鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

議員・事務局職員が普通救命講習を受講しました。

2012年08月09日 | Weblog

 鎌倉市議会議員有志と議会事務局職員が9日、本会議場を会場に普通救命講習を受講しました。

 市議会議員10名と事務局職員が受講者となり、消防本部の警防救急課長始め4人の消防職員が講師となって、DVDの解説のあと実際にAED(自動体外式除細動器)を使っての救命講習が行われました。

 昨年以来、市役所内で実際にAEDを使用する症例が2件ありました。

 AEDは、心電図を解析して除細動(電気ショック) が必要な不整脈を判断します。
音声メッセージにより、救助者に使用方法を指示してくれますので、特別な資格がなくても、誰にでも行えるのが応急手当です。

 私が普通救命講習を受講するのは2回目ですが、最初に受講してから6年ほど立ちますので、改めて平成24年1月から日本版救急蘇生ガイドライン(ガイドライン2010)に準拠した心肺蘇生法を学び、万が一の緊急事態に備えて、適切な応急手当を繰り返し学び、身につけておきたいと思い、今回受講しました。

 応急手当では、現場に居合わせた人の迅速な119番通報と、速やかな応急手当で、救急隊員による高度な応急処置と適切な医療機関への搬送につなげ、医療機関での適切な医療処置に結び付けることができます。

 救急車が要請を受けてから現場に到着するまでの鎌倉市の平均時間は、5.1分(平成17年度)だそうです。傷病者を救命するには、この約5分がかけがえのない時間となります。

今日の講習で改めて確認したのが
・傷病者に近寄る前に周囲を見渡して安全であることを確認する安全の確認

・傷病者の肩をやさしくたたきながら大声で呼びかけ反応があるかの確認

・傷病者に反応がない場合は、「誰か来てください! 人が倒れています!」などと大声で叫び応援を呼ぶ大声で叫んで周囲の注意を喚起し、「119番通報をお願いします」「AEDを持ってきてください」など、具体的に依頼すること。

・約10秒かけて胸と腹部の動きも観察して呼吸をみること。

・呼吸がなければただちに胸骨圧迫30回と、気道を確保しての人工呼吸2回の組み合わせによる心肺蘇生法を実施すること。





・心肺蘇生を行っている途中でAEDが届いたら、すぐにAEDを使う準備に移ること。
などです。

 AEDの操作では、練習用のAEDを用いて、電極パッドを貼り付け、音声アナウンスをもとに操作しました。



 その後、消防職員による解説があり、さらに脳卒中や心筋梗塞などの症例と対処方法について学びました。

 鎌倉市消防本部では普通救命講習を年8回、上級救命講習を年4回、消防署や消防出張所、公共施設などを会場に行っています。

 近年は救命講習への関心も高まり、受講者が増えているということです。

 多くの市民のみなさんが受講されることを願っています。