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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

櫻坂46「Nobody's fault」のMV公開初週ビルボードHot100「国内動画再生回数」は24位 [19Nov20]

2020-11-19 00:30:00 | 芸能

11月18日(水)のお昼過ぎ、Billboard JAPAN Hot100の11/23付最新チャートが発表され、「国内動画再生回数(M)」において、MV公開1週目(W)に当たる櫻坂46「Nobody's fault」が24位にランクインしたことが判明しました。

次の表1は坂道表題曲のMV公開後の初期5週(W)にわたるM項順位の変遷で、欅坂46の初週1Wと比べると、24位は低い水準です。

(表1) 坂道表題曲のビルボードHot100「国内動画再生回数」初期順位推移
凡例
1→2→3→4→5W順位 [5W迄の最高順位] : 曲名_Sg番号
# ビルボードは Billboard JAPAN
# MV公開週を1週目(W)として5Wまでの順位を記載
#「00」は100位圏外、「nd」は未発表
===== 櫻坂46 =====
24→nd→nd→nd→nd [24] : Nobody's fault_1
===== 欅坂46 =====
12→04→08→03→01 [01] : サイレントマジョリティー_1
15→08→21→32→16 [08] : 世界には愛しかない_2
09→10→07→05→07 [05] : 二人セゾン_3
10→02→04→03→05 [02] : 不協和音_4
02→04→09→09→21 [02] : 風に吹かれても_5
03→08→09→03→05 [03] : ガラスを割れ!_6
04→04→08→13→25 [04] : アンビバレント_7
18→16→27→50→73 [16] : 黒い羊_8
00→64→00→00→00 [64] : 誰がその鐘を鳴らすのか?_9
===== 乃木坂46(15th以降) =====
00→03→06→17→18 [03] : 裸足でSummer_15
24→05→15→34→50 [05] : サヨナラの意味_16
07→07→10→09→09 [07] : インフルエンサー_17
32→17→46→57→55 [17] : 逃げ水_18
10→11→21→28→41 [10] : いつかできるから今日できる_19
07→03→21→24→24 [03] : シンクロニシティ_20
14→10→13→26→49 [10] : ジコチューで行こう!_21
05→11→70→42→44 [05] : 帰り道は遠回りしたくなる_22
11→11→50→68→81 [11] : Sing Out!_23
34→64→00→00→00 [34] : 夜明けまで強がらなくてもいい_24
14→71→00→00→00 [14] : しあわせの保護色_25
22→40→67→00→00 [22] : I see…_25C
00→00→00→00→00 [00] : 世界中の隣人よ_26
===== 日向坂46 =====
30→37→43→71→82 [30] : キュン_1
00→00→00→00→00 [00] : ドレミソラシド_2
41→83→00→00→00 [41] : こんなに好きになっちゃっていいの?_3
19→32→48→66→73 [19] : ソンナコトナイヨ_4
23→41→76→00→00 [23] : 青春の馬_4C
29→17→39→07→24 [07] : アザトカワイイ_1stAb


配信限定の欅坂46・9th「誰がその鐘を鳴らすのか」はMVではなく、ライブ映像がYouTube公開された週を1Wとしています。

そして公開日が土曜だったため集計期限の日曜まで2日間しかなく、1Wは100位圏外となったものの、翌週2Wに64位に入っています。

公開「MV」のない「誰がその鐘を鳴らすのか」と櫻坂46「Nobody's fault」を比較するのはあまり意味がないですが、MVがあっても公開する曜日によって、1Wの順位に有利不利があるのは確かだと思います。


例えば、乃木坂46「裸足でSummer」は、M項の1W順位が100位圏外である一方、2Wは3位という高い順位をマークしている。

また「サヨナラの意味」も、1Wの24位に対し、2Wは5位へ上昇している。

両曲ともMV公開が金曜の正午で日曜までの期間が短かったため、1Wの再生回数が十分に伸びず、7日間全部が集計対象となる2Wで順位が大幅に上がったわけです。


ただ、2Wで順位を上げるには、2Wに入っても再生回数の増加速度が急落せず、1W以上の積み上げを達成する必要がある。

そして表2が示すように、「裸足でSummer」MVは1Wの66万回に対し、2Wは88万回、3Wは86万回と週単位(W)の積み上げを増やしている。

(表2)


