野の花語り

野山歩きで出会った野の花や昆虫たちとおしゃべりしながら時々道草も・・。

野山歩きのお土産、栗

2007-09-30 18:25:17 | 山菜

栗の赤ワイン煮

この時期、林の中を歩いていると時々栗の実が落ちている事があります。
勿論、きのこ写真はそっちのけで拾います。
その時々で小さな栗や比較的大きなものまで大きさはまちまち。
小さな栗は皮を剥くのは大変ですが、大きな栗より味が濃く、とっても美味しい。
拾った栗は鬼皮だけを剥いて渋皮煮にします。
赤ワイン煮やブランディ煮や黒砂糖煮・・・と味付けは色々。
少量づつ小分けにして冷凍しておくと突然のお客様に重宝しますし、壜に詰めて手土産にもします。
ペースト状にして、モンブランや他の和菓子に変身させるのも楽しいものです。
作るのに手間のかかるお菓子ですが、美味しさには勝てません。

作り方を簡単に

1、栗を一晩水につけるか、ぬるま湯に数時間つけて鬼皮を丁寧に剥きます。
  (渋皮に傷が付いたものはダメ)
2、鬼皮を剥いた栗をたっぷりの水に入れ、沸騰したら火を弱めタンサンを入れ、(栗1kgに対し、大匙1)弱火のまま1時間茹でる。
3、1時間茹でた栗を水に戻し竹ぐしで、スジやケバを取ります。
4、綺麗に処理をした栗を鍋にたっぷりの水を入れ茹で、煮立ってきたら弱火にして30分茹でる。(沸騰させると渋皮が破れて溶けてしまうので要注意。)
5、別の鍋に茹で上がった栗を入れ、赤ワインと水1:1で栗が浸るくらい。
  砂糖は栗(皮付きの)の8割程度を2,3回に分けて入れる。
  弱火にして30分。照りを付けたい時は弱火のまま水分を飛ばしていきます。

*赤ワイン100%で作ると酸味の利いた違った美味しさが楽しめますよ。

手作り茶

2007-05-01 18:58:21 | 山菜


この時期、里山を歩いていると、茶の新芽が目に入ります。
里山ならではの光景ですね。
採取する時は、作る時の面倒くささを思い、一瞬逡巡しますが年に一回だけの事と自分に言い聞かせ採取します。

自己流の作り方ですが・・・。

準備するものは、綺麗なステンレスのフライパンと電磁調理器。

1) 洗った茶葉の水を良く切っておく。
2) 電磁調理器にフライパンを載せ加熱。
3) 加熱されたフライパンにお茶の葉を入れ蓋をして、チリチリといい始めたら
   お茶の葉を手早く混ぜ、再び蓋をし10秒ほど蒸し、蓋をとり手早く混ぜる
   を、数回繰り返す。
4) フライパンから取り出した茶葉を良く揉む。この時電磁調理器は保温にする。
   揉んだ茶葉を、保温状態のフライパンに入れ、フライパンの上で良く揉む。
   時々、ほぐす様にして空気を入れ、再び揉むを繰り返し乾燥させていく。

所要時間は1時間20分。この間は手が放せませんので注意が必要です。

200gの生の茶葉が、出来上がった時は25g・・貴重なお茶です。

色の淡いお茶ですが、塩漬けした桜の花を浮かべれば自己満足の桜茶の出来上がり。♪

                     ↓ 野生の茶の新芽




山菜料理

2007-04-27 19:41:11 | 山菜

イタドリとゼンマイの炒め物

今年も、良いイタドリに逢えました。♪

昨年採取し保存しておいたゼンマイと炒めてみました。
ゼンマイの美味しさは言うまでもありませんが、イタドリが、以外に美味しいのです。
数年前、九州の山間の民宿で頂いた時から病み付きになりました。

作り方を簡単に・・・

イタドリは皮をむき茹でて流水に晒す方法がありますが、面倒なので次の方法で。
皮をむき塩をして暫らくおきます。しなっとしたら水分を切り、冷凍しておきます。冷凍する事で弾力が出るようです。
自然解凍したイタドリを2,3回水を取り替えながら塩分と蓚酸を抜き、適当に切って、戻したゼンマイと一緒に胡麻油で手早く炒めます。
醤油、砂糖、日本酒、みりん等で味つけ。お勧めの一品です。♪

☆ 手早く炒める事でシャキシャキ感が残って美味しいですよ。

                    ↓ イタドリ




竹の子の味噌漬けと桜漬け

竹の子の味噌漬けは、4月23日の掲示板で画像を提供してくださった、うらべにさんのHPを参考にさせていただきましたよ。♪

ほんのり桜色の竹の子は、桜の塩漬けの残り汁に漬けました。苦味のあるオツな味・・・ですが好みの分かれるところでしょうか。
桜の香りと色を楽しみました。

☆ タケノコに付いている白い物質は、チロシンといって体に有効なものです。
  旨み物質でもありますので洗い流さないで下さいね。




桜の塩漬け

2007-04-26 18:28:15 | 山菜

桜の塩漬け

今年も桜の塩漬けを作りました。♪
桜茶だけでは無く、工夫次第で様々な料理に使えます。
色と香りを楽しみたいですね。
梅酢を入れると、途端に薔薇色に変っていく様子は感動しますよ。

作り方を書いておきましょうね。

材料は・・・6分咲きから8分咲きの八重桜、塩、梅酢。

作り方・・・1)洗った八重桜の水をよく切って桜の量の10%の塩をまぶし、
        重石をして水分が上がるまでおきます。(2日ほど)
      2)1)を軽く絞り、梅酢を絡め軽い重石をして3,4日おく。
      3)2)を軽く絞りザルにひろげ陰干し。水分がとぶ程度。
      4)干しあがった桜に塩をまぶし壜に詰めて保存。

                    ↓ 使った八重桜です


      

竹の子掘り

2007-04-09 19:37:43 | 山菜

雄竹と雌竹


友人から竹の子掘りに誘われました。
竹林の中は、全く竹の子の気配は感じられませんが、友人はここにも、ここにもと言って標をつけていきます。
枯れた竹の葉を除けて、少し掘ると現れました。!!

掘りたての竹の子は、えぐみが少ないので帰ると直ぐに皮付きのまま塩茹でにしました。

☆ 4月11日追記
たまたま見たテレビで竹の子にも雌雄がある事を知りました。
見分け方は、竹の子の先の薄緑色の部分が1つにまとまっているものが雌、バラバラになっているものが雄だそうです。
ですから、写真では左側が雄、右側が雌という事になりますね。
竹の子のお雛様です。♪



竹の子と山菜の天麩羅

竹の子、頂き物のコゴミ、蕗、もみじの新芽、カラスノエンドウの花を取り合わせて。
天然の椎茸とツワブキを合わせた煮物は”きのこ”のブログにアップしています。♪

山菜づくし

2007-03-11 19:46:20 | 山菜


昨日、摘んだ山菜で遊んでみました。♪

使った山菜は、ヤブカンゾウ、スイバ、クレソン、フキノトウ、ノビル、からし菜、タチツボスミレ、椎茸。

作った料理は、上から時計回りに

 フキノトウの茎の土佐煮
 ノビルの根の梅肉和え
 クレソンと椎茸のミニグラタン
 ヤブカンゾウの辛し味噌和え
 スイバの柿酢

葉型の皿
 
 右、蕗味噌
 左、からし菜のピーナッツ和え

でした。♪
 

スイバのジャム

2007-03-10 18:34:49 | 山菜


スイバはルバーブと同じタデ科の植物で味もよく似ています。
以前、ルバーブでジャムを作った事を思い出し、作ってみました。
綺麗な色に仕上げたいので根っこに近い赤い部分だけ使います。
スイバだけでは野性味が強すぎるのでリンゴを入れてシナモン風味に仕上げたら、素晴しいジャムが出来上がりました。♪

山菜の天麩羅

2007-03-08 19:08:21 | 山菜


今日も強い冬型の天気で、山間部は僅かに小雪がちらついていました。
手土産用の蕗味噌を作ろうと野山を歩きましたが、変りやすい天気で目指すフキノトウの採取は極僅か。・・・で山菜天麩羅に変身。



採取した山菜に庭の隅に生えているヨモギとカラスノエンドウを加えて・・・。
材料は、フキノトウ、ヤブカンゾウ、スイバ、スミレ、ヨモギ、カラスノエンドウです。
スイバは彩りに赤い茎を利用しましたよ。♪
なかなかいけます。お勧めです。

ノビル

2007-03-02 19:02:30 | 山菜

ノビル

野歩きをしていると、時々ふかふかとした柔らかい土から発生しているノビルを見つける事があります。
この時期のノビルは、とても柔らかく香り豊か。♪

少々頂いて、酒肴を作りました。


ノビルの根の梅味噌漬け(梅味噌は頂き物)

塩をして1日置いたものを、梅味噌に漬けて更に1日置きます。
ノビルが辛いですから、やや甘めに味つけをすると良いでしょうね。


ノビルの卵とじ

ニラの卵とじに似た味ですが、断然ノビルの方が美味しい。

野の恵み

2007-02-28 19:03:41 | 山菜

シャク

今年は暖冬の影響で発生が早く、もうこんなに成長しています。
蕗の薹と共に、いち早く香りと共に春を運んでくる山菜です。



定番のシャクご飯と胡麻和え、手が込まないほうがシャクの香りを楽しめますよ。♪
シャクはセリの仲間ですから、香りと歯ざわりを楽しみたいので茹で過ぎは禁物です。