絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2014年12月21日(日)絵本ゆっくりコース・荒井良二先生の授業内容

2014-12-26 17:55:52 | 絵本ゆっくり塾

本日の絵本ゆっくりコースは荒井良二先生です。
まずは東京のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で12月25日まで行われていた個展のお話から始まり、
東京で出会った絵本作家の方との会話から「切実さ」は「作る原動力」になるというお話。皆にもきっとあるのでは?と荒井先生。

続いて、お題を決めて連想ゲームのようにイメージする言葉を生徒さんに発表してもらいました。
荒井先生はイメージで絵を描かれるのではなく言葉のイメージで描かれるそうです。

今度は冊子を使ったワークショップをしました。
1~24までページ数をふり見開きの左に文字、右に絵を描きます。
指示のあった数ページは、自由に使える白紙にしておきます。
それ以外のところに線を2本、紙の端から端まで引きます。

その線を「道」や「川」に見立てて、そこを移動する「乗り物」や「動物」を考えて
何かに乗って何かを届ける「絵本」を作ります。
リンゴやナスに車や足を付けても移動できるしそれが登場してもおかしくないのが絵本の世界です。

先ほどの白紙ページの言葉は同じ文章にしておくことがポイント。
同じ言葉を繰り返すとリズムが生まれ、読み手が読みやすくなります。

そして更にその白紙ページは実は、1,2,3,ドン 1,2,3,ドン というリズムになっています。
絵本も音楽同様リズムが必要です。人によって心地よいリズムはそれぞれなので、自由に好きなものを作って良いです。

完成した作品は皆の前で発表しました。
完成しなかった人も、こんなふうに考えたというコンセプトが読み手に伝われば成功です。

いつもと違う作り方をすると思ってもみない発見がありとても刺激になります。
絵話塾の講師の方々は皆さん、実に様々な作り方をされています。
色んな絵本の作り方、考え方があり、自分にぴったりのものを思考錯誤しながら見つけて行って下さい。

今期の絵話塾は、今日が今年最後の授業でした。
来年1月16日まで冬休みで、1月17日のデッサンクラスから始まります。
皆さま今年もありがとうございました。楽しい年末年始をお迎え下さい。

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2014年12月20日(土)イラストコース・福田利之先生の授業内容

2014-12-25 15:59:32 | イラストじっくり塾
今日の福田利之先生の授業は「ラッピングペーパー」を作りました。
コラージュしても絵を描いても手法は自由です。完成後カラーコピーをとり、そこへ持参したプレゼントを包んで最後にプレゼント交換をします。
福田先生も一緒に制作されます。チラシの上にマスキングテープを大胆に貼り付けています。よく見ると「NOEL」のアルファベットを抜き出して留めておられました!あっという間にとってもおしゃれなラッピングペーパーの完成です。
完成したらあみだくじで抽選。ラッピングペーパーと中のプレゼントを開けて、雰囲気を合わせているかや、他にどんな工夫がされているか話していきました。
それと、今日は前回制作した「クリスマスオーナメント」を、現在ギャラリーVieで開催中の福田先生の個展会場に飾りました。
ツリーはマスキングテープで先生が壁に準備して下さいました。クリスマスらしからぬオーナメントを、というテーマのもと、ユニークな作品が会場を彩ってくれました。

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2014年12月20日(土)デッサンクラス・タケウマ先生の授業内容

2014-12-22 17:23:16 | デッサンクラス
今日のデッサンクラスは「文字」を描きました。まずタケウマ先生から頂いたプリントを参考にしながら、持参した本や雑誌の模写をしました。
今度は人物と文字の両方を組み合わせて描くことに挑戦。人物は向かい合わせの人同士で描き合いをします。文字はその生徒さんの名前を入れたり、または違う言葉でも良いです。
そして、文字と人物、どちらを先に描いても良いです。どちらを先に描くかで構成が変わってくるのでどんな画面にしたいかで、どちらを優先するか決めます。
文字を入れる時は、よく子どもがしているように絵の上下を気にせず、横向きなど自由に描いてみても面白い。画面からはみ出させたりダイナミックな文字・人物を描いてみるのも一つ。
今年のデッサンクラスは今日が今期最後。10月から始まり人物、動物、植物、風景、建物、文字など色々描いてきました。
次回の課題は今まで描いた中で一番描きやすかったものを描いてきて下さい。来年1月17日(土)は須磨水族館へスケッチに行きます。


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12月17日(水)絵本わくわくコース・高科正信先生の授業内容

2014-12-18 13:09:49 | 絵本わくわく塾
高科正信先生5回目の授業は、前回の続きで「死と再生の絵本」がテーマでした。

子どもの絵本によくあるのが、死をテーマにした絵本です。
今日は、そんな「いのちの絵本」を沢山紹介していただきました。



荒木経惟さんの『チロ愛死』は、死を描くことで生きる大変さを浮かばせています。

佐野洋子さんの『わたしが妹だったとき』は、亡くなったお兄ちゃんに、お風呂で会うという想像を膨らませ、新しいパンツとパジャマに着替えて、現実に戻ります。

イエラ マリの『木のうた』や、ユリー シェルヴィッツの『よあけ』も、季節の移り変わりや、夜から日が昇るまでの暗闇からの夜明けで、死と再生を表現しています。

生きることはすばらしいと、表現している絵本は沢山ありますね。




2月4日(水)提出の課題が出ています。

「岩波少年文庫を読んで、書評を書く」

岩波少年文庫の何でもいいですので、書評を書いてください。

書評ですので、感想文ではなく人に勧める文章です。
原稿用紙に、枚数は自由です。

わくわくコースの授業は、次回は1月21日(水)です。
それまでお休みになりますので、よろしくお願いいたします。

※スポット受講(在校生、卒業生対象)、ご見学(体験受講)の方、
随時受付しております!
興味のある方はギャラリーvieまでお問い合わせ下さい。



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2014年12月21日(日)絵本ゆっくりコース・荒井良二先生の授業持ち物

2014-12-15 18:33:16 | 絵本ゆっくり塾
◎12月21日(日)2~4時/5~7時…荒井良二先生(※年内最後です)
*持ち物
 すぐに着彩できる画材

以上よろしくお願いします。

※スポット受講(在校生、卒業生対象)、ご見学(体験受講)の方、
随時受付しております!
興味のある方はギャラリーvieまでお問い合わせ下さい



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