明日は明日の風が吹く

明日の事を今日悩んだって何にも解決しない
まぁ何とかなるさ!

回らぬ機械は出力しない

2014-11-01 07:57:38 | 電験2種への遠い道のり
モーターって奴は回転することで機械出力を出す。

時に誘導機の動機速度をN0回転速度をNとするとすべりsは

s=(N0-N)/N0

つまりは回転磁束と同じ速さで回ってればすべりは0、モーターがロックすればすべりは1

そして、誘導機はトランスに置き換えた等価回路が書けるので、

銅損をもたらす2次巻線の抵抗と機械出力の等価抵抗の直列接続になる。

で、2次側にパワーが入力されると、回らぬ機械から出力はないのでs=1で2次側の入力はぜーんぶ銅損になる。だから二次入力をP2とすると銅損はsP2。

そしてモーターでは0<s<1だから出力は(1-s)P2

ここで、分かるのは

銅損:出力=s:1-s

直列につながってて同じ電流が流れるので、2次巻線の抵抗をr2出力の抵抗をRとすると消費されるパワーは抵抗に比例するので

r2:R=s:1-s

だから出力抵抗は2次抵抗を使って

R=(1-s)r2/s

って表せる。

ここらの公式を意味を踏まえずに丸覚えするのは苦痛でしかないと思う。

電験3種に合格する方法、それは努力することなんて述べるとみもふたもない。
実際みなさん努力されてるのにそれが免状を引っ張ってこれないことで悩んでおられることと思います。。

もし、努力なしで免状を手にしようなどという虫のいいことを考えておられる方は他のサイトで要望にあった処方箋を探されることをオススメします。

で、努力が免状に結びつかない方のために・・・

公式帳を充実させてちょっとした休み時間も語呂合わせで暗記に努めるなどという勉強方式から脱却されてはどうでしょうか?

もちろん公式の暗記はある程度必要です。暗記と思考は車の両輪のようなもので、理解が深まれば自然に暗記できますし、暗記された内容が多いほうが思考のスピードがアップします。

でも、暗記に偏りすぎても最近のひねられた問題を前に必要な公式をさっと引き出せるんでしょうか?

ですから、特に機械の科目は各機械の模式図や等価回路をまずは覚えましょう。

実は各機械の等価回路の素子の意味するところが分かれば、問題文を見て等価回路に与えられたパラメーターを書き込めば、分からない部分は複素数を含んだオームの法則とキルヒホッフの法則が分かれば求めることが出来ます。ひねられても順番に計算して書き込めば、複数の複雑な公式を思い出して正攻法で解くよりも早く求める物理量に到達できるはずです。

公式がなぜそうなるかまで理解しましょうとは言いません。

でも、覚えた公式が何を意味するかはわきまえておきましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする