長崎新幹線は在来線とフル規格新幹線両方走れる軌間可変電車FGTで運用すると
言う斬新な方法を取る予定でした。
処が何しろ世界でも初めての試みで台車に問題が出て時速200キロ以上の走行に
耐えられなくなり開発は挫折して居ます。
JRはまずは長崎新幹線で成果を見て北陸新幹線の延長部分で走行させ、将来的
には全国的運行を目指して居ました。
処が現実はそう巧く行って呉れそうもない。
其処でJR九州は弱腰になり2017年5月の検証走行試験で実用化が困難と判断
されたらフル規格が最終選択肢との見解を表明した。
其処までして長崎新幹線を開通させねばならない理由は、これまで国と長崎県との
約束がある事に由来して居ます。
古くは佐世保港米軍原潜入港反対闘争等から長崎県は国に新幹線開通を約束させた。
しかし経済問題なので後回しされたが、やっとFGT利用の新幹線が決まった。
このFGTの新幹線はフル規格の新幹線とは似ても似つかない名前だけの新幹線です。
長崎県としては今回のJR九州のフル規格の判断は願ってもない事ですね。
ただ私は長崎新幹線より長崎本線の完全複線化を願いたい。
此方の方がどれだけ県民のためになるか判らない。