数日前娘から、春休みに入るに至り、帰省に車で帰ってきたいと電話があった。
娘が持って行った車は父(おじいちゃん)の車。
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もう父に車の運転をさせたくない僕ら家族にしてみれば、いい具合に車を取り上げた形だった。
それまで父は、脚が悪く医師にも止められているにもかかわらず、隠れてでも嘘をついてでも車に乗って僕ら家族を困らせていた。
ムリヤリにでもカギを取り上げれば車に乗れなくはなるが、家族間の関係という面において決していいものではない。
多くの家庭にもよくあるだろう問題がうちにもあった。
今回、娘が車で帰ってきたのなら、まちがいなく隠れてでも車に乗るだろう。。。
母は、電車で帰ってきたことにしてうちに車を停めないのであれば、乗って帰ってきてもいいと言うが、1カ月も2カ月もの間、近くに車を停めておける駐車場は見つからない。
父にしても僕らにしてもいずれは乗り越えなければいけないこと。
正直に父に言うことにした。
僕や母が切り出すとまちがいなくケンカになる。
嫁さんの出番になった。
父は「乗って帰ってくればいい」そう言うのはわかっていた。
父にしてみれば自分がカギを持っている車が帰ってくるのはチャンスだ。
嫁さんは引かなかった「お父さん、Yが車で帰ってきてもくれぐれも車には乗らないでくださいね」そう言うと「あぁ、わかった」と返す父、もちろん口だけだろう。
嫁さんが「それじゃぁわたしにカギを預けてください」と言うと、父「いや、それは・・・大丈夫だって・・・」。
嫁さんはさらに引かない「ダメです、それだけお父さんはわたしたちに信用されていないんですよ(笑)」。
僕と母は、少し口ははさんだものの、すべては嫁さんと父の攻防だった。
その攻防は決して激しいものではない、腹を立てることや怒ることを普段からしない嫁さんの口調は常にやさしい、だからこそ父は嫁さんには一目置いている。
「お父さん、いつまで運転する気なんですか?」といつものやさしい口調で問う嫁さん。
「もう少し運転して、自分でダメだと判断したらあきらめる」という父に、最終的に嫁さんは、もう父を運転させるつもりはないということを口にした。
「急に言われても・・・もう少し考えさせてくれ・・・」と言う父に「日曜日に帰ってきたいと言っているんで、明日返事してくださいね」と迫る嫁さん。(^_^;)
「お父さんがカギを渡さなければ、Y(娘)には電車で帰らせます」と言う。
そして昨日。。。どうせカギを渡す気なんてないだろうと思っていた僕のところにLINEがきた。
「おじいちゃんからカギ預かりました」嫁さんの勝ちです。
最終的には、最後に1度だけ運転させることを条件に出されたらしいが、もちろん誰かの同乗と嫁さんの許可が必要になる。(^_^;)
なんにしろ、嫁さんに感謝。
やっぱり彼女は僕にとって最高のパートナー。