絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2022年9月28日(水)絵本わくわくコース・tupera tupera 亀山達矢さんの授業内容

2022-09-29 16:15:58 | 絵本わくわく塾

本日から「絵本わくわくコース」が始まりました。初回のの授業は、tupera tupera ・亀山達矢さんです。

初回の授業ですので、みなさんの自己紹介から始めましょう。

『しつもんブック100』を使って、簡単な自己紹介をしました。

1~100の中で好きな番号を言って、その番号の質問を答えていきます。

例えば「魔法が使えたら何がしたい?」や「好きな野菜は?」など。

ほとんどの方がスマートフォンを持っている時代、

そんな時代だからこそ、人と人との繋がりを大切にしたいという思いがあって『しつもんブック100』を作られたそうです。

初対面の人と会う時には、ポケットに忍ばせてたいですね。

 

では授業を始めましょう。

 

お仕事と絵本が出版されるまでの苦労やアイデアなど、いろんな話をお聞きしました。

 

tupera tupera は亀山達矢さんと中川敦子さん二人によるユニット名です。

2002年に活動を開始し今年で20年目だそうです。

始めは布雑貨を主に制作して、雑貨屋さんで販売していたそう。

 

tupera tupera の作る雑貨の中にはストーリー性を感じるものが多く

「絵本は作らないのですか?絵本を作ったらいいのに!」という声が多く、

ちょうどその頃は、雑貨屋で洋書を部屋のインテリアとして扱っているお店も増えて、

部屋に飾れる絵本なら作れるかもと思い、絵本作りにも興味が出てきたのだそうです。

 

本日の授業は3時間授業とたっぷり時間はありますので、お仕事のお話しも沢山お聞きしました。

 

今までのお仕事では、舞台美術・商業施設などの広告用ポスターなどのビジュアル・テレビ番組や映画のキャラクター・教科書・CDジャケットなど、幅広く活躍されています。

最近はお菓子のパッケージイラストの仕事も増えているそうです。

 

授業では、パソコンで画像を見ながら説明されていきますので、とても分かりやすいです。

 

今は丸亀市の猪熊弦一郎現代美術館の近くにある通町商店街で「スゴ!すごろくプロジェクト」が開催中です。

土日祝のみですが11月3日まで、商店街がすごろくになるプロジェクトです。

 

神戸のKIITOでは、「tupera tuperaの工作ワンダーランド」も開催中です!

10月30日までですので、ぜひ遊びにお出かけくださいね。

 

 

その他にも美術館の展示や各地でのワークショップ・講演会などで、とってもお忙しそうです。

お忙しい中、授業でお会い出来るのはとてもありがたく嬉しい時間です。

 

では休憩を挟んで絵本の話をお聞きしましょう。

2012年に『しろくまのパンツ』ブロンズ新社から出版され、今年で10年目です!

10周年の記念に『ねずみさんのパンツ』が出版されました。

どんな内容なのか読むのが楽しみですね。

 

他にも『かおノート』コクヨ  『やさいさん』『くだものさん』学研  『パンダ銭湯』絵本館 が大ヒットし、その後も沢山の絵本が出版されています。

 

どの絵本も発想が面白くて、生活の中で発見したことが絵本に発展していっています。

 

その中でも亀山さんがオススメする『おばけだじょ』学研 は、絵もストーリーもシンプルですが、影絵を撮影して作ってるという作り方にこだわりがある一冊です。

そして、本文に繋がるように仕込まれた見返し、何か気が付いたかな?

出版された沢山の絵本には、いろんなアイデアが盛り込まれています。

妥協をしないで絵本作りをされてきたのだなと、とても感じました。

 

「作り手はワガママでなければならないし、人任せにしてはいけない。

 情熱を持てば、周りはついて来てくれる」

 

「絵本は人と人とのコミュニケーションツール。

 絵本は息が長く、世の中に残る魅力的な業界です」

 

「いつからデビューしても遅くないです。 楽しみながら続けてくださいね。

 そして、同じ作り手として共感したいので、作品があれば見せてください」

 

 と、亀山さんはおっしゃっていました。

 

ブログでは語りきれない情報量でした。

3時間の授業、ありがとうございました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

11月から始める教室・生徒募集中!

