野の花語り

野山歩きで出会った野の花や昆虫たちとおしゃべりしながら時々道草も・・。

コナラのりんご

2005-09-30 17:33:11 | 虫こぶ
    野山を歩いていると時々面白いものを見つけることがあります。
    先日もコナラの葉の上に付いている赤い実を見つけました。
    何で?と頭の中は疑問符だらけ。
    虫こぶにしては綺麗だし爪を立てたら中は瑞々しい果実のようです。

    たまたま虫こぶの事をネットで調べていたら”コナラのりんご”という
    言葉を見つけました。
    ひょっとしてこの事ではないかと思ったのですがどうなんでしょう?

  

    コナラのりんご?

    虫こぶにしては綺麗でしょう!
    大きさは8mm程度。


  

    このヌルデの虫こぶについて調べていた時、コナラのりんごという言葉を
    見つけました(^^♪

    これはヌルデハベニサンゴムシと云い、ハナフシアブラムシによって
    形成されると書かれていました。

芸北の花 3

2005-09-29 18:44:19 | 野の花
  

    マアザミ キク科アザミ属

    東日本でミズバショウが生育する環境を西日本ではマアザミが
    占有しているといいます。
    アザミ属としては花がやや大きく下を向いている事からキセルアザミ
    の別名があります。

  

    シオガマギク ゴマノハグサ科シオガマ属

    秋吉台にも生えていますが数が少なくなっているようです。
    八幡高原でも絶滅の危機にあると云われています。
    今回は今まで通った事の無い林道を通り、シオガマギク、アケボノソウ
    サラシナショウマ等が普通に群生してるのに出会いました。
    また一つ魅力のある林道を見つけました。(^^♪

  

    アキチョウジ シソ科ヤマハッカ属

    ブナの林床や林道脇で比較的良く見かけます。

         

         最近は見る事の無くなったガマガエルです。
         林道を占拠して動きません。
         仕方なく笹の葉でコチョコチョしたら迷惑そうに
         のそのそと草陰に消えました。^_^;
         迷惑そうな顔をしてるでしょう。(^^ゞ


芸北の花2

2005-09-28 18:34:14 | 野の花
  

    タムラソウ キク科

    湿原の中でひときわ鮮やかに咲いていました。
    アザミを優しくしたようなタムラソウは茎が細いため僅かな風に揺れて
    撮りにくい花です。

  
    
    ツルリンドウ リンドウ科ツルリンドウ属

    近くの山でも見る事の出来る花ですが、見つけるとついついカメラを
    向けてしまいます。
    標高のある湿原のため夜冷え込んだのでしょうか葉が赤くなっています。

  

    オオケタデ タデ科

    
    花穂が垂れ下がっていませんが多分オオケタデだろうと思います。
    湿原の駐車場の隅で根元から折れた茎の脇から花芽を伸ばし咲いて
    いました。
    鮮やかなローズピンクが目立っている為、手折られたのでしょうか。
      

ツチアケビ

2005-09-27 17:43:52 | つなぎゆく命
    きのこに興味を持ち始めた頃、笹薮の中に赤い奇妙な植物を見
    つけ驚いた事があります。それはツチアケビでした。
    アケビよりバナナにそっくりですよね。

    実には薬効があるらしく乾燥したものが100g8000円だそう
    です。写真のものはどのくらいになるのかなぁ。(^^ゞ

    ツチアケビは葉緑素を持たない腐生植物できのこのナラタケと
    共生関係にあるそうです。

  

                  ラン科ツチアケビ属

           

           花を見るとラン科の植物である事がわかりますね。
           花は7月7日に写したものです。

タマゴタケの名前の由来

2005-09-26 18:39:31 | きのこ
   かさの開いた状態のものしか見た事の無い人は何故タマゴタケと
   思うでしょう。
   地上に出てから開くまでを写真にしてみました。

  

    地上に出た時は白くピンポン玉のような形で少しづつ長細く成長
    します。赤い傘の部分が僅かにのぞいていますね。

  

  

    
  

    すっかり傘が開いてお馴染みのタマゴタケです。    

芸北の花

2005-09-25 20:43:07 | 野の花
    ここのところ休日は芸北通いが続いています。
    山を歩き湿原を周り充実した一日でした。
    満足と疲労を手土産にズボンに付いた草の実も一緒です。
    もうそんな季節になったのですね。

  

    タンナトリカブト キンポウゲ科トリカブト属

    八幡湿原では秋の花が真っ盛りです。
    タンナトリカブトの群生も見事でした。

  

    ヤマラッキョウ ユリ科ネギ属

  

    ホクチアザミ キク科トウヒレン属

    数年ぶりの観察で感激です。
    何故かこの山の頂上近くの一部でしか確認できませんでした。
    
    セイタカトウヒレンと間違っていました。
    セイタカトウヒレンは限られた地域にしか生育しないようです。

秋吉台で

2005-09-24 18:58:59 | きのこ
    昨日に続いて今日も秋吉台を歩きました。
    時間が限られているので駆け足の観察です。
    
    いまだかって無いほど発生していますが時間が無いので撮りにくい
    場所に生えているきのこは残念ながら心を残しながらパスです。

  

    コンイロイッポンシメジ Rhodophyllus cyanoniger

    ざっと見渡しても20数本は確認。
    急斜面の薄暗い竹林の中で悪戦苦闘しながらどうにか撮りました。
    蚊と戦いながら足場を確保して撮るのは至難の業です。(~_~;)

  

    ベニヒガサ Hygrocybe coccinea (Schaeff.:Fr.) Kummer

    小型のきのこで写真は約4倍の拡大です。

  

    シロイボカサタケ Rhodophyllus murraii f.albus

    赤いきのこ、白いきのこは撮るのが難しいですね。
    今日の3種は皆細長いきのこなのでカメラを横にしての撮影ですから
    尚更です。

秋吉台で

2005-09-23 20:05:55 | 野の花
    僅かな時間を作り秋吉台へ。
    きのこ観察が目的だったので花の写真はたったの2枚です。

    キャンプサイトで食事をしてらしたご夫婦が西山には沢山花が
    咲いていますよと教えてくださったがきのこ目的なので気にな
    りつつ又後日という事できのこのシロへ直行。
    きのこは爆生していましたが時間が限られているのでこちらも
    後ろ髪を引かれながら帰宅しました。

  

    アキノノゲシ キク科アキノノゲシ属

    何でノゲシ(野芥子)なんだろうとと思っていたら字が違うんですね。
    秋の野罌栗と書くんですねぇ。どういう意味なんでしょうか?

  

    ヤマハギ マメ科ハギ属

    萩にも数種類あって、いまいちよく分っていません。
    花の付き方、葉の形で判断していますが間違っていましたら教えて
    頂くと嬉しいです。(^^)
    

可憐い花だけど

2005-09-22 19:07:19 | 野の花
  

    イボクサ ツユクサ科イボクサ属

    小さな沼にツユクサに似た花を見つけました。
    初めて見る花です。
    田んぼの厄介者で害草なんだそうです。
    ツユクサの仲間はとても強く抜いてもそのままにしておくと、ひと雨降れ
    ば又元気を取り戻し繁茂してしまいます。
    

  

    キバナアキギリ シソ科アキギリ属

    ブナ林の小さな流れの側に群生していました。
    紫色の長い雌しべが印象的です。


                    昨日の実の名前は

               上からコウホネ、サワフタギ、ゲンノショウコ
               です。

                        ↓

何の実でしょう?

2005-09-21 17:42:07 | つなぎゆく命
    八幡高原で撮った草の実と木の実です。
    さて何でしょう?
    答えは後日。
    自然観察をしていらっしゃる方はお判りになりますよね。(^^)

 

    八幡湿原の小さな沼に面白い実が浮いていました。
    写真を撮ろうと近づくと驚いた鯉が水面に素敵な絵を描いて
    去っていきました。
    お陰で動きのある写真になりました。
    有難う。(^^♪

  

    春先に白い花を咲かせていたこの木も今は瑠璃色の実になっています。
    別名はルリミノウシゴロシ。物騒な名前です。

  

    春先に咲くアメリカフウロの仲間で実も良く似ています。
    花は今も咲いています。
    日本の代表的な民間薬ですよ。(^^)