父・・・

今日、仕事が休みだった嫁さんが母とともに父をデイサービスの見学に連れて行ってくれたらしい。

家にいても、まったく動こうとせずにだんだん運動機能は衰えるばかりの父。
口だけは達者でプライドは高く、自分は現状で同じような老人よりも元気だと思っているが、まったくもってロクに歩けもしない。。。

杖を突くのは見栄えが悪い、ヨタついている姿を人には見られたくないから外には出ない、そんなプライドだけの父はもうだんだんと動けなくなるだろう。
なにを言っても聞く耳は持っていないから、僕はもうなにも言わない、自分の好きにしたらいい、そう思っている。

そんな父がデイサービスに行って機能訓練なんてするわけがない。
デイサービスに行った時点で、そこにいる人たちをバカにして、何様のような態度をとるに違いない、そう思っていた。

そもそもデイサービスに見学に連れて行くと僕や母が言った時点ですごい剣幕で怒り出すだろう。
しかしそこはうちの嫁さん、どういう風に言ったんだろう？なんだか見学に連れて行ったようだ。

そしてそこでスタッフの方々と話をしているときに、野球の審判をやっていたという話をしたところ「え？！あの〇×さんか、審判の神様の・・・」と父を知っている野球関係の人がいたらしい。
プライドの高い父はおだてられればいい気になる、なかなかいい展開だったようだ。

はっきりとは決めていないが、母が「もしかすると行くかもしれないよ」とうれしそうに僕に話してくれた。

ロクでもない父親を持った息子は、遊んでばかりみたいですが意外と気疲れもしてるんです。(^_^;)