5~6年前からまたフライフィッシングによく行くようになった。
昨年なんかは休日となれば釣りにばかり出かけていた。。。
「釣り」って、それにばかり気合入れてやるようなそういうもんじゃない。
最近の釣りをしている人たちを見ると「バカじゃねーの」そう思うが、そう思いながらも人のことを言えない自分が恥ずかしい。。。
僕がこんなにまたフライフィッシングをやるようになったのは、休日にMTBに乗っていて「最近は川で釣り人をあまり見かけないな」と思って、やり出したら釣れた、そしてコロナ渦でいろいろな大会が中止になってしまったためもある。
ずっと、いろいろな大会に出たりするのがモチベーションとなっていた僕だったが、そんなこともあって休日にMTBに乗ったりしている合間に釣りを楽しんでいたのに、いつの間にか釣りしかしなくなった。
いつの間にか僕は「釣り」しか楽しみのないさみしくてつまらない人間に成り下がっていた。。。
そんな自分を変えたい、そう思って今年はすでに2つ大会に申し込んでいる、その1つは来週。
もうトレーニングも多くはやっていないし、怠けている間に年齢も重ねてしまった、そんな身体に来週の大会の目標は「完走」のみだが、昨日もなにも身体を動かさずに釣りしかしていない。
今日は自分のスタイルを思い出すことにしよう。
朝起きて洗濯を済ませてから、車には釣り用になってしまったフルリジッドのMTBでなく、MTBを楽しむためのMTBを積んだ。
朝食をとって、釣りにはやる気持ちも持たずゆっくり家を出た。
U川の最下流部に車を止めた、U川を偵察がてらトレーニングもかねてMTBに乗ろう、そして隣の川の道もMTBで偵察がてら走ってみよう。
釣りが目的でMTBに乗るのなら、車で行けるところまで行ってから、普通の服装に釣り具を詰めたリュックを背負って走り、そして走る距離もほんの少しだが、今日はずっと下の方からMTBの大会に出るときと同じウェアでMTBそのものを楽しむことにする。
MTBに乗っていると、車ではわからないところが見える。
そのためにそこから再びフライフィッシングを始めた僕にはアドバンテージもあった、まだよくわかっていないこのU川もなにか見えるだろう。
U川の道もどこまでついているのか、地図上ではもっと上流まであるはずだが、途中からは荒廃していて道というか踏み跡程度になり最終的には土砂崩れで道?は切れた。
車までダウンヒルを楽しんだり、寄り道をしたりしてお昼過ぎまでずっとMTBで走り回った。
U川には車が2台止まっていたが、MTBで戻ってくる間に釣りと思われる1台の車はいなくなっていた。
もう1台は山菜取りの人たちだった、話をしてもう1台いた車が帰ったことを聞いた。
MTBに乗って目星をつけていた区間に釣りに入ることにして、今度は車で上る。
上っていくときに上から釣りが目的だろう車が下ってきたが、すでに止まっていた車を把握しているので、きっと川の様子を見てダメだと引き返してきたのだろう。(たしかに水は少なくて釣れそうにない)
目星をつけていたあたりの少し下に車を止めてお弁当を食べていた。
クマ剥ぎ防止のラップが杉に巻かれていたのはわかっていたが、何気なく足元を見たら。。。足跡あんじゃね。(^_^;) (画像だとよくわからないけど)
釣りから戻ってきてそこにクマさんいたら困るなぁ、と思ってもう少し上に車を止めて釣りに入った。
川に下りた、時刻はすでに13:30を回っている、とても釣り人が釣りをしに川に入る時間じゃない。(笑)
川で用意を済ませて、すぐ横のポイントに軽くキャスト。
さすがに人の気配がバリバリのすぐわきでは出ない。(笑)
で、本質的に最初のポイントにキャスト。。。と、一発で出た。
イワナの割に元気がいい、楽しませてもらった。
そして2つ3つ上のポイントらしいところでもまた出た。
ちょっとするとまた出た。
道は川沿い、これだけ人の入る川だというのに?さっきまでいた車がこの部分を釣っていないとしても???毎日入れ替わり立ち替わり人が入っているのだからスレていてなかなか釣れないというのが普通だと思うんだが?
推測した、実はみんなヘタなんじゃね?(笑)ポイントらしいポイントの多いこの川では、そこにばかり目が行ってみんな魚を逃がしているんだろう、某店主もよく「魚が走る」と言っていたのを思い出した。
釣る以前の話で、場所を荒らしてしまうから後から入るとなかなか釣れないものの、おびえているだけで釣りそのものにスレていないので、気づかれなければ釣りやすいんだろう。(テクニックうんぬんよりも、イワナ釣りの基本である気配を消すことをおろそかしている人たちばかりなんだろう)
若い頃には釣れたこともなかったし、スレている魚しか相手にしたことがない僕にとって、この川のイワナはスレている感じがしない、荒らされた後でなければ釣るのはむずかしくない。
ナンパ慣れしている都会のバリバリのおねーちゃんばかり相手していたナンパ師が、地方のおねーちゃんをヤリまくるようなものなのかもしれない。(笑)
大きいのも出ないし、釣り上って行くと帰るのも心配になってくる(クマの足跡見たばかりだし)写真を撮りながらゆっくり釣った 1時間ちょっとくらい、距離にして150~200mくらいだろう。
釣れたのは 23㎝ 23㎝ 22㎝ 26㎝ チビ チビ 21㎝ の7尾。
下の方のイワナよりもスマートだしサイズも大きくはないが、みんな元気のいいイワナだった。
途中で見つけたヒラタケの赤ちゃん。(生えていていたのを剥いで確認して木の上に置いたので、生えてる向きとは違います)
適当に満足したが、この間ライズがあった堰堤を見てみたくて、入ってみた。
堰堤までの間は適当に足早に釣ったのもあって、なにも出なかった。
堰堤は、この間よりも全然水量が少なくなっていた。
魚も見えないな、としばらくやっていてフライを付け替えようとしたとき、目の前に22~23㎝くらいだろうイワナがいた、なぜか下流側の僕の方を向いているが、僕には気づいていない。。。そぉ~っとしゃがんで気づかれないようにした、まだいる。
しかし。。。フライを付け替えてさぁ釣るぞと思ったら、あれ?いない。(笑)
堰堤では1度だけよさそうなライズを取ったが、警戒していたのか見切ったのか?フライを喰っていなかった。
車に戻って、帰り際にF川下流域に行った。
昨日釣り逃したようなヤマメはいないかな?ちょっとの区間だけ釣ってみることにした。
最初のうちに2尾釣れたが、その後は出ても大きそうなのはいなかったし、釣れなかった。
釣れたのは 20㎝と17㎝。
釣りだけじゃなくて、身体を動かす遊びも楽しむ、そういうのが僕のスタイルだったよな、いつの頃からか忘れてたんじゃない?
釣りだけしてるより結果だってそう悪くなかったし、なにより釣れなくてもそれほどストレスじゃないんだよね。(笑)