「近づけるだけで楽チン♪楽チン♪」(
ネパール旅行1日目その6参照)
の改札口を抜けて階段を降りる、「ここが駅のホームかー」と思おうとしたが思えなかった
―線路はどこ?―
という疑問が真っ先に浮かんでしまったからだ
階段を下りたそこは両側が鏡張りになっていて、自分達の姿しか見えない通路がずっと続いている
「何だ?」という疑問は暫くしたら次第に疑問では無くなっていった
いかにも「電車を待っているぞ」という人たちがいる事、それでここがホームという事は分かった
そしてよーく見ると、鏡ではなくそれはガラスだという事に気が付く
何故これがガラスではなく鏡と思ったかというと、ガラスが鏡のように振舞ってしまったからだ
ガラスというのは手前が明るく奥が暗いと、向こうの景色を透過することより、手前の光を反射するほうが強く出てしまう
線路があるトンネル部分は全く明かりがついていないので、向こう側がほとんど見えなかったのだ
それにしても全てガラス張りなんだなと、不思議に思った
何か意図があるのだろうか
そして電車がやってくると、電車のドアの部分とガラスの自動ドアがぴったり同じ部分になる仕組み
他の人に紛れ込むようにして電車に乗り込む、スーツケースのせいでかなり不自由に感じるが仕方が無かった
母親に荷物を持たせるわけにはいかないので
電車は緩やかに進み、スピードが出てきはじめると暗闇を抜ける
飛行機は窓側ではなかったので、バンコクの景色をちゃんと見るのはここが初めてだ
空港はでかく、街から遠かったのでそこからバンコクの町並みを見ることは叶わなかった
あとはマッカサンという駅で降りればいいだけなので簡単だった
ただし、車内放送がタイ語なのであまり気を緩めすぎると通り過ぎる危険性があるので
そこはちゃんと耳を立てておかなければならない
駅に着くとまたあのメダルを使うのかと思い、どうやって回収するのだろうと思っていたが
その点は問題が無かった
その前に、電車内からの景色を数点お見せしよう
何枚か撮ったはずなのだが、無かった
しかし、そんな事では俺はめげない
耳を立てていたお陰でキチンとマッカサン駅で降りることができた
やはり飛行機から出たときと同じ、生暖かく纏わりつく空気に包まれる
しかし既に奇妙な感覚に陥る、駅の構造が明らかに日本とは違う
駅が1階ではないのだ、日本だと例え都会とはいえ駅のホームは1階が多い、新幹線はそうでもないが
電車から降りたすぐ目の前の写真、マッカサン駅
左側薄く何か映っているのは、恐らくガラスに反射している手前の景色だろう
ぱっと見でもかなり高いことが伺えるだろう、ここは3階だ
それにここは都心というよりは郊外に建てられている、何故周りに建物が無いのにわざわざ3階に作るのか
将来的にこっちの方が都合が良いのだろうか?良く分からないが
自動改札口を発見、よく見るとこっち側からの場合はちゃんと貨幣を入れるような穴が開いている
これでメダルを回収するんだろう、これはこれで分かりやすい
3階から2階にエスカレーターで降りる
降りたはいいが、やはりいつもの外国の駅が目の前に訪れる
これだ・・・これが少し前に言っていた「でかい駅なのに人が居ない状況」
身をもって分かって頂いたけただろうか、まあ・・・目をもって分かって頂いたのだが
こんな立派なあほでかい駅なのにポツーン・・・・ポツーン・・・と人が居るだけ
本当に謎、これ建てるのに一体いくらお金がかかっているのか想像もできないぐらい大きいのに
俺は一般人よりは外国に行っている方だと思う、今回のこれで10カ国ぐらいは見ているのだけど
この「巨大駅ポツーンポツ現象」はかなりみかける、本当に謎・・・
2階にトイレがあったのでトイレに行く事に、待っている間にもう1枚
この写真見て、ん?と思った方居るでしょうか
目の前にあるのこれ、道路なんです
駅の2階に横付けの道路があるなんて、さっきから無駄に豪勢じゃないか?
と思ったんですけど、実はこの道路・・・・・・