絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

絵本とイラストの教室 「絵話塾」 3月のガイダンス日程

2024-02-29 16:50:53 | 絵話塾からのお知らせ

絵話塾21期生の生徒募集しています!

3月のガイダンス日程が決まりました。

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

3月 9日(土)   11:00〜 

  10日(日)   11:00〜 

  16日(土)   11:00〜  

  17日(日) 11:00〜

  20日(水祝)   14:00〜 17:00〜 

  23日(土)   11:00〜

  24日(日)   11:00〜

  30日(土)   14:00〜

  ……………………………………………………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
……………………………………………………………………………………………………


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年2月28日(水)絵本わくわくコース・高科正信先生の授業内容

2024-02-29 16:06:30 | 絵本わくわく塾

本日は、高科正信先生の3回目の授業です。

高科先生、パッチワークのオシャレなパンツを履かれていますね。

紳士物のスーツをパッチワークでリメイクして作られたパンツだそうです。

 

今年は2月というのに暖かい日が数日ありました。

まだ3月にもなっていないのに、高科先生の自宅付近では、鶯が鳴いたそうです。

それも、珍しく地上に降りてきた鶯の姿を、見ることができたとか。

この調子だと桜の開花も早いでしょうね。

 

前回の授業では、「リアリズムの手法」がテーマでした。

本日のテーマは、「ファンタジーの手法」です。

 

物語にはリアリズムとファンタジーの二種類があります。

リアリズムが現実世界なら、ファンタジーは空想世界です。

ファンタジーのお話は、ここではないところ(非日常)のお話です。

 

ファンタジーの物語で代表作は『ナルニア国ものがたり』C・S ルイス 1950年(岩波少年文庫)があります。

『ナルニア国ものがたり ライオンと魔女』では、洋服ダンスがファンタジーの世界へつづく扉になります。

 

絵本にはファンタジーでしか書けないことがらがありますが、

魔法が使えるや妖精が出てくるというような夢の世界は、ファンタジーだからOKと考えない方がいいです。

魔法が使える必要性や妖精と出会う場面には、現実以上にリアリズムが必要です。

 

本日は、あまんきみこさんの作品を紹介していただきました。

 

・『あまんきみこ童話集』の中から 「さよならのうた」  角川春樹事務所  2009年

 

・『きつねみちは、天のみち』   童心社   2016年

 

・『ふでばこのなかのキルル』   白泉社   2010年

 

 

授業の後半は、課題についてお話がありました。

 

課題は人に見てもらうので、清書原稿で提出しましょう。

上手ではなくて良いので、丁寧に書いてください。

 

絵本のテキストで、ここではない話(ファンタジー)を考えるときは、

頭を柔軟にした方が良いですよ。

 

例えば、

「ぞうを冷蔵庫に入れる」 どうやって入れますか?

3つの動作で考えてください。という問いに、

 

1,象の写真を撮る

2,プリントアウトする

3.冷蔵庫に入れる

 

このように、どうやったら冷蔵庫より大きい象を、冷蔵庫に入るかを考えますが、

 

1,冷蔵庫のドアを開ける

2,冷蔵庫に象を入れる

3,冷蔵庫のドアを閉める

 

このように、既に象の入る冷蔵庫はあると考えるといいのです。

あり得ない話を、リアルに書くとファンタジーの話になります。

 

 

最後に形容詞についてのお話がありました。

 

「かわいい」 「かわいそう」 「たのしい」 という形容詞は、なるべく使わない方がいいです。

思いや考え方は人それぞれ違うので、「かわいい」だけの表現でなく、どう思うのか。

「まあるい目が愛らしい」などの、ことばの言い方をさがしてください。

 

ついつい「かわいい」と言ってしまいますが、言い方をさがしてみると、言葉の表現が豊かになりますね。

 

 

【課題】 4月10日(水)提出

 

ふゆのおわり はるのはじめ で、絵本のテキストを書いてください。

1~15場面  ひらがなで書く

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年1月14日(日)絵本レベルアップコース・高畠純先生の授業内容

2024-02-22 16:57:17 | 絵本レベルアップ

本日は「絵本レベルアップコース」3回目の授業です。 講師は高畠純さん。

先ずは絵を描くストレッチをしましょう!頭も身体も柔らかく。

スマホなどの写真を見ないで、 「たまご」を5秒で描いてください。

次に下記の3つを資料を見ないで、もちろん5秒でなくても良いので描いてみましょう。

1,ヒヨコ

2.タツノオトシゴ

3.自転車

※自転車はチェーンを描くのが難しく、車輪とチェーンの関係をよく考えましょう。

 

高畠先生が、順番にアドバイスして回ります。

 

下記のシーンを資料などを見ないで描いてください。

A.人が正座している姿を横から見たところ。

B.あぐらを前から見たところ。

C.腕を組んでいるところ(上半身)。

D.正面から箸を持っているところ。

E.正面からスプーンを持っているところ。

F.正面から見た相撲の関取の髪型。

どうですか。簡単に描けた方は少ないと思いますが、自分の得意、不得意が分かりますね。描き終わればスマホ等をみて確認して、家に帰りましたら復習しましょう!
さあ次は絵本作りのヒントになるワークショップです。
ウフフどんな授業かな!お楽しみに。
ではまた教室でお会いしましょう!
チャオ!       


