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2019年理論問2を解く

2021-05-29 15:24:07 | 電験2種への遠い道のり
ここでコンデンサについて過去問から演習をしてみましょう。
この問題で演習すると物理量の関係をつかんでおくのと、公式の暗記&ひたすら問題集の模範解答をもとに過去問をやりこむことの差が見えてきます。私が説明しているのは「科目合格を積み重ねて電験3種の合格を目指す方法」ではありません。物理量の法則をつかんで現象をイメージできることによって電気系の共通する考え方をものにして「電験3種の一発合格を狙う勉強法」です。最初はこの手の考え方になじめず公式の暗記や過去問を繰り返しやりこむことに逃げたくなりますがあきらめずにイメージとは?をテーマに1問1問を時間をかけて頭をひねってみてください。慣れれば多くの分野で過去問を見れば1分以内に正解を出せる解法を思いつけるようになります。最初の苦労から逃げなければ後は週4時間も勉強しときゃ1年もあれば一発合格を狙えるようになるでしょう。

さて、表題の過去問を公式通りに解く模範解答ならEAとEBそれぞれのコンデンサにかかっている電圧を割り出し極板間距離から電界強度を算出というところでしょうか。この手の問題で久々に公式暗記による正攻法による模範解答を書いてみました。感想はこんなん5分以内で出来へんわい!!wwですね。公式暗記&過去問やりこみ組にはつらい問題だと思います。

と・こ・ろ・が・・・・・

電験3種というのは公式暗記組には解く過程を積み増して振り落とそうとすると同時に本質を理解する人には楽に解ける逃げ道を用意しています。いや、電験2種1次試験まではこの考え方は通用します。調子に乗りすぎるとみっちりツケを支払わされるのは電験2種2次試験以降でしょう。私は電験2種を6年間受け続けました。同じ試験を6回も・・・よくも同じ試験を5回も続けて落ちることが出来たものですw諦めが悪いか真性のバカか・・・と言われても仕方がない。言い訳をさせてもらうと電験3種と電験2種では難易度に天と地ほどの差があります。
ではこの問題を楽に解くにはと・・・
極板の面積は同じ、直列の縦1列が同じ誘電率であることに注目しましょう。
となると電界強度は印加電圧を縦一列の極板間の距離で割ればいいことに気づけます。すると、どの縦一列も1.0kV/mmの電界強度になることがすぐに見破れます。答えは(3)。これなら1分どころか問題文を読み始めて20秒もあれば正解をマークできますね。そうです、最初の電界と電圧の意味を理解することから逃げなければこの問題はメチャメチャ簡単な問題になるのです。この考え方を適用できる世にするために色々な分野の物理量の関係を解きほぐそうというのが今回の一連の解説の意図です。このことに気づかれてまとめノートを長々つくったり公式帳を作って休憩時間などに寸暇を惜しんで公式を暗唱したり同じ過去問を何回も模範解答に従ってやりこんで計算が早くなったような錯覚の襲われる勉強法から脱却されて免状を手にされることを願っています。

次回はオームの法則を解説します。オームの法則を知らない人は少ないでしょうけど使いこなすのはこれがなかなか・・・。オームの法則を制する者は電験2種を制するといっても過言ではありませんが、私自身電験2種の免状取得に相当もたついたのを見ると使いこなせていなかったんでしょうw。未だに私はオームの法則を使いこなせる自信がありません。それだけオームの法則の使いこなしは奥深いのですが、その走りの部分を解説します。


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