・絵本レベルアップクラス   11月6日(日)〜  (あと2名)

・文章たっぷりコース     11月12日(土)

・イラストレベルアップクラス 11月19日(土)

ご興味のある方、ぜひお問合せくださいね。

よろしくお願いいたします。
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〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
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tel.078-332-5808
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2022年9月25日(日)絵本ゆっくりコース・WAKKUN先生の授業内容

2022-09-25 17:38:41 | 絵本ゆっくり塾

本日からの絵本ゆっくりコースが始まりました。初回はWAKKUN先生の授業です。

まずは、WAKKUN先生の自己紹介から。

本名「涌嶋克己」ですが、幼い頃から「ワックン」と呼ばれていたので、ペンネームを「WAKKUN」としたそうです。

20代に大学を中退し絵を描き始め、30代にスズキコージさんなど大切な友人に出会います。

その出会いから、心が動いたことを表現したい、伝えていきたいと思い、上手い絵ではなく良い絵を描いていこうと思ったそうです。

 

WAKKUN先生は、その時の空気や温度を大切にして絵を描かれています。

作家はそれぞれ個性がありタイプが違います。

皆さんもこの一年で自分らしい世界を探してくださいね。

 

後半は四人一組になって「起・承・転・結」の四コマで完結する、短いお話を考えました。

最初に四人全員が「起」を描きます。

その紙を隣りの方にまわして、もらった方はその続き「承」を考えます。

「転」「結」も考え、四コマ最後まで描けたら、最初の「起」を描いた人へ戻し、

その人は全体の流れを見てそのお話のタイトルを考えます。

全然違う人の発想が入ることで、思いもよらない仕上がりになります。

ひとりひとりに、違う才能があるのだと、感じられます。

 

 

では発表していきましょう。

「起・承・転・結」のワークショップは、頭を柔軟にしてくれます。

いろんな人との組み合わせで、ストーリーが違ってくるので面白いですよね。

4人が集まったら、是非やってみてください。

 

11月から始める教室・生徒募集中!

・絵本レベルアップクラス   11月6日(日)〜  (あと2名)

・文章たっぷりコース     11月12日(土)

・イラストレベルアップクラス 11月19日(土)

ご興味のある方、ぜひお問合せくださいね。

よろしくお願いいたします。
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2022年9月24日(土)イラストじっくりコース・弓削ナオミ先生の授業内容

2022-09-24 19:40:06 | イラストじっくり塾

本日から「イラストじっくりコース」が始まりました。

初回の授業は弓削ナオミ先生です。

本日は画材の説明と鉛筆を使っての簡単なワークショップです。

 

弓削ナオミ先生は、女性誌向けのイラストをよく描かれていますが、

猫が好きで猫のイラストや絵本を作ったりもしています。

初めはコピック・筆ペンを使われていましたが、今ではデジタルやアクリル・パステルなど、

いろんな画材を試してイラストを描かれています。

 

よく使われるアクリル絵の具の中でも、ガッシュとリキテックスの違いを説明していただき、

また透明水彩の特徴を実際に着色して分かりやすく説明していただきました。

 

  

他にも、パステル・マーカー・筆ペン・色鉛筆・カラーインクなど、いろんな画材を知ることが出来て、

これから何を使って描いてみたいか、ワクワクしてくる説明でした。

 

次にカッターで鉛筆を削ってみて、その鉛筆を使っていろんな線を描いてみました。

 

 

鉛筆の準備ができたら、ワークショップをしていきましょう。

まず、肘を浮かして線やギザギザを描いてみます。

次に円を描いて、円の中をいろんな描き方で塗ってみます。

それぞれ個性があっていいですね。

では次に、しめじをモチーフに描いていきます。

まずは、5分間じっくり観察しながら、本物そっくりに描く意識で描いてみましょう。

次にしめじを見ないで、しめじをイメージして1分間で描いてみます。

最後に、しめじを擬人化して描いてみます。タイトルも考えてください。

15分間で描くので、余裕があれば着色もしてくださいね。

  

とても楽しいワークショップでした。

 

線の描き方やアイデアなど、それぞれの個性が輝いていました。

正解・不正解は無いので、失敗を恐れずにいろんなことにチャレンジしてみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 


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