2016年のことですから、ビルボードM項のTOP10に入るために必要な再生回数は、今より少なかったのですが、金曜公開の1Wとはいえ、その再生回数を2Wで超えるのは大変なことで、「裸足でSummer」MVは増加速度を粘り強く維持していることが分かります。

一方、最近の坂道表題曲MVのYouTube再生回数は1Wで伸びても、2W以降は急速に減少するパターンが多く、高い順位を維持するのが難しくなっている。

(表3a)
(表3b)
(表3c)
(表3d)


まず乃木坂ファンとして言いたいのは、さすがにもうちょっと動画人気を上げましょうよ、ということですね(笑)。

表3bですが、公開初期10週で100位圏内が2週というのは、さすがに寂しい。


気を取り直して、最後の表3dが櫻坂46「Nobody's fault」MVで、公開1Wに146万回を積み上げての24位ということです。

日向坂46「ソンナコトナイヨ」MVが1W175万回で19位ですから、YouTube再生回数とビルボードM項順位の関係は、比較的に素直な印象で、2Wで順位を上げるには、さらに積み上げが欲しいところです。

ただ、2Wの初日である今週月曜からの日単位(D)増加速度を見ると、月曜、火曜とも10.8万回/日で、このペースを維持したとしても週単位(W)では80万回を下回るわけで、どこかで大きく加速しないと順位が下がる可能性が高くなっていきます。

(表4) 櫻坂46「Nobody's fault」MVのYouTube再生回数の日単位(D)推移
凡例
対象日の増加速度 (対象日終わりの累計) @ 公開後経過日数 : 対象日の日付
# 累計は万回単位で、少数点以下1桁目を四捨五入
# 日単位のDは対象日の午前6時から翌日午前6時までの24時間
# 公開初日1Dは翌日午前6時までの積み上げ再生回数と時間を累計の代わりに記載
87.7万回/日 (066/18.0h) @ 1D : 2020/11/11(水)
35.1万回/日 (101) @ 2D : 2020/11/12(木)
18.3万回/日 (119) @ 3D : 2020/11/13(金)
14.4万回/日 (134) @ 4D : 2020/11/14(土)
12.3万回/日 (146) @ 5D : 2020/11/15(日)
10.8万回/日 (157) @ 6D : 2020/11/16(月)
10.8万回/日 (167) @ 7D : 2020/11/17(火)

とはいえ、11月18日(水)に、櫻坂46・1stシングルのC/W曲で藤吉夏鈴がセンターを務める「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」のフルサイズMVがYouTubeで公開され、これは表題曲「Nobody's fault」のMV再生回数にとって、かなりの追い風になるでしょう。

また、「Nobody's fault」MVは11月18日(水)の正午に、d単位で数えた公開7日目を終了しましたが、6dに比べ、状況が少し改善され始めている節がある。

(表5) 坂道フルMVの7日目(d)累計再生回数ランキング
凡例
[順位] 7d累計 : 5→6→7d積上(初日比7d/1d)曲名_グループ名 Sg(Ab)番号
# 累計、積上は万回単位
# 乃木坂15th以降、欅坂日向坂1st以降の無期限公開フルMV39作品を累計の多い順に上から掲載
#「青春の馬」フルMVは68dで公開終了だが対象作品に入れている
[01] 476.2 : 38.0→27.9→27.7(0.15) ガラスを割れ!_欅6
[02] 459.6 : 38.6→37.7→30.7(0.19) アンビバレント_欅7
[03] 397.6 : 36.2→34.8→31.5(0.25) 不協和音_欅4
[04] 349.7 : 34.5→31.1→29.8(0.24) 風に吹かれても_欅5
[05] 341.2 : 26.1→24.9→22.3(0.18) シンクロニシティ_乃20
[06] 335.6 : 29.0→25.4→23.4(0.20) アザトカワイイ_日1stAb
[07] 312.5 : 25.1→18.4→19.6(0.16) 帰り道は遠回りしたくなる_乃22
[08] 292.7 : 23.5→20.1→17.4(0.16) Sing Out!_乃23
[09] 279.4 : 25.2→23.7→25.5(0.27) インフルエンサー_乃17
[10] 272.9 : 22.8→20.1→26.8(0.23) ジコチューで行こう!_乃21
[11] 258.2 : 14.3→12.5→11.7(0.10) しあわせの保護色_乃25
[12] 254.4 : 15.2→14.7→15.7(0.14) 世界中の隣人よ_乃26
[13] 252.9 : 17.9→16.8→15.1(0.16) エキセントリック_欅4C
[14] 237.0 : 19.3→19.9→17.4(0.18) ソンナコトナイヨ_日4
[15] 217.9 : 18.7→19.5→23.0(0.48) 二人セゾン_欅3
[16] 216.8 : 27.8→21.8→20.1(0.36) 黒い羊_欅8
[17] 214.2 : 21.5→15.1→19.1(0.26) I see…_乃25C
[18] 212.8 : 17.6→14.0→14.8(0.17) いつかできるから今日できる_乃19
[19] 201.9 : 19.4→15.9→13.0(0.18) ドレミソラシド_日2
[20] 200.7 : 13.6→13.7→11.3(0.14) 夜明けまで強がらなくてもいい_乃24
[21] 192.8 : 19.7→15.6→11.1(0.20) サヨナラの意味_乃16
[22] 175.9 : 11.7→12.3→10.4(0.13) 逃げ水_乃18
[23] 175.8 : 16.1→11.7→13.3(0.19) 青春の馬_日4C
[24] 175.6 : 11.0→11.0→08.5(0.12) 角を曲がる_平手ソロ
[25] 170.6 : 15.1→08.4→07.7(0.11) ひなリハ_日1stAb関連
[26] 169.9 : 11.6→10.6→10.6(0.14) Nobody's fault_櫻1
[27] 159.3 : 14.0→12.3→10.1(0.16) こんなに好きになっちゃっていいの?_日3
[28] 155.3 : 07.5→05.9→07.6(0.08) じゃあね。_乃25C
[29] 146.4 : 12.2→08.5→10.6(0.13) 月曜日の朝、スカートを切られた_欅1stAb
[30] 131.2 : 16.0→13.9→10.4(0.30) 世界には愛しかない_欅2
[31] 124.8 : 10.3→07.7→06.1(0.12) W-KEYAKIZAKAの詩_欅4C
[32] 121.9 : 14.5→14.5→14.5(0.62) サイレントマジョリティー_欅1
[33] 121.4 : 14.3→12.3→13.0(0.54) 裸足でSummer_乃15
[34] 116.3 : 15.8→14.0→15.0(0.62) キュン_日1
[35] 110.5 : 09.1→07.0→05.9(0.24) 期待していない自分_け1stAb
[36] 105.5 : 06.1→06.1→05.4(0.10) アナスターシャ_乃25C
[37] 101.0 : 10.5→07.9→07.3(0.28) 語るなら未来を…_欅2C
[38] 078.3 : 05.3→05.3→04.7(0.12) 毎日がBrand new day_乃25C
[39] 061.3 : 04.4→05.3→04.7(0.23) きっかけ_乃2ndAb


公開7日目(d)終了時点の「Nobody's fault」MV累計再生回数は169.9万回、7d積み上げは10.6万回、7d初日比は0.14。

無期限公開されている坂道フルMV39作品の7d累計ランキングでは、前日6dと同じ26位ですが、7d積み上げは6dの30位から26位、7d初日比は32位から28位へ、いずれも明らかに上昇している。

(表6) 櫻坂46「Nobody's fault」MV再生回数の公開7日間(d)の坂道全MV中での順位推移
凡例
項目 : 1→2→3→4→5→6→7d順位
# 累計、積み上げ、初日比の3項目について、乃木坂15th以降、欅坂日向坂1st以降の無期限公開フルMV39作品における対象日ごとの順位を記載
#「初比」は初日比で、対象日の初日に対する積み上げ再生回数の比
# 初日比は四捨五入で小数点以下2桁目まで求め、その数字を比較し、同率複数の場合はすべて同じ順位にしている
# 1dの初日比は無意味なので「00」を記入
累計 : 20→21→24→25→26→26→26
積上 : 20→23→32→28→31→30→26
初比 : 00→27→34→33→32→32→28

「Nobody's fault」MVの7d積み上げ10.6万回は、前日6dとほぼ同じなんですが、時間が経つにつれて、あっさり減速していた6dまでと異なり、なんとか踏み止まっていて、再生回数の増加速度が上昇する兆しが見え始めている。

さらに、この記事を書いている11月18日(水)23時20分現在、「Nobody's fault」MVのYouTube累計再生回数は179.9万回で、7d終わり累計の169.9万回から半日で10万回を積み上げています。

7d積み上げは10.6万回なので、8d積み上げがそれを超えるのは確実で、MV公開以来、増加速度が初めて反転上昇することになる。

今現在、加速モードに入っているのは、C/W曲「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」MVの公開が始まり、「Nobody's fault」MVにもあらためて注目が集まっているためだと思いますが、公開6時間、12時間といった累計推移で、C/W曲MVが表題曲MVの初日を抜きかねない状況も、いい意味の「刺激」になっているかもしれません(笑)。


さて、毎日載せている、2019年以降公開の坂道主要曲フルMV、そして欅坂46表題曲フルMVとの比較をざっと紹介しておきます。

(表7) 2019年以降公開の坂道主要曲フルMVの7日目(d)累計再生回数ランキング
凡例
[順位] 7d累計 : 5→6→7d積上(初日比7d/1d)曲名_グループ名 Sg(Ab)番号
# 累計、積上は万回単位
# 2019年以降に無期限フルサイズ公開された坂道主要MV14作品を累計の多い順に上から掲載
[01] 335.6 : 29.0→25.4→23.4(0.20) アザトカワイイ_日1stAb
[02] 292.7 : 23.5→20.1→17.4(0.16) Sing Out!_乃23
[03] 258.2 : 14.3→12.5→11.7(0.10) しあわせの保護色_乃25
[04] 254.4 : 15.2→14.7→15.7(0.14) 世界中の隣人よ_乃26
[05] 237.0 : 19.3→19.9→17.4(0.18) ソンナコトナイヨ_日4
[06] 216.8 : 27.8→21.8→20.1(0.36) 黒い羊_欅8
[07] 214.2 : 21.5→15.1→19.1(0.26) I see…_乃25C
[08] 201.9 : 19.4→15.9→13.0(0.18) ドレミソラシド_日2
[09] 200.7 : 13.6→13.7→11.3(0.14) 夜明けまで強がらなくてもいい_乃24
[10] 175.6 : 11.0→11.0→08.5(0.12) 角を曲がる_平手ソロ
[11] 170.6 : 15.1→08.4→07.7(0.11) ひなリハ_日1stAb関連
[12] 169.9 : 11.6→10.6→10.6(0.14) Nobody's fault_櫻1
[13] 159.3 : 14.0→12.3→10.1(0.16) こんなに好きになっちゃっていいの?_日3
[14] 116.3 : 15.8→14.0→15.0(0.62) キュン_日1

7d累計ランキングにおいて、「Nobody's fault」MVは前日6dと同じ12位ですが、11位の日向坂46「ひなリハ」MVとの差は0.7万回の僅差。

そして、現時点で8d積み上げが10万回に達しているので、8dにおいて累計逆転が起こることが確定しています。

(表8a)
(表8b)


表8bの速度推移グラフでも最下位は脱しつつある感じですