散文的で抒情的な、わたくしの意見

大河ドラマ、歴史小説、戦国時代のお話が中心です。

ボクシング 山中は負け方もかっこいい

2017年08月17日 | 日記
ボクシングのお話です。

山中は最近は「打たれる試合」「ダウンする試合」が多かったので、嫌な予感がしていたのですが、的中して負けてしまいました。

でも堂々たる打ち合い。かっこいいと思います。

タオルはちょっと早いと、その瞬間は思いましたが、テンプルなんかを打たれて後ろに倒れたら、「最悪死ぬ」のがボクシングで、仕方ないと思います。

漫画の話ですが、矢吹丈も山中と同じバンタム級です。53キロぐらいみたいです。

あしたのジョーは最後は「真っ白な灰になって燃え尽きる」わけですが、それは漫画の話です。

実際の人間は「これからの人生」があります。

真っ白な灰になってしまうわけにはいきません。

同じ相手とリターンマッチをやって、そうして勝って引退、が理想ですが、

いちいち我々の理想に応えていたのでは、命がいくつあっても足りません。

何も気にせず、自分の体力を考えて、今後の答えを出して欲しいと思います。

このまま引退しても、偉大なる王者です。

自虐史観ではなく、自省史観だ。

2017年08月17日 | 日記
日本を悪く書くと「自虐史観」と言われます。

アホか、と一万回ぐらい言いたくなります。

たとえば、人間。自己を顧みる傾向がない人間は厄介だし、社会的に迷惑です。自己を顧みることは「自虐」とは言いません。

「自省」というのです。人間は自省心を持つようになって、やっと大人になります。もっとも6歳の子供にだって自省心はあります。

自虐史観と叫ぶことが好きな人間は、年だけとっても「自省」ができないのです。つまり子供よりたちが悪い。

歴史観は「自省」があってこそ、バランスが良くなります。

「自省史観」とは「歴史から学び」、そうして「現在を考えるため」の史観と言えるでしょう。

日本も、アメリカも、フランスもイギリスも、そして中国も朝鮮も「自省史観」を持つべきです。

フランスなんてナチスにパリが占領されて、レジスタンスでやっとパリを解放したくせに、大戦が終わると、とっととベトナム侵略を再開します。

結局ベトナムに散々やられて、その戦争をアメリカが引き継ぎます。フランス人はこの歴史を大いに反省すべきです。

アメリカがやってきた「悪行」は数知れず、日本の千倍ぐらいやってますから、反省も千倍ぐらい必要です。

朝鮮も反省しろ、というのはデリケートな問題ですね。でも、反省すべき点はあります。

明治期、日本人はなんとか朝鮮に近代化をして欲しかったのです。近代的軍隊を持ってくれないと、朝鮮を通ってロシアがやってくる。

だから福沢諭吉なんかは随分と留学生を育てます。ところが朝鮮はがんとして近代化を図らず、その留学生を逮捕したり、殺したり。

福沢はついに絶望してしまって「脱亜論」を書きます。

朝鮮には古い伝統的文化がありました。でもあの段階では、やはり近代化をしないと、自らも守れないし、アジア全体に影響が及んでしまう。

耐えがたきを耐えて朝鮮版の「維新」つまり「近代化」をするべきだったのです。

それをしなかったことが、今の北朝鮮問題に直接につながっています。近代化とは軍隊だけの話ではなく、政治の近代化でもあり、つまりは民主化であるからです。

日本が民主化したのは戦後じゃないかと言われそうですが、明治憲法は立憲君主制ですから、民主制度の一種です。ところが西南戦争があったため、天皇に絶対的な統帥権が付与されてしまい、

で、昭和初期の悪夢のような絶対君主であり神である天皇が登場してしまうのです。それでも天皇批判以外の部分では、かなりの言論の自由もありました、少なくとも大正期までは。

朝鮮(韓国、北朝鮮)も自省史観を持つべきです。中国もそうです。当然日本も。それは自虐などというものではなく、はるかに高い精神の表れなのです。