絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2024年6月2日(日)絵本レベルアップコース・高畠純先生の授業内容

2024-06-27 17:09:00 | 絵本レベルアップ

本日はタイプの違う絵本3冊を紹介します。

『クリスマスマーケット』降矢なな

この絵本は、クリスマスをテーマにしたオーソドックス(正統的)な絵本で女の子と子犬のお話。

 

『かぜがつよいひ』 昼田弥子 作  シゲリカツヒコ 絵

留守番をしている姉弟がしりとりをするのですが、ストーリーはあまりなく、凄いお話で起承転結はまったくありません。

 

『ゆうやけにとけていく』 ザ・キャビンカンパニー 

見開き毎に夕日のシーンが現れる。

物語性は少ないのですが、懐かしい場面の数々で個々の心に染みこむような絵本。

上記で紹介したように、絵本は色々なタイプがあります。制作するうえで、これがベストよりベターを選択することも必要。

 

次はワークショップです。
高畠純さんが持って来られた袋に動物の名前のカードが入っています。

この中から2枚のカードを引きます。

例えば「サル」と「カバ」2枚のカードを引いたとします。

この2つの動物のお話を作る際に、1〜12月までどの月が良いかを考えて季節感も入れながら、文章と絵を描きます。

これは宿題で、次の高畠純さんの授業(7月7日)の時に発表です。

 

では、次の絵本レベルアップの授業、楽しみに!

 

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絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」の6月のガイダンス(説明会)を行います!

 

6月 29日(土) 11:00〜 14:00〜

   30日(日) 11:00〜 17:00〜

 

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

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〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
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tel.078-332-5808
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2024年5月19日(日)絵本レベルアップコース・松田素子さんの授業内容

2024-05-30 18:10:18 | 絵本レベルアップ

本日、5月19日は「絵本レベルアップコース」8回目の授業です。 講師は松田素子さん。

松田さんが以前お仕事で行きました、コロンビアでのお話。中南米に位置するコロンビアの第二の都市「メデジン」。

この街はかつて麻薬カルテルの本拠地があり、世界最恐の都市と呼ばれていました。

ここで絵本のワークショップをするために松田さん夫妻は訪れました。

2008年に完成した公園図書館。3つの広場を中心に図書館・講堂・展示室・音楽学校などの複合的な機能を持つ、まさに地域再生の拠点となるべく作られた施設。

この施設が完成してからのメデジンの治安は、目を見張る程よくなりました。

ここの図書館司書に、松田さんが外国には行ったことがあるのですか(今から思えば大変失礼な質問だったと思います)と聞きましたら、アメリカやキューバに行って、図書館の勉強をしました。アメリカではそんな治安の悪い所に戻らなくても、アメリカで仕事をすればとよく言われたみたいです。

そのとき司書の方は「私はコロンビアに対して何もできていないから、コロンビアに戻ります」と答えたそうです。こういった使命感のある方がいる限り、メデジンの未来は明るい方向に向かっていると思いました。

今年もコロンビアに行き、子ども中心のワークショップをしました。日本の絵本ワークショップは圧倒的に大人の方が多いのですが、海外では子ども中心なんですね。

良い絵本との出会いは子どもの成長を育みます。
さあ、次は絵本の講評です。どんなダミーか楽しみです!詳しくは授業に参加してくださいね。

●授業で紹介しました絵本

わにくん


スーホーの白い馬


あったらいいね


きょうはマラカスのひ


次回6月2日は高畠純さんです。お楽しみに!

 

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絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」の6月のガイダンス(説明会)を行います!

 

6月 2日(日)    18:00〜 

         8日(土) 11:00〜 

      9日(日) 11:00〜 

  15日(土) 11:00〜 

  16日(日) 14:00〜 17:00〜

     22日(土) 11:00〜

  23日(日) 11:00〜

  29日(土) 11:00〜 14:00〜

  30日(日) 11:00〜 17:00〜

 

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

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2024年4月14日(日)絵本レベルアップコース・高畠純先生の授業内容

2024-05-17 18:13:39 | 絵本レベルアップ

本日は「絵本レベルアップコース」7回目の授業です。 講師は高畠純さん。

今日は「ことば」の響きからイメージする形(図形)を考えていきます。

これを音象徴(おんしょうちょう)といいます。
図形の面白さを追求する絵本を今回は作っていきます。

音象徴

「音象徴」とは、音がただ物理的な音ではなく、それ自体が、例えば「大きい」、「小さい」というように、 何らかの意味を持ち、その音(ことば)を聞いて、あるイメージを喚起するもの。

元永 定正さんの絵本『もこ もこもこ』は面白い形と言葉で構成されています。

 

次に前回の課題、内田麟太郎さんのテキストを読んで絵をつける。でしたね。みなさん面白い作品が揃いました。

課題の発表

 

次に午前中だけですが、ゲスト講師に高畠じゅん子さんが来られました。同姓同名で、作詞家に高畠じゅん子先生がいらっしゃいますが、同一人物ではありません。ちなみに、絵本作家の高畠純先生とも、親戚ではありません! まずは『ブービーとすべりだい』の読み聞かせ。終わってからこの絵本についてのお話。

この絵本はじゅん子さんの2冊目の絵本で、自分の娘さんが、すべり台が滑れなかったことからヒントを得ています。じゅん子さんの絵本作りは、お話の「核」を考えてから前後の内容を考えていく方法です。

すべり台になりそうなものを考えていくと、「お母さんのひざに乗ってすべる」がお話の核になります。 このように最初からお話を考えないで、中心(核)になるものを見つけたら、それに枝葉をつけていけば、絵本になる可能性が高いですね。

ではまた次の授業でお会いしましょう。

 

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絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」のガイダンス(説明会)5月の日程が決まりました!

5月  25日(土) 11:00~ 

     26日(日) 11:00~ 

 

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

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2024年3月24日(日)絵本レベルアップコース・松田素子さんの授業内容

2024-05-05 15:09:11 | 絵本レベルアップ

本日は「絵本レベルアップコース」の授業。講師は松田素子さん。

松田さんはお知り合いから「月桃」の種を頂いてベランダのプランターに播いて、観察していたら新芽が出て、いまではそこそこ大きく育っているそうです。月桃の種はゴマくらいの小さな種で、これが成長すれば2メートル位の大木になるそうです。

また以前、松田さんは古い一軒家に住んでいて、そこは猫の額ほどの小さな庭でした。大家さんから「庭の手入れはこまめにしてね」と言われていたのですが、どんな草花の芽がでるか興味が涌いて観察していた時期があったそうです。

日常の生活で、すこし目を凝らせば絵本の種になる要素がいっぱいあります。皆さんも日々の生活で忙しいとは思いますが、ちょっと立ち止まってみませんか。

 

では講評をしていきましょう。 本日ダミーを持ってきた方は5人です。

・『空の絵本(仮称)』

空の色を妖精が色々と変えて、王様に気に入ってもらう内容です。

最後のページで王様が空の色を見て、この空の色は良いね、と言っていますが、このように良いと断言していいのか?

読者は絵本のなかで良い悪いを言ってしまうと、つまらなくなってしまいます。 

 

・『女の子と樹の話』

色々な要素とアイデアが入りすぎて、バラバラのピースがばらまかれた状態になっています。

それと言葉で説明し過ぎています。絵本は絵が喋らないといけないのです。

 

・『おしゃべり木の葉』

・『春を探して』

などダミーがありましたが、いずれも絵と言葉の関係性も含めて、出版されている絵本をとにかく、深く深く読み込んでいきたいですね。

 

次は絵本『ざしき童子(ぼっこ)のはなし』について

松田さんはミキハウスから出版されています、宮澤賢治の絵本を編集されていますが、今日は『ざしき童子のはなし』をします。
この絵本は一種のファンタジーですが、ファンタジーにはリアリティーが必要。作者は東北の地に赴き古い家屋や風景を写真に収め、それを参考に絵本を仕上げました。
あと絵についてのお話など色々とお聞きしました。
詳しくは教室で!

以下は授業中に紹介しました書籍です。

『名前をつけるおばあさん』 作: シンシア・ライラント 絵: キャスリン・ブラウン 訳: まついたかえ  出版社: 新樹社


『マツボックリが笑う日』 著:Daniel Blajan  翻訳:池 央耿  原著:池 央耿   出版社: 翔泳社

 

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絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」のガイダンス(説明会)5月の日程が決まりました!

5月 11日(土)    11:00〜 

        12日(日)  11:00〜 

     25日(土) 11:00〜 

     26日(日) 11:00〜 

 

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2024年3月3日(日)絵本レベルアップコース・高畠純さんの授業内容

2024-05-05 14:39:41 | 絵本レベルアップ

本日は「絵本レベルアップコース」の授業。講師は高畠純さん。

先ず最初に絵本を作るときにやってはいけないNG10ヶ条

以下のことは絶対にNGではないのですが、下記の内容の絵本は昔からいっぱい出版されているので、 それを超える斬新なアイデア等があれば作ってもいいかもです。

 

1,森の中でパンやクッキーを焼く

2.簡単に「虹」「気球」等を出さない

3.妖精、天使、王子、王女を出さない

4.魔法を使わない

5.幸せは結局私のそばにある、というおちはしない

6.夢おち、色々なことがあって最後が夢でした

7.絵本の文章でNGは、「実は」という言葉は使わない

8.ケーキ、パンなどのレシピ絵本は作らない

9.「しつけ」を絵本にしない…創造力がない

10.自分だけがわかっている絵本…友だちに見せて褒められても信用しない

さあ、ワークショップを始めましょう!

今回は
・「キリン」「ポケット」この二つの言   葉を絵にします。

次に
・「サル」と「歯ブラシ」この二つの言葉を絵にします。


いずれも1枚の絵として考えるのですが、連続性を持たせてください。言葉は不要です。
次は添付のテキスト(作・内田麟太郎)を読み込んで絵をつけていきます。 横組みで文字はテキストを切って貼っても、書いてもOKです。
詳しい内容はまた絵話塾の教室で!


では、次の授業でお会いしましょう。

 

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絵本とイラストが学べる教室「絵話塾」のガイダンス(説明会)5月の日程が決まりました!

5月 11日(土)    11:00〜 

        12日(日)  11:00〜 

     25日(土) 11:00〜 

     26日(日) 11:00〜 

 

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

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