今日の観察

お茶の花

天気予報は、明日は夏日になると予報していますが、季節はスローテンポで移行してるんですね。野の片隅でひっそりと、お茶の花が咲いていました。
葉っぱの下に隠れるように咲くお茶の花・・・好きな花です。


ベニバナボロギク

この花も下向きに咲くので空を仰ぐようにして撮ります。
綿毛のような種は、谷間の狭い空間を彷徨い、僅かな道筋に着地したのでしょうか。谷間の道筋を埋め尽くすように咲いていました。


ヒヨドリジョウゴ

いつの間にか、色んな草の実や木の実が色づき始めています。ヒヨドリジョウゴは花も実も愛らしい表情を見せてくれますね。

春の夜の夢のごとし

最近のニュースの主人公たちは、何時までも盛者で有り続けると思い込んでいたんだろうね。
盛者でありえる時間なんて、春の夢のように儚く短いんだ。
その事を知っていたら、今のこの瞬間を真摯に過ごし、ニュースの主人公にはならなかっただろうね。
僕は小さな蝶だけど、今のこの時を真剣に過ごしているよ。
人間よりずっと真理をわきまえていると思わないかい。


　祇園精舎の鐘の声　諸行無常の響きあり
　沙羅双樹の花の色　盛者必衰の理をあらはす
　おごれる人も久しからず　ただ春の夜の夢のごとし

昔の人は良い言葉を残しているよ。

キク科の植物たち

コシロノセンダングサ

秋らしい穏やかな陽気が続いています。
”野の花語り”をちょっとご無沙汰していましたので、今日は、きのこ目をポケットに仕舞い込んで、野の花目でほんの少しエスケープしてみました。


ノコンギク

蝶々が飛び交い、トンボやバッタ達が飛び交い、野原は賑やかです。


アキノノゲシ

遠くに野焼きの煙がたなびき、秋の風情を一層濃くしています。


オニノノゲシ

胸をいっぱいに広げ深呼吸・・・澄んだ空気が体の中を駆け巡ります。
至福のひと時です。


ノハラアザミ


アワコガネギク

野菊

暑さから開放されてほっとしている間に秋も中盤、漸く秋らしい日々が続いています。大好きな野菊の仲間たちも今が盛りと咲いていますが、忙しさの中、寸暇が出来るときのこ観察・・・ちょっと野の花達にご無沙汰気味です。





野菊の仲間も覚えていても一年経つとすっかり忘れています。
葉の様子などを撮っていれば調べようがありますが、花だけではお手上げ
という事で名無しさんです。

久しぶりに蜘蛛ちゃん達

イシサワオニグモ

海華さんは僕の名前が分からないんだってさ。
僕の口から餌食になった昆虫のヒゲらしきものが出ているのが気持ち悪いって引いてるよ。

＊　あすかちちさんのコメントでイシサワオニグモと教えていただきました。
　　あすかちちさん、ありがとうございました。


コガネグモ

コガネグモちゃんもおしゃれでしょう。
模様も僅かずつ違っていて個性的。


コガネグモ

雄は雌の５分の１の大きさですって。

四季の変化

アケボノソウ

朝夕は肌に心地よい風が吹き、澄み切った空は秋を感じさせますが、太陽が真上に来る頃の気温は真夏日すれすれ。相変わらず暑い日が続いています。


マルバルコウソウ

一昨年の１０月も中旬まで暑く秋が短かった記憶が・・・、年々四季の移り変わりに変化が起きているように感じます。


ミゾソバ

折々に咲く花で、四季の変化を感じ取っていくのですが今年はヒガンバナが今が盛りと咲いています。例年だと９月中旬に咲く花です。