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年2月3日(土)イラストレベルアップコース・朝野ペコ先生の授業内容

2024-02-22 16:35:57 | イラストレベルアップコース

本日2月3日のイラストレベルアップコース、イラストレーター朝野ペコ先生の授業です。

 

今回の授業は、課題の「雑誌の挿絵を描く」の講評です。

課題の詳細は

1.自分がやりたい雑誌、もしくはタッチが合うと思う雑誌を見つけてくる

2.「ここに、こういうイラストがあったら良いのでは?」を考えて10点程度制作する

3.見つけてきた雑誌と一緒に、制作したイラストを発表する

という内容です。

 

雑誌のお仕事は「こういうシーンにしてほしい」とか「こういったシチュエーションで」というオーダーが多いです。写真を参考にして、そのまま描くのは著作権的に問題があるので、参考にした場合は、必ず自分のタッチのイラストになるように工夫して制作しましょう。

 

それではペコ先生から講評です。

 

「複数パターンを用意していて、選択肢が増えるというのが良いですね」

「ページのデザインに合わせた色選びをしていて見やすいです」

「写真に対して大喜利のようなイラストを合わせていて、イラストの良さが伝わります」

「簡略化して描き込み過ぎないことで、他の人との差別化が出来ています」

 

ペコ先生が1人ずつのイラストを見ながら、コメントやアドバイスをして下さいます。

 

ペコ先生「雑誌によって、使われているイラストのテイストが変わるので、自分のイラストに合う雑誌を探すのが1番かなと思います。

また、『このタッチで勝てる人がいない』、『このテイストで他に誰も描ける人がいない』というのを磨いていくことも大切です。自分が好きなタッチをブラッシュアップしていきましょう」

 

今回の課題では、実際の雑誌に自分のイラストを貼り付けたり、実物に近い形に仕上げた方が沢山いらっしゃいました。出版社やデザイン会社の方に想像してもらいやすくレイアウトするのも、自分のイラストを使ってもらいやすくする1つの方法です。

 

また、それぞれの発表では、今までに知らなかった雑誌を知るきっかけにもなりました。沢山の仲間と一緒に学べるからこそ、知ることが出来る、新しい発見がある、というのは、「仲間と学ぶ授業」の良さでもありますね。

 

授業では、ペコ先生が実際に携わられた雑誌の挿絵のお仕事も見せて頂きました。ラフや修正、どのように作られたのかという様子も教えて頂きましたよ。

                                                                                

次回は「本の表紙(装画)」という課題に向けて、ペコ先生から課題図書の発表があります。本のお仕事を目標にされている方も多いと思いますので、今から課題図書が何になるのか楽しみです!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【絵話塾のガイダンス】

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

2月 24日(土)   14:00〜

  25日(日)   14:00〜 18:00~

  ……………………………………………………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
……………………………………………………………………………………………………

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2024年2月18日(日)絵本ゆっくりコース・WAKKUN先生の授業内容

2024-02-21 17:59:14 | 絵本ゆっくり塾

本日の絵本ゆっくりコースは、WAKKUN先生3回目の授業です。

前回は墨で90センチ四方の和紙に気持ちを乗せて描きました。

今回も同じく墨を使いますが、描くのは細長い半紙です。

 

WAKKUN先生の授業では、今後「じゃばら本」の絵本を制作します。

今回の細長い和紙は、「じゃばら本」を制作することを、見据えて描いていきます。

 

まずは、WAKKUN先生から見本を見せていただきます。

WAKKUN先生が描いた絵は、ジャンケンで勝った人にプレゼントしました。

 

震災から5年後、芦屋市立美術館で開催したライブペインティングでは、

もしあの時、自分が死んでいたら、子どもたちに何を残せただろうかと考えてみると、

空の上から娘や息子を見た時「お父さん、ボク達大丈夫やで!元気に歩いていくからな!」と

言ってもらえたら嬉しいと思って、タテ2メートル、ヨコ10メートルもの大きな紙に

「てくてく 歩く ボクたちは これからも しっかりとね 福の種まけ ボクらの前に ボクらの後に」と描かれたそうです。 

「一番伝えたいものは、それぞれの心の核になるもの。頭で考えるものではなく、心の中で感じるものです」

WAKKUN先生も昔は、上手に描こうと思っていたけれど、友部正人さんやスズキコージさんとの出会いで、自分の描く絵や文字が、きれいに描こうとしていて表情がないことに気付き、「しょうもねー」と思ったそうです。

そこから自由に表現するようになったそうです。

WAKKUN先生は熱く語っていました。

 

では、皆さんも描いてみましょう。

 縦にするか横にするかは自由です。

描き始めはためらっていた方も、一筆描き始めるとすらすらと描かれています。

静かに丁寧に描くのもいいし、大胆に一気に描き上げてもいいですよ。

墨の濃い薄いも水で調整してくださいね。

 

 

完成したら発表します。

迫力のある絵や繊細な絵、いろんな作品が完成しました。

 

   

春に向けて思うことや、日々の生活での大変さ、

人それぞれ思う(表現したいこと・表現の仕方)ことは違います。

これからも自分の世界を探って伝えることをしてほしいですね。

 

次回の授業では、ジャバラ本を見せていただきます。

大きさ・画材・テーマは自由。

集印帳をベースに作ってもいいし、一から作ってもいいです。

完成できなかった場合は、どんな風に仕上げていくかを発表してください。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【絵話塾のガイダンス】

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

2月 24日(土)   14:00〜

  25日(日)   14:00〜 18:00~

  ……………………………………………………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807
……………………………………………………………………………………………………

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする