絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2024年7月6日(土)イラストレベルアップコース・駒井和彬先生の授業内容

2024-07-31 13:55:29 | イラストレベルアップコース

ブログの前に【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)8月の日程】をお知らせします!

・8月3日(土)11:00~

・  4日(日)11:00~ 14:00~

・  10日(土)11:00~ 

・  11日(日)11:00~ 14:00~

・  12日(月祝)11:00~ 14:00~

・  17日(土) 11:00~ 14:00~

・  18日(日) 11:00~ 14:00~

・  24日(土) 11:00~ 14:00~

・  25日(日) 11:00~ 14:00~

・  31日(土) 11:00~ 14:00~

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

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今日はイラストレベルアップコース、担当はデザイナーの駒井和彬先生です。

 

今回の授業は通年課題である「今期の授業期間の中で、イラストで売り上げよう」の発表です。

方法は、クライアントワーク、原画やグッズ販売、ストックイラストなど、なんでもOKです。売り上げるために何をしたか、受注~納品までの流れ、売り上げがなくても、それに向けて頑張ったことや取り組んでみたこと、思ったことや感想を発表してください。

 

駒井先生の授業では、それぞれの発表の後、発表した制作内容が、今後更に良くなるように、お互いにコメントを伝え合います。

 

それでは、発表です。

 

【発表側】

・A3ポスターを販売したら、購入して下さった方が、どんな風に飾っているか写真を送って下さって嬉しかった。

・SNSを通じて似顔絵を販売したら、ご注文を頂けた。個人の方とやりとりする際の支払い方法を考えないといけないなと思った。

・個展を秋に行うので、原画制作と並行してグッズの制作も行っている。ランダムに描くのではなく、自分でテーマを設定しながら制作するようになった。

・イラストだけではなく、デザイン込みのお仕事の場合は、臆せずに値段設定をする必要性を感じた。

・イベント出展を増やしたことで、パンフレットのイラストや原画制作などの依頼に繋がった。人と触れ合う機会を増やすことの大切さを感じた。

・宣伝したら、ネットショップでTシャツが10枚以上売れた。

・お能の絵を依頼されたり、マルシェで似顔絵を描いたり、自治体と連携してグループ展をすることになった。

 

【講評側】

・イラストがとても素敵なので、もっとSNSも活用して多くの人に伝わってほしい。

・なぜそのテーマを描いているのかが分かると、よりイラストが伝わりやすくなって、たくさんの人に知ってもらえそう。

・リピート注文をもらっていてすごい。イラストMAPは持ち歩きたくなりそう。

・イベントの趣旨に合うコラボグッズを用意すると、イベントでも見てもらえる機会が増えそう。

・やりたい仕事に合わせた絵を描いたら、仕事になった時の想像をしてもらいやすそう。

 

来期、イラストレベルアップコースを担当される、おかやまたかとし先生もいらっしゃって、ご自身の経験談や皆さんへアドバイスをお話し下さいました。

来期からのおかやま先生の授業も楽しみですね!

 

駒井先生「やりたい方向も皆さんそれぞれあって、活動を通しながら自分にどれが合っているのか、売り込み方も、無理に営業をしないといけない、クライアントワークを絶対にしないといけない訳ではないので、売る方法を自分で切り拓いていって、引き続き頑張っていってほしいと思います」

最後に駒井先生からメッセージが伝えられて今回の授業は終了しました。

 

「イラストレベルアップ」の授業もあと2回です。

では暑いので水分補給は忘れずに!


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絵話塾の生徒募集中です! 絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)8月の日程

2024-07-28 15:25:38 | 絵話塾からのお知らせ

【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)日程】

・8月3日(土)11:00~

・  4日(日)11:00~ 14:00~

・  10日(土)11:00~ 

・  11日(日)11:00~ 14:00~

・  12日(月祝)11:00~ 14:00~

・  17日(土) 11:00~ 14:00~

・  18日(日) 11:00~ 14:00~

・  24日(土) 11:00~ 14:00~

・  25日(日) 11:00~ 14:00~

・  31日(土) 11:00~ 14:00~

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

  ……………………………………………………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
URL:https://www.galleryvie.jp/
tel.078-332-5808
fax.078-332-5807


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2024年7月20日(土)イラストじっくりコース・寺門孝之先生の授業内容

2024-07-25 18:31:24 | イラストじっくり塾

授業内容の前に、ガイダンスの日程をお知らせします!

【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)日程】

・8月3日(土)11:00~

・  4日(日)11:00~ 14:00~

・  10日(土)11:00~ 

・  11日(日)11:00~ 14:00~

・  12日(月祝)11:00~ 14:00~

・  17日(土) 11:00~ 14:00~

・  18日(日) 11:00~ 14:00~

・  24日(土) 11:00~ 14:00~

・  25日(日) 11:00~ 14:00~

・  31日(土) 11:00~ 14:00~

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

興味のある方・受講を考えている方でしたら誰でも参加できます。

ガイダンスの参加者は、各回5名まで。

受講に関して不安なことや迷っていることなど、どんな些細なこともお気軽にご相談ください。

  ……………………………………………………………………………………………………
〒650-0022
神戸市中央区元町通3-2-15セントラルビル元町5F
ギャラリーVie 絵話塾 担当・村上政行
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本日のイラストじっくりコースは、寺門孝之先生の今期最後の授業です。 

稲垣足穂の『一千一秒物語』の一篇を読んで、作品にしてくる課題が出ていました。

ほとんどの方が稲垣足穂を知らなかったのですが、今回の課題をきっかけに皆さんが『一千一秒物語』を読んで、稲垣足穂の不思議な世界に興味を持った方もいました。

では、発表していきましょう。

 

 

「A CHILDREN'S SONG お月様でいっぱいで お月様でいっぱいで それはそれはいっぱいで...」

画面いっぱいのお月様、光っていて吸い込まれそうです。

 

イラストの上の部分が断ち切り(余白なし)なのが、この上に夜空が続いてそうな想像ができます。

 

まあるい部分が自分のいる場所 白い門は、切り絵で作られているので、開け閉めが出来ます。

 

  

同じ一篇を選んだ二つの作品です。

同じ一篇でも、何に焦点を当てるかで、違ったイラストになっています。

 

合わせ鏡のように向かい合っているのは自分。

少し不気味さを感じる作品です。

月・星・ポプラ の表現方法が、稲垣足穂っぽくていいですよね。

「脳が足穂化しているね」寺門先生から、お褒めのことばをいただいていました。

 

挿絵や装画で使われそうなイラストですね。

 

稲垣足穂の『一千一秒物語』を読んで、イメージしたイラスト。

星と月がBarに入っていくイラスト。右側のイラストは、Barの中での星と月。

 

大きな月が印象的です。

色数を少なくされていますが、月の色が白や黄色でないところが、稲垣足穂っぽくていいですね。

 

稲垣足穂の『一千一秒物語』は、短い文章なので、文の中の情報量が少ないです。

その文章から1枚のイラストを描くというのは、演劇のチラシを描くのと似ています。

演劇のチラシは、仕事の依頼が入る時点では、タイトルだけで内容は決まっていないことが多いそうです。

内容が決まっていない演劇のチラシを描いたら、そのチラシに合った内容で脚本を考えられていたこともあったそうです。

 

展覧会の作品製作の話もお聞きしました。

今年の初めに東京で展示された「絵じゃないか」

江戸時代に戻ればいいんじゃないか。と思い、小判を振らせようと、チョコレートの包み紙などの銀紙を細かくカットして、上から散らしたそうです。

偶然の自然の力(天から降ってきた感)を出すため、散らした銀紙は。1枚ずつのりで貼っていきます。

ピンセットを使っての繊細な作業で時間もかかる作品です。

来年の一月には、東京のピンポイントギャラリーで、続編の展覧会を予定されています。

観に行ける方は、ぜひ行ってくださいね。

 

 


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2024年7月14日(日)絵本ゆっくりコース 17日(水)絵本わくわくコース・製本教室の授業内容

2024-07-25 17:39:18 | 絵本ゆっくり塾

本日は今期最終授業の製本です。
昨年の9月からスタートしました、絵話塾の授業も気がつけば
もう1年近く経っています。

今日の授業は市販の絵本のようなハードカバーの製本をします。
持ち物は、
・カッターナイフ・カッティングマット・定規
・木工用ボンド・不要なハンカチ・スプレー糊(絵話塾で用意します)
です。


この製本は行程が多いので、ここではあえて割愛しますね。
本やネットなどで調べれば、やり方は出てくると思うのですが、
ちょっとしたコツがありますので、最初から独学でするのは、なかなかハードルが高いですね。



14時から始まり4時間かけて皆さん完成しました!
何事も最後まで終われば達成感が味わえます。
この達成感が大事なんです。スケッチブックも最初の数ページに絵を描いても途中で終わる場合も多いのですが、最後まで描ききれば「やった!」と思いますね。絵本作りもこの「やった」という気持ちが大切なんです。


絵話塾を修了しても、この教室に1年間通った自信を持って、これからも描いてくださいね。
ではまたお会いしましょう!アディオス!

 

「絵話塾 修了作品展」

8月20日(火)〜9月1日(日) 

絵本ゆっくりコース・絵本わくわくコース・イラストじっくりコース・絵本レベルアップコース・イラストレベルアップコース・ドローイングクラス・文章たっぷり 7コースの修了作品展を行います。

一年間の成果をぜひご覧ください。

お待ちしています。

 

【絵本とイラストの塾、絵話塾の説明会(ガイダンス)日程】

・7月27日(土) 11:00〜 14:00〜

・  28日(日) 14:00〜 16:00〜

入塾を考えている方は絵話塾までご連絡ください。

mail:kaiwajuku@galleryvie.jp
tel.078-332-5808

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2024年7月13日(土)文章たっぷりコース第5期・第15回目の授業内容/高科正信先生

2024-07-14 16:46:31 | 文章たっぷりコース

高科先生は、最近クマゼミの鳴き声を聞いたそうです。
例年よりかなり早い〜ということで、セミといえば…と、つづけてアメリカの周期(素数)ゼミの話を。
セミは成虫になるまで数年を要する昆虫ですが、13年周期と17年周期の2種類が221年に一度同じ年に羽化することがあり、それが今年にあたるのでアメリカでは1兆匹もの発生が予想されています。
セミの成虫の寿命は長くないので、死骸を処理するのに大変になりそうとのことですが、考えただけで背中がぞわぞわしますね。

こんなふうに、毎回文章コースの授業は先生のよもやま話から始まります。
とくに身近にある自然から季節にまつわる話など、私たちが普段気づかないようなことに触れられて、なかなか興味深いです。

この日の本題は、ここのところ続けて学んでいる『日本語のレトリック:文章表現の技法』(瀬戸賢一/岩波ジュニア文庫) の続き、【意味を調節する】から始まりました。
「誇張法…度を超して伝える」「緩叙法…ひかえめに伝える」「曲言法…反意語を否定する」の箇所です。

・誇張法は、人に自分の考え方を説明するとき、おおげさに言うことです。
 「蚊の鳴くような声」「涙の海」「仕事が山積み」、ほかには「みんな〜してる」など。
 話し手と聞き手の間に共通の認識がなので、定型句を使うことが多いそうで、
 昔話の中にもよく出てきます。

・緩叙法は、ひかえめに表現して結果的に相手に強く深く伝えることです。
 日本人は直接的なことばで伝えるのは得意ではないため、日本語ではよく使われます。
 「つまらない物ですが」「粗茶でございます」などは、日本語独特の表現であるため外国語には翻訳しにくく、訳しても本意は伝わらないでしょう。

・曲言法は、できるだけ相手にさわらないようにやんわり表現して、曖昧に言いながらも強く出る表現です。「やぶさかではない」「悪くない」「半端じゃない」など。政治家はよく使いますよね。

休憩をはさんで、後半は以前にも取り上げたことがある『中高生のための文章読本 ─ 読む力をつけるノンフィクション選』(澤田英輔・仲島ひとみ・森大徳 編/筑摩書房) から、穂村弘の「麦わら帽子のへこみ ─ 共感と驚異」の箇所を見ていきました。

これは、歌人・穂村弘の著書『短歌という爆弾 ─ 今すぐ歌人になりたいあなたのために』(小学館文庫) からの抜粋で、石川啄木や俵万智の作品を取り上げて、その短い文章のどこに共感(シンパシー)と驚異(ワンダー)を感じるかを解説しています。
石川啄木や俵万智の作品では、読者が自分自身の体験や気持ちを作品上に重ね合わせてカタルシスを得ることができますが、アマチュアだと自分の体験や気持ちを表した作品で読み手を感動させることができません。
また、作品の中にちょっとした違和感を持つことばを入れて驚きを演出し、読者を引き寄せるのが短歌の世界では「クビレ」と呼ばれる箇所で、優れた歌人は意識的にそれをつくるのです。

穂村弘は歌人ですが絵本にも造詣が深く、『ぼくの宝物絵本』(河出文庫) (初出はMOEのコラム)という本も出しています。
酒井駒子さんの表紙が美しいこの本は、穂村氏がコレクションしている戦前から最近までの絵本を約70冊紹介しています。近日絵話塾の書棚にも追加する予定ですので、皆さんもご覧ください。

短歌と絵本という違うジャンルのものでも、表現の世界では近いものがあるので、広くアンテナを張るのはよいことです。
いろんな分野の文章の中から、どうしたら読者に共感してもらえるか、他者の作り方を学ぶのもよいことでしょう。
読者に訴えかける要素は「何か」を考えながら、文章を書きましょう。

早いもので、次回の7月27日で今期(第5期)の「文章たっぷりコース」は終わりです。
学んだことは、皆さんが文章を書く際の役に立ったでしょうか?

さて、今期最後の課題は「おもう(思う・想う・念う・憶う)」です。
今思っていること、考えていることなどを、エッセイ・創作・絵本のテキスト…何でもいいので自由に書いてみてください。文字数なども制限はありません。

よろしくお願いいたします。

 

 

 

 


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