散文的で抒情的な、わたくしの意見

大河ドラマ、歴史小説、戦国時代のお話が中心です。

稲川さんの怪談 話芸の極み 帰れお前は!

2017年08月25日 | 日記
ナイナイの岡村さんが稲川さんの真似をしていて、「そうするってえと」という言葉を使っていました。

そういえば言います。

それから「帰れお前は」

誰もいない空間に向かって言うのです。この間もバラエティでやっていました。

やられた女性タレントさんは半泣きというか全泣きです。「そもそも急に大声が怖い」とも言ってました。ごもっともです。

落語が好きな人がいますが、私はどうもよく分からなくて、落語は味わえない。

その代わり、話芸としては稲川さんの怪談は超一流だと思っています。たぶん多くの方の評価も同じでしょうが。

怪談なんて、正直そんなに怖くはありません。

「生き人形」

最初に聴いたときは怖かったですね。たぶん「オールナイトフジ」。深夜だし、一人で聴いているし、怖かった。

でも今は全部筋が分かっています。なんなら私が語れます。

だから怖くはない。

でも「話芸として味わう」には最高です。同じ「生き人形」でも少しずつ違うのです。

短編で好きなのは「深夜に自分の頭で毬つきをする少女」。これも最初に聴いたときは怖かった。

今は話芸として味わっています。ちなみに「怖いな怖いな」とか「やだな、怖いな」とか、こういうセリフは実は稲川さんは滅多に使いません。

竹内まりやさんのこと

2017年08月25日 | 日記
久々に「眠れる森」をDVDで見ました。主題歌は竹内まりやさんの「カムフラージュ」です。

この歌は久々じゃありません。車の中でよく聴きます。

私も年を取りましたが、彼女は私よりさらに少しばかり「お姉さん」で、結構なお年なんですが、今でも完璧に現役ですね。

ウィキペディアを見たら、島根出身です。知らなかった。

デビュー当時は慶應大学出のバイリンガルで、とにかく華やかでした。島根感は全くなかったですね。

「戻っておいで私の時間」「セフテンバー」「不思議なピーチパイ」などがデビュー当時の代表曲です。

そういえば「恋人を堂々と紹介」してたことを思い出します。「私のステディはこの人」と書いてありました。なんじゃステディってと、チンプンカンプンでした。今は流石に分かります。

あのステディの方はどうしているのか。むろん山下達郎さんじゃありません。

とにかく「上品で頭のいい綺麗なお姉さん」でしたね。なんで芸能人やっているのかと不思議に思っていました。

彼女の代表曲というと「シングルアゲイン」とか「告白」とか「駅」とか言う人が多いみたいです。

実は私はほとんどそれらの曲は聞きません。

一番よく聴くのは「カムフラージュ」で一番好きな曲でもあります。次が「真夜中のナイチンゲール」。

静かなバラードは彼女風ではなく、あくまで私の中では彼女は「ポップで華やかな存在」です。あ「ナイチンゲール」はバラードですけれども。

「毎日がスペシャル」なんかは、デビュー当時の彼女の雰囲気を思い出させてくれる曲かな。

とにかく他の女性歌手とは雰囲気が全く違っていたのです。私の個人的感じ方かも知れませんが。

僕たちの森で、「眠れる森」で逢いましょう。

2017年08月25日 | ドラマ
ドラマ「眠れる森」、1998年というから、ほぼ20年前の作品です。最終回の視聴率が30%を超えました。

月日が経つのは早いもんです。もう20年か。

あれ、新参者シリーズにも「眠れる森」があったなと思って調べたら、「眠りの森」でした。石原さとみさんがいい演技をしているやつです。

戻って「眠れる森」。本当に久々にDVDを見てみました。本上まなみさんが美しい。23歳ぐらいのはずです。当時は。

登場人物が次々と亡くなって、最後はキムタクまで急死というか、突然、あまり意味もなく死んでしまいます。

どうも終わり方に納得がいかなかったので、自分なりの続編を書いて、当時はブログなんてないもんだから、ファンサイトの「掲示板」に少しずつ投稿してました。

原本を持っていなかったのですが、検索してみたら、私の書いたものを一つにまとめてくださった方がいて、

久々に自分の書いた文章(まあ小説というより続編のあらすじみたいな変な文章です)を、見ることができました。

ブログだと5年前の文章でも「自分の文章とは思えない」ことがあります。思いつきで書いているので「こんなこと書いたかなー」とか思います。

でも小説風の文章は「たしかに自分の文章だ」と感じます。それなりに頭を使って、構成を考えて書いているので、たとえ駄文であっても、しっかりと自分の文章だと感じることができます。

さて「眠れる森」

推理ものなので、あまり見直す人は多くないかも知れません。でもすべて分かって見ても、私は楽しめます。

小憎らしいのは「第一回か二回の段階で、最終回が全て描かれている」ということです。

オープニングは竹内まりやさんの「カムフラージュ」ですが、そこに流れる映像が、最終回を暗示というか、むしろ明示しているのです。

仲村トオル氏は「倒れる」、最終回では「刺されて倒れる」

本上まなみさんは「倒れこむ」、最後の方で首を絞められて死ぬ。

ユースケ・サンタマリアが木から飛び降りる。最後の方で、愛する本上まなみを殺したのち、自分もビルの屋上から飛びおりる。

キムタクが森の木にもたれて眠る。最後に電車の中で眠るように死んでしまう。

ということでオープニング映像に「最終的な人々の運命」が全て描かれているのです。ホームズならわかるかもしれませんが、ふつうは分かりません。

キムタク好きじゃないですが、この作品はいい。

僕たちの森で、眠れる森で逢いましょう。一回でいいから、実生活において手紙で書いてみたいセリフです。