秋吉台の春を告げる花

センボンヤリ

３月の中旬頃から咲き始めるセンボンヤリ、今年はかなり遅れて咲き始めました。
花茎を伸ばす間も無く咲かせています。



　　　　　　　　　　　



ヒトリシズカ

ヒトリシズカも花茎を伸ばす間もなく石灰岩の隙間から小さな花をつけています。

セリバオウレン

セリバオウレン

春は小走りにやって来ているなぁと感じる一日でした。
穏やかで暖かい日差しの中、きのこ観察を兼ねて近くの山へ・・・。

今年の秋は山口国体が開催される為でしょうか、公園化されているこの山も、遊歩道が綺麗に整備され、今までは足の踏み入れる事も出来ないほど荒れていた場所は明るく整備されています。そこで嬉しい発見。セリバオウレンの大群生です。


セリバオウレン

こんな近くでひっそりと群生していたなんて！・・・遠くまで行かないと見る事の出来ない花だと思っていたので嬉しくなってしまいました♪

竜王山

家から車で１０分、ちょっと息抜きに・・・という時にちょうど良い観察場所です。
海の向こうに見える山々は九州の門司あたり。
この山々に沈む夕日は”日本夕日百選”に選ばれています。
手前はオートキャンプ場、オートキャンプ場が出来る前は私の密かな山菜狩りエリアでした。セリ、ミツバ、からし菜、破竹、ヨメナ、ヨモギ・・・などなど。


モリアザミ

すれ違った方から「あそこに、モリアザミとヤマハッカが咲いていますよ。」・・・と教えて頂きました。植物にお詳しい方のようです。嬉しいですね。


ヤマハッカ




シマカンギク

稲刈りの終わった田んぼの畦道に咲いていた・・・子供の頃の思い出・・・セピア色で思い出します。



ツワブキ

小さな花

アメリカイヌホウズキ

１１月に入り雨の多い日が続いています。
晴れマークがついた日も不安定な天気で、いつ雨が降りだすのかと心配しながらの野歩き・・・


シロノセンダングサ

そろそろ小春日和が恋しい

昨日はブナの山を歩いたのですが、８合目付近から雪が積もり登山困難、やむなく引き返しました。雪の為写真も撮れず、証拠写真も無しという寂しい結果です。

海の見える田んぼの畦道

ルリハコベ

オオイヌノフグリとほぼ同じ大きさで、海の見える田んぼの畦道に点々と咲いています。（車で１時間３０分の所にある角島で・・・。）数年前、ここで見つけ、感動！・・・ところが自宅から車で１０分の竜王山公園にも咲いていたのです。灯台下暗しでした。

　　　
　　　アカバナルリハコベ

３年前、北九州市の山田緑地で見つけたアカバナルリハコベです。seedsbookさんのコメントで・・・ドイツでは畦道などで普通に見られるそうです。３年前見つけた時、見た事の無い花に感動した記憶があります。生えている筈の無い所に生えていた・・・旧米軍弾薬庫跡という特殊な環境に関係があるのかなと思いました。


ハマダイコン

ルリハコベよりずっと華やかなハマダイコン、海辺の景色に溶け込んでいるせいか、ルリハコベほどの感動はありませんが好きな花です。

　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　コバノタツナミソウ

角島のコバノタツナミソウですが、竜王山公園にも普通に咲いています。海に近いせいか植生が似ています。


ハマヒルガオ


ノイバラ

大好きな花なのに、どうしても上手く撮れない・・・とカメラのせいにしています。


シャリンバイ　→　トベラの間違いでした。

小さな花達

アメリカフウロ

忙しくしているうちに庭の隅では小さな花達が咲いていました。
今年は草取りで抜かれてしまって姿が減り、ようやく園芸品種の間から「ここだよ～。」って・・・。


キュウリグサ

３ｍｍほどの花の後ろに小さな虫君、１ｍｍほどでしょうか。
皆、懸命に生きています。


ハナイバナ

キュウリグサのそっくりさん、違うのは花心の色。漢字で書くと”葉内花”
葉に抱かれて花を咲かせます。


タチイヌノフグリ

こちらは、オオイヌノフグリのそっくりさん、オオイヌノフグリの半分ほどの大きさです。

今日の観察

ノアザミ

何処にでも見られるノアザミ、籠に活けても絵になる花ですが、トゲトゲだらけなので花鋏がないと採取は難しい・・・水揚げが良いので長持ちして嬉しい花です。


ハハコグサ

七草の一つ、ハハコグサ・・・七草粥の時期、探すのに最も苦労をします。
今年の七草粥はハハコグサ無しでした。


ハルジョオン


マツバウンラン

最近、急激に増えた植物の一つです。


フデリンドウ


ギンリョウソウ


フジ

今年は、フジの花が咲き始めたのは１０日前、例年よりかなり早い開花でした。
今は真っ盛り、クマバチ君は大はしゃぎです。

奥秋吉台

ホタルカズラ

奥秋吉台は、今年に入って初めての散策です。
期待をした花は既に終わり、ホタルカズラが可憐な花を咲かせていました。


ホタルカズラ

何故か完全な花びらが少なく、殆ど虫君に齧られています。
開いて間も無い花びらも僅かに齧られている。

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　オキナグサ

オキナグサはすっかり翁さんになっていました。


アリアケスミレ

今年の秋吉台は、何故かスミレの姿が少ない。
昨年は一面スミレで彩られていた斜面は、ぽつんぽつんと咲いているだけ。
すれ違ったワラビ採りのおじさんは「いつも、この時期にワラビ採りに来ているけど今年はワラビが少ない、こんな事は初めてだ。」と言っていました。スミレも関係があるのかしら。


コバノミツバツツジ

秋吉台（車で１時間）に行く途中、裏山の斜面一面に、コバノミツバツツジを植えているお家があり、今丁度咲き初め、斜面がピンクに染まっています。


ミヤコグサ

スミレ達

シハイスミレ

公園では、桜の花びらが穏やかな風に舞っています。まさに花吹雪。地上ではあちこちにスミレ達の姿、次の主役です。


シハイスミレ

花の右に見えるのが葉っぱの裏側、紫色をしています。紫背菫・・・名の由来です。

　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　シハイスミレ

　　　　　　　　　　　淡い色のタイプでしょうか。


アリアケスミレ


スミレ

根性大根が話題になった事がありますが、スミレも負けてはいません。コンクリートの隙間から可憐な花を咲かせています。


タチツボスミレ

島根県西部の山（４月５日）

コガネネコノメソウ

毎年この時期になると会いに行きたくなるコガネネコノメソウ、５ｍｍほどの小さな花が集まり１ｃｍ～２ｃｍの塊を作っています。


コガネネコノメソウ

山口県西部地方からすると深山のように感じられる山は、この冬は雪が多かったのか、渓流の斜面の草木はなぎ倒されまだ枯れ草色のままでした。


ボタンネコノメソウとハルトラノオ

そんな中でも渓流側では小さな花達が、大きく深呼吸をしています。


エンレイソウ


ニリンソウ

他の株は蕾も出ていない状態でがっかりしていたら、この一箇所だけは日当たりが良いのか微笑んでいました。ありがとう♪


ワサビ

源流に近い渓流脇には、所々でワサビが自生しています。虫君も一緒に日向ぼっこしています。