野の花語り

野山歩きで出会った野の花や昆虫たちとおしゃべりしながら時々道草も・・。

ブナ林の林床で

2005-08-31 19:43:11 | 野の花
  

   アキノギンリョウソウ  イチヤクソウ科

   春先に咲くギンリョウソウに似ていますが秋に咲くのでアキノギン
   リョウソウ。
   
   腐生植物とされてきましたが菌類を介して近くのコナラ等から養分
   を摂っている事が判り、寄生植物とする方が正しいようです。
   腐生植物とされているツチアケビもナラタケと共生関係にあると云
   われていますね。
   

  

   ツルリンドウ  リンドウ科

   もうツルリンドウが咲いていました。
   平地に比べ秋の訪れの速さを感じますね。


  

   ヤマジノホトトギス  ユリ科

   紫色の斑点の色も様々で興味を呼びます。
   
   自家受粉を避けるため最初に雄しべが発達し花粉を昆虫に運ばれたあと
   雌しべが成長するようです。

きのこ3種

2005-08-30 19:32:45 | きのこ
  

    ヒメベニテングタケ Amanita rubrovolvata Imai

きのこに興味の無い方でもこんな可愛いきのこを見ると興味が
    湧いてきませんか。
    

  
    タマゴタケ Amanita hemibapha )Berk & Br.) Sacc




カバイロツルタケ Amanita fulva (Schaeff.) Pers.


秋の気配

2005-08-29 19:29:38 | 野の花
  
   イロハモミジ  カエデ科カエデ属

   中国山地はもう秋の気配が漂っていました。
   午後の陽を受けてイロハカエデの実は赤く浮き上がっています。

  
   マツムシソウ  マツムシソウ科マツムシソウ属

   初秋の高原を彩るマツムシソウ、涼しげですね。

  
   ヤマハギ  マメ科ハギ属

   赤紫色の花を持ち帰って活けてもこの様な鮮やかさは何故か出ません。
   花がくすんでしまいます。
   野にあってこそ美しさを発揮するんですね。

木の実

2005-08-27 18:44:12 | つなぎゆく命
  
   エゴノキ  エゴノキ科エゴノキ属

   一面に散ったエゴノキの白い花の上を歩いたのはほんのこの前と思って
   いたら、もうこんな実になっています。
   自然観察から時間の過ぎ行く早さを感じますね。
   この実にはサポニンが多量に含まれているそうで昔はこの毒性を利用
   して魚を獲っていたようです。


  
   ツノハシバミ  カバノキ科ツノハシバミ属

   ツノハシバミは脂肪がたっぷり含まれて食べられるようです。
   クルミみたいなのかな?


  
   サルナシ マタタビ科マタタビ属

   サルナシを半分に切るとキーウイそっくりです。
   これでジャムを作ると美味しいでしょうね。

近くの山で

2005-08-26 18:35:19 | 野の花
  
   ナツフジ  マメ科ナツフジ属

   まわりの雑草に蔓を絡ませひっそりと咲いています。
   春に咲くフジのような華やかさはありませんが清楚さを感じますね。


  
   タカサゴユリ  ユリ科ユリ属

   生育するには厳しい環境の護岸された隙間から花茎を伸ばし咲いていま
   した。
   乾燥に強く他のユリと違って発芽して2年目に花茎を伸ばし種子での
   繁殖率も良いそうです。


  
   キンミズヒキ  バラ科キンミズヒキ属

   赤い花のミズヒキはタデ科、キンミズヒキはバラ科なんですねぇ。
   ミズヒキは名前に納得ですがキンミズヒキはちょっと無理があるかな。

ゲンノショウコとその仲間

2005-08-25 18:35:18 | 野の花
  

  

   ゲンノショウコ(現の証拠) フウロソウ科フウロソウ属

   腹痛の民間薬として重宝されていたそうで名前もずばり現の証拠。
   こちらでは紅花が多く淡いピンクから濃いローズ色まで変化に富んで
   いますが白花は標高の有る中国山地に行かないと見られないようです。

  

   ビッチュウフウロ 

   ビッチュウフウロもフウロソウ属の仲間ですがこちらは広島県と
   岡山県の一部でしか確認されていないようです。

暑いねぇ!

2005-08-24 19:21:13 | 昆虫
  

   お花のゆりかご
   ユラユラ揺れて
   ハナムグリぼうやの見る夢は
   お花になったママの夢


  

   僕の趣味はスカイダイビング!
   今から飛ぶから見ててね。


  

   僕の名前はゴマダラ天牛???
   カミキリムシを漢字で書くと「天牛」だって。
   2本の長が~いおひげが牛の角に見えるからね。

八幡湿原の花

2005-08-23 18:36:22 | 野の花
   

   サギソウ  ラン科ミズトンボ属

   思わぬ所で見つけたサギソウです。
   中国山地で地図を確認するために車を止めた国道脇。
   すぐ側に背丈ほどの雑草に囲まれた沼があり、覗き込むと数種類の花が
   咲いていました。
   ビッチュウフウロ、コウホネ、キセルアザミ、涼しげなサギソウ!等など。


   

   コウホネ  スイレン科コウホネ属

   花弁のように見えるのはガク片で水面から突き出るように咲いているので
   目立ちます。


   

   マアザミ(キセルアザミ)  キク科アザミ属

   湿原の雪解けの頃はマアザミの新芽だけが目立っているそうです。
   茎に何やら昆虫が・・・カメムシの仲間かな。

蝶4種

2005-08-22 19:37:21 | 昆虫
   

   ヤマトシジミ

   ヤマトシジミは飛んでいる時に見つけ止まるのを待って撮ります。
   止まっているときはとても小さいので見つけるのが大変!
   止まっているところを見つけてもなかなか羽を広げてくれません。
   ピントを合わせてじっと我慢の子です。(~_~;)


   

   スミナガシ

   スミナガシを撮ったのは初めてです。
   暗い木陰、太陽が当たるのを待ってパチリ!


   

   ルリタテハ

   ルリタテハはすばしっこい蝶でとても早く飛びますがこのルリタテハは
   わりと優雅に飛んでいました。
   時々止まる樹液にピントを合わせて待ちました。
   きのこの姿が見えないので私も優雅に蝶の追っかけです。(^_^)


   

   サカハチチョウ

   一昨日、シシウドと共に登場したサカハチチョウ。
   今日で3度目の登場です。

渓流沿いの花

2005-08-21 18:30:19 | 野の花
  

   ヒナノウスツボ ゴマノハグサ科

   シジミチョウの仲間を追っていたら、蝶は小さな花に止まりました。
   チャンス!とばかりにシャッターを押したが既に遅し、蝶は逃げた
   後で花だけの写真に・・・。
   花の大きさは7mmほどで初めて見る花です。中国山地の島根県側で
   写したものですが山口県では絶滅危惧Ⅱ類になっています。


   

   ツリフネソウ  ツリフネソウ科ツリフネソウ属

   以前、写真を撮ろうとして手が触れ種が飛び散り驚いた事があります。
   ホウセンカも同じ仲間で種が飛び散ります。子供の頃、ホウセンカに
   わざと触れ飛び散るのを楽しんでいました。(^_^)


  

   ヤマアジサイ  ユキノシタ科アジサイ属


   

   コアカソ  イラクサ科カラムシ属

   茎を砕き繊維状にして糸を紡ぎ布を織っていたようです。
   縄文時代から近年まで全国的に作られていたそうです。
   漢字で書くと小赤麻。


 ☆ 先日?マーク付きで載せていましたシャクジョウソウは
   ヒメノヤガラでした。訂正してお詫びします。