絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2019年12月14日(土)イラストじっくりコース・寺田順三先生の授業持ち物

2019-12-05 17:41:08 | イラストじっくり塾
12月14日(土)は、寺田順三先生の授業日です。

【課題】
・クリスマスモチーフを描かないクリスマスカード
・干支を描かない年賀状
この二点を描いてきてください。
*持ち物
・課題
・スケッチブック
・簡単に着色の出来る画材(色鉛筆やマーカーなど)

※スポット受講(在校生、卒業生対象)、ご見学(体験受講)の方、
随時受付しております!
興味のある方はギャラリーvie絵話塾までお問い合わせ下さい。
よろしくお願いいたします。





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2019年12月4日(水)絵本わくわくコース・高科正信先生の授業内容

2019-12-05 15:46:00 | 絵本わくわく塾
高科先生の三回目の授業は「行って帰ってくる物語」がテーマでした。

行って帰ってくるお話で『ナル二ア国物語』のように映画化になっている作品は沢山ありますが、
その中で『ホビットの冒険』J・R・R・トールキン作 1937年・・・瀬田貞二 訳 (岩波少年文庫)を紹介していただきました。
「行って帰ってくるファンタジー」を作り上げたのが、J・R・R・トールキンです。



『ホビットの冒険』を翻訳されている瀬田貞二の『幼い子の文学』の中で、
幼い子の喜ぶ話には、構造上のパターンがある。それは「行って帰ってくる話」と、あります。
子どもの頃の遊びで「はないちもんめ」がありますが、同じセリフのくり返しで行って帰ってくる面白さがあるのではないでしょうか。

行って帰ってくる物語の絵本を紹介していただきました。


『アンガスとあひる』マージョリー・フラック 1930年・・・瀬田貞二 訳
スコッチテリアのアンガスとアヒルのお話です。
アンガスは安全で安心の世界(退屈で守られた世界)から、生け垣を越えることで新しい経験をしてまた日常に帰って来ます。
帰って来た時には、以前のアンガスではなく、経験を積んだアンガスになっているのです。



『かいじゅうたちのいるところ』モーリス・センダック 1963年
少年マックスが、かいじゅうたちがいる空想の世界に行って帰ってくるお話です。
日常(現実世界)にいるマックスが、目を閉じて非日常(空想世界)に行って圧倒的な満足感を得て、自分の部屋に帰って来ます。
絵の大きさにも特徴があって、ページごとに絵の大きさが変わっています。
この絵の大きさには、マックスの空想世界の大きさを表しています。



『アンガスとあひる』では、生け垣という地続きのところに日常と新しい経験という境目があるのですが、
『かいじゅうたちのいるところ』では、目を閉じるという行為で非日常へ行ける。リアリズムとファンタジーの違いです。



『おしいれのぼうけん』古田足日 作 田畑精一 絵 1974年
幼稚園の押し入れに入るとねずみばあさんが現れるお話です。
現実の幼稚園の中にも、幼稚園の押し入れの中が空想世界になってます。

大事なのは、子どもの文学では行ったら必ず帰ってくることで「あー、よかった」と思って読み終えることが出来ることです。

次回2月5日(水)テーマは「子どもの現実」です。

【課題】
「絵本のテキストを書く」 *締切1月22日(水)
重要な役割になる登場人物に「あかいさんかくぼうし・すず・めだま」を必ず登場させてください。
(それ以外の登場人物が増えてもいいです)
15見開きで、文章のみで書いてください。(絵はいらないです)
見開きの書きだしに1~15の番号を打ってください。
縦書きの原稿用紙に書いてください。

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2019年11月23日(土)デッサン基礎クラス・タケウマ先生の授業内容

2019-12-05 13:03:40 | デッサンクラス
今日の授業は、神戸王子動物園でスケッチ。
小春日和で気持ちの良い天気です。時間は3時間。





11時から12時まで園内でスケッチをして、一度集合して講評します。
次は1時30分に2回目の講評です。



タケウマ先生からのアドバイスは、動物は思っている以上に、各パーツの形が違うものが多いですね。
例えば、シマウマは意外と頭が大きくて、たて髪がふさふさしています。



象は大きいですが、実際に見ると、想像以上に大きいです。
このように、スケッチをする前に先ずは動物の各パーツを見る=観察しても良いと思います。
また動物が主役ではなく、周りの風景を描いて、動物を脇役的に扱っても面白い構図になります。
時間内に完成しなくても、スケッチブックに文字で、ここはこんな色とか、書いておくと後で仕上げることができますね。

タケウマ先生のスケッチ

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2019年11月9日(土)デッサン基礎クラス・タケウマ先生の授業内容

2019-12-05 12:42:00 | デッサンクラス
今日の授業テーマは
●デフォルメとは何か
●見えていない物を描く方法です。



野球のバッターの写真が3枚あります。真上・正面・横の写真です。
ここにはないアングル、バッターを斜め上から描いてみましょう。
描くポイントとして、関節の位置を考えて描けばもう少し楽に描けると思います。
最初から上手く描けませんので、写真などの参考資料を見ながら練習してみましょう。
今日の授業は資料がたくさんあります。ここで説明するのは難しいですね。



またイラストレーションらしい絵とは、ひとつはデフォルメすることですが、その他にもいろいろなテクニックがあります。
後半の授業はクロッキーをするのですが、ただ写し取るだけではなく、想像しながら描いていきます。

●手を上にあげる(実際は手は机に置かれている)
●下半身があぐらをかいている、(実際はイスに座っている)
など想像して描く練習をしましょう。

最後に並べて講評をしました。


ではまた次の授業まで!

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