野の花語り

野山歩きで出会った野の花や昆虫たちとおしゃべりしながら時々道草も・・。

今日の秋吉台

2006-05-31 21:18:52 | 野の花
  
  ヤマハタザオ アブラナ科

30cm~40cm程の細長い茎を伸ばし先端に5mmほどの小さな花を付けます。
秋吉台では目立たない花ですが何故か気を惹きます。

  
  キジカクシ ユリ科

春先にアスパラガスに良く似た芽を出し、山菜として食べられます。
山菜としてはあまり知られていませんが癖の無い味をしていますよ。
花は5mmほどで目立たない色をしています。

  
  ソクシンラン ユリ科

ランの名前がついていますがユリ科です。
デジカメを持つまでは見向きもしなかった花ですがマクロレンズで覗いた時の可憐さから撮り難い花ですが懲りもせず撮っています。

  
  ニガナ キク科
コキンバイザサを探す時、幾度も間違いそうになりました。
何処にでも生えている花ですが写真では良いモデルを務めてくれます。

  
  ノイバラ バラ科

大好きな花ですので何度も登場します。♪
これからも登場するでしょう。

今日の蝶

2006-05-30 20:09:55 | 昆虫
  
  アオスジアゲハ

美祢市の桜山の中腹に南原寺というお寺があります。
周辺に樹齢の高いスダジイが茂っていた事を思い出しカンゾウタケ狙いで行ってみました。
カンゾウタケは無かったけれど、お花の寺で知られている所だけあって数種類の蝶が飛び交っていました。

  
  
特にアオスジアゲハの姿が多くものすごいスピードで木々の間を飛び交っています。
当然撮る事は諦めていましたが薊の花が群生しているところでは花々の間をゆっくりと飛び回っています。
チャンスとばかり夢中でシャッターを切りました。

  
  ダイミョウセセリ

こちらは動き回る事無くじっと花に止まっています。
もっとアップでと近づいたら逃げてしまいました。

  
  モンキチョウ

そっと近づくと逃げ、また近づくと逃げる、夢中になって追っていたらぬかるみにはまってしまいました。

  
  カラスアゲハ
    ↓
  クロアゲハ でした。

☆ 花虫さんのコメントで教えて頂きました。有難うございました。

昆虫の写真を撮る時は夢中になっていますので足元には気を付けないといけませんね。それから虫刺されにもご注意を。
昨日の事、写真を撮っていたら急に左肩周辺が猛烈に痛痒くなり次第に首から右肩、背中全体が痛痒くなりました。慌てて帰路についたのですが1時間の道のりが長~く感じられました。

小さなきのこ

2006-05-29 20:56:46 | きのこ
5mm以下の小さなきのこは写真に撮るのは苦手ですが拡大すると以外に表情がありキュートです。♪

  

3mm~5mmの小さなきのこ。絵になります。♪
クヌギタケ属のきのこかな。

  

肉眼では白い点のように見えたきのこも拡大したら半透明だった。

今日の秋吉台

2006-05-28 20:28:31 | 野の花
晴れたり曇ったり時折小雨がぱらついたりの不安定な天気でしたが友人がムラサキの花を撮りたいというので案内する事に。

  
  コキンバイザザ ヒガンバナ科

友人がムラサキの写真を撮っている間に笹の根元を探します。
探す目的はヤマトキソウ。ヤマトキソウはまだ少し早いようです。
その代わりにコキンバイザザを見つけました。

  
  カノコソウ オミナエシ科

草原の湿り気のあるところに群生しています。

  
  ツルウメモドキ ニシキギ科

7,8mmの小さな花が寄り集まり、花は地味ですが実の方は華やかでドライフラワーとしてよく使われていますね。

全く予想外のベニヤマタケが大発生していてラッキーな1日でした。
  

白い花々

2006-05-27 19:29:25 | 野の花
5月は撮るものが多い時ですが雨の日が多いので僅かな晴れ間も惜しんで野山に出張しています。
当然、写真フォルダには駄作が一杯!

  
  シャリンバイ バラ科   5月18日 竜王山

白い花を撮るのは苦手中の苦手、”クロマイ、シロップ”と教えていただいて実行しても上手くいかない。という事で今はオートに設定。

  
  カマツカ バラ科

材が硬く折れ難い為、よく鎌の柄に使われたという事から命名。別名ウシコロシ。

  
  エゴノキ エゴノキ科  5月15日 菩提寺山

今頃はエゴノキの下は花の絨毯が出来ている事でしょう。♪


  
  ウシハコベ ナデシコ科  5月23日 竜王山

白い花は明るい曇りの日が1番撮り易いですが太陽さんさんの日は自分の体で陰を作って写します。でもなかなか上手くいきません。

  
  ナルコユリ ユリ科  5月25日 秋吉台 

赤い虫たち

2006-05-26 18:46:07 | 昆虫
  
  アカクビナガハムシ

サルトリイバラに漆を塗った様な1cm程の赤い虫!
アカクビナガハムシはサルトリイバラが食草だそうです。
食草を知る事で昆虫観察も楽しくなりますね。♪

  
  フジハムシ

藤の若芽を食草にしているというフジハムシも漆で出来たブローチのよう!
可愛いでしょう。
5mmほどの大きさですよ。

  
  アカサシガメ

渋めの赤で決め込んでいるのはアカサシガメ。
3匹揃い踏みで何やってんの?

  
  ベニコメツキ

ピンボケが残念!でも紅色が綺麗でしょう!

  
  ダニの仲間

驚いた事に世界にはダニの切手まであるんですねぇ。

きのこの写真を撮っていて幾度か見た事のある虫です。
3mm~4mm、パソコンで拡大して漸く形が分るほど小さい。!


         

2匹の異性を連れてエッチラ、オッチラ、「頭上で何やらパチパチと音がする。今まで経験した事の無い音だよ。苔の下に一時避難だ。さぁ、早く!」

今日の秋吉台

2006-05-25 19:54:14 | 野の花
たまたま昨年の写真フォルダを見ていたら丁度同じ25日にムラサキ、ホザキザクラ、フナバラソウ等沢山の花を撮っています。
仕事が溜まっていますが慌てて支度をし車を走らせました。

  
  ムラサキ ムラサキ科

まずフナバラソウからと、いつものところを探しますが見つかりません。
がっかりしていると何とムラサキが目に入りました。
ムラサキは40分ほど歩いたところでしか確認していなかったので新しい発見です。

  
  フナバラソウ ガガイモ科

結局フナバラソウは少し離れたところでやや背丈の小さなものを見つけました。
実の形が船底に似ているのでこの名があるようです。
昨年は実の成る頃に写真を撮ろうと思っていたのに忘れてしまいました。

    
    ホザキザクラ サクラソウ科

山口県が北限のホザキザクラは山口RDBでは絶滅危惧1A類です。
新しい林道の法面に僅かばかり自生しています。
法面は少しずつ崩落しており昨年に比べかなり減っているようです。
このままでは絶滅するのも時間の問題でしょう。
どうにか成らないものでしょうか。

              ↓ 昨年の自生状態。

  
  昨年の5月25日のホザキザクラの様子。

  
  ハシナガヤマサギソウ ラン科

どういう訳か茎の半分ほどで折れたものが目に付きます。
虫の仕業かカラスの仕業なのでしょうか。

  
  タカサゴソウ キク科

この花も目にすると撮りたくなります。♪


  

  

  

男岳

2006-05-24 20:35:49 | 野の花
    
    ミズタビラコ ムラサキ科

キョウリグサよりほんの僅か大きい、といっても花の大きさは5,6mm程。
渓流のそばや湧き水の流れる側などに群生しています。

    
    ミズタビラコ

流れの水に映った光が面白い玉ボケを作っています。

    
    ガクウツギ ユキノシタ科

山道の半日陰に咲いている地味ながらも気を引く花です。アジサイの仲間。

    
    キンラン ラン科

里山として手が加えられるまでは、あちこちで見られていた花ですが目立つので年々少なくなっています。
今日、山でお会いした方はシャクナゲも少なくなっていると言われていました。




男岳の蝶

2006-05-24 17:53:23 | 昆虫
  
  カラスアゲハ

きのこの定点観察地の一つ男岳はきのこだけでは無く花や昆虫も楽しめます。
花は希少種も僅かだが有り、山の中腹に自生しているシャクナゲが満開になっているようです。
(すれ違った登山者の方が教えてくださった。)
きのこや蝶、トンボなどを追っかけていたらシャクナゲの処に行く時間が無くなってしまいました。

  
  ミヤマカラスアゲハ

昨日のモンキアゲハと同じ構図になってしまった。

  
  クモガタヒョウモン

見応えのある美しい大型の蝶が飛んできました。
ほんの数秒、ノアザミに止まったけれどカメラのピントが合うのが遅い!
とカメラに八つ当たり。
撮れたのはワンショットだけ。見事な蝶だったのになぁ~。

  
  アカタテハ

白いラインが綺麗でしょう。


今日の蝶

2006-05-23 20:17:29 | 昆虫
  
  モンキアゲハ

驚くほど大きな蝶が横切っていきました。
止まる気配が無いので諦めていたら、なんと目の前のノアザミの花に止まってくれました。ラッキー!

  
  イチモンジセセリ

雨も上がり晴れ間に早速蝶達は飛び出してきました。

  
  ベニシジミ

ベニシジミもお出ましです。♪

  
  ヒメウラナミジャノメ

花々の間を忍者のごとく飛び回っているのはヒメウラナミジャノメです。
ほんの少しの道草と思ったのに2時間も過ぎていました。