絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2019年4月27日(土)デッサン基礎クラス・授業内容

2019-04-27 19:21:54 | デッサンクラス
本日はデッサンクラスの最終日です。
最期の授業ですので、絵話塾の卒業生で今はイラストレーターとして活躍されているMICAOさんと藤原なおこさんに、ゲスト参加していただきました。

前半はゲストのお二人にお話を伺いました。



MICAOさんは絵話塾2期生でイラストコース・3期生で絵本コースを通われていました。
雑貨作家として活躍されていた中、イラストレーターとして絵を描いていきたいと思い、絵話塾に通うことになったそうです。
絵の具を使って絵を描いてみたりもされてましたが、先生方からは刺繍で描いた方がいいとアドバイスを受け、自分の得意分野である刺繍でイラストを表現していったそうです。
温かみのあるMICAOさんのイラストは『うたかま』で9年続き、長く愛され使われてます。

藤原なおこさんは5年前に皆さんと同じデッサン基礎クラスに通われていました。
始めの7年間は、会社に勤めながらイラストの仕事もしていて、イラストを描く時間が足りなくなり、イラストレーターの仕事一本でやっていきたいと思って、会社は辞めたそうです。今となればもっと早く仕事を辞めておけば良かったと思ったそうです。

お二人ともおっしゃっていたのが、まずは人に見せること。
展示をすると繋がりが出来て、そこから仕事が増えていきます。
あとホームページは持っていた方がいいです。
今ではインスタグラムなどで作品を発表出来ますが、元となる箱がある方が信頼もおけるのでいいですよ。とおっしゃっていました。

他にも一日の流れやお仕事の基準など、気になるお話も伺えました。

後半は生徒さんが絵を発表し講評をいただきました。
皆さんそれぞれの表現方法があり、個性が出ていて良かったです。



カッコ良いイラストを描いていたも、仕事としては使いにくい。
使ってもらってこそイラストレーションなので、得意なことや好きなこととは違う。
自分が表現したいイラストがあったら、展覧会で発表するといいですよ。ともおっしゃっていました。



今日は貴重なお話を伺えてラッキーでしたね。
来月の修了展に向けて頑張ってくださいね。

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2019年4月20日(土)デッサン基礎クラス・授業内容

2019-04-27 17:07:21 | デッサンクラス
今日の授業は先週の続きで、オリジナルイラストを教室内で描きます。



ポイントとしては、いきなり色を塗るのではなく、別の紙で試し塗りをしてから色を塗ります。
今までに習った技法(遠近法)ポジティブスペースやネガティブスペース・影の講義を思い出しながら描いていきましょう。

実際にタケウマ先生が色を塗って見せてくださいました。
 



次回の授業は最期の授業です。
ゲストをお呼びしますのでお楽しみに!


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2019年4月13日(土)デッサン基礎クラス・授業内容

2019-04-25 18:21:31 | デッサンクラス
今日の授業はオリジナルイラストの構想を練ります。

先ずは本描きまでの手順。
●構想を練ります
 描きたい絵がわからないときは、自分が描きやすいまたは好きなテーマを描く。

●ラフを描く。あまり小さく描かないこと。
 鉛筆やサインペンなどでラフを描きますが、仕上がり を想定してなるべく原寸で描く。

●下描き
 ※下描きが完成すれば、紙やキャンバスに写す。

●本描き

下描きから紙やキャンバスに写す方法。
①ラフの上にトレーシングペーパー(通称:トレペ)をのせて紙がずれないようにマスキングテープなどで止めます。
次に下に置いている下描きを写しとっていきます。写し終えましたらカーボン紙を敷いて本描き用の紙に転写する。
左右が反転するので要注意。カーボン紙の代わりに写し取ったトレペに濃いめの鉛筆で下描きの線の部分を塗っても
転写できます。
②ライトボックスを使う。
③パソコンを使う。

いろんな方法がありますので、試してみてくださいね。

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2019年4月14日(日)絵本レベルアップコース・松田素子さんの授業内容

2019-04-25 18:08:00 | 絵本研究科
今日の授業は松田素子さんです。
4月7日NHKの「日曜美術館」で放送されたスズキコージさんのお話から。
松田さんはそのなかでコージさんが語った印象的な言葉を紹介されました。
●ぼくを発見したのは、子ども。
●子どもは皆ピカソ、負けられないな!
●ボクの机は飛行場、たくさんの絵が離発着する。

次に生徒さんが持ってきました、絵本のダミーの講評会です。



皆さんのダミーを見ての主な感想は。
●上手(テクニック)な絵は要らない。
 絵本には良い絵が必要。
●自分の体験や経験をそのまま絵本にしない。
 ちゃんと「経験」「体験」を料理すること。
●絵本のなかで白場があるページは必ず意味がある。
 デザイン的に白場を作っているのではない。





また何か不明な点がありましたら、村上までお願いしますね。

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2019年3月31日(土)デッサン基礎クラス・授業内容

2019-04-25 17:55:53 | デッサンクラス
本日の授業はイラストのアイデア出しの方法です。
イラストの種類として大きく分けて4種類あります。
1.アイデアイラスト
 通常では起こりえないこと。
 例えば、バスの運転手がクマ。乗客がひとりだけ人間
 であとは動物の乗客。など。
2.トリックイラスト
 だまし絵的なイラスト。
3.風刺画
 特定個人,職業,階級,社会の風習,政治的事件,な  
 どを風刺するために,誇張や逸脱したりするもので、
 客観的に観察し,リアルに表現した作品。
4.コンセプチュアルイラスト
 テーマがあってそれに基づいて描かれたイラスト。

アイデア出しをし、後で講評していただきました。




コンセプチュアルイラストで「平和」をテーマにイラストを描く場合。
①思いつく言葉を紙に書き出して、それを絵にする。
②平和と逆の言葉を考える。
例えば、平和の反対は戦争なので、戦争から連想することを書き出す。兵士・武器……。敵味方の兵士が肩を組んでいる絵にするとか。
イラストのアイデアには著作権がかからないので、良いアイデアは複数の作家が絵にすることも多々あります。

この絵は全て違う作家です。

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