田んぼであったところを、下水道工事の折に使っていて、今年の春にその工事が終了したときに埋め戻したそうですが、地面の下に、数本の排水路が作られていて、それが出口において一本化されて,あぜ沿いの水路に出てくるというようなことであった。
そこで、この比重の大きい液体が、渇水期の冬をまたぐ長期間にわたる下水工事の期間中、工事現場から流れ続けていたのかもしれない。
また、工事終了時から1~2ヶ月も経過しているのに、未だに、その埋め戻しの部分から異様な物質が漏出し続けていることを考えれば、工事の終了時に、あまった物を、工事現場に大量に廃棄した後、上に土をかぶせて埋め戻したのではないかという推測も不可能ではない。
いずれにしても、工事場所ないしは埋め戻した土地の底部・下層部辺りからの漏洩・流出物が原因で、大野川の川底に、異常にヘドロが堆積した可能性がある。

次は、そのような比重の大きい液状物質と、今日も、しつこく川の水面に浮いている泡の群れとの原因・相互関係は、水質検査などを待たなければ、全く分からない。