鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

スパイウェアにご用心!

2006年10月25日 | Weblog
知人からパソコンについてのS.O.Sがありました。

ウィルス対策ソフトを入れているのに、何度もウィルス感染の警告が出てくる。
スキャンをかけても改善されない。

電話では埒が明かないので、緊急出動することに。

パソコンを立ち上げると、ウィルス対策ソフトの表示ボタンのとなりに見慣れないボタンがありました。

それは「WinAntiVirus Pro 2006」というソフトであることがわかりましたが、知人はそんなソフトを入れた覚えはないとか。

開いてみると登録を要求する文が出てきました。
怪しい!

すぐにソフトを閉じて、とりあえず検索エンジンで「WinAntiVirus Pro 2006」をサーチしてみると、なんと詐欺ソフトであることがわかりました。

ウィルス対策ソフトの体裁で、インストールさせてパソコンの個人情報を盗み取ろうとするスパイウェアだったのです。

恐ろしい!
正規のセキュリティソフトのガードを潜り抜けてパソコンに侵入していたのです。

駆除の方法を調べてみると、結構大変でした。
単純なプログラム削除の手順では駆除できない様子。

そこでスパイウエアを検索駆除してくれる「SpyBot」というシェアウェアをダウンロードして実行しました。
こういうソフトをつくる人は偉い!

それで実行してみると、なんと怪しいファイルが100個以上も検出されました。
なかに「WinAntiVirus Pro 2006」もしっかり入っていました。

検出ファイルをすべて削除してしまっていいのだろうかと迷いもありましたが、ええい、ままよ!すべて駆除してしまえと、私にしては珍しく思い切りよく駆除してしまいました。自分のパソコンでもないし・・・(ウソ!)

そして無事に復活できました。
知人宅は別に怪しいサイトを見る家でもないのに、スパイウエアは巧妙な方法で入り込むんですね。

検索エンジンの記事をみると、実際にクレジットカードで購入手続きをしてしまった人も結構いるみたいです。銀行口座やクレジットカードの暗証番号などの大事な情報が盗まれてしまった可能性もあります。

私は知人に「気をつけなさいね」と、偉そうに言い残して帰宅しました。

帰宅して、なんとなく心配になり、自分のパソコンも「SpyBot」で調べてみると、なんと82個も怪しいファイルが!

・・・・・・。

そういえば最近、パソコンの動作が遅くなっていたような。

すべてが怪しいファイルでもなさそうですが、こうなったら全て駆除してしまえ!と、再び思い切りよく駆除しました。
すると今までよりパソコンの起動が早くなり、起動ミスがなくなりました。

スパイウェアは自分の知らない間に簡単にPCにインストールされ、個人情報盗難、データ破損、個人の特定などさまざまな問題を引き起こします。

ウェブサイトによると、ファイルをダウンロードしたとき、覚えのないメールを受け取ったとき、「ドライブ・バイ・ダウンロード」を実行するウェブサイトを閲覧したときなど、さまざまな経路でスパイウェアが侵入するそうです。
インターネットに接続されたコンピュータの90%がスパイウェアに感染してるとか。

私自身も常にセキュリティソフトが更新されているので、大丈夫だと思っていましたが、まんまと引っかかっていました。

気をつけなければ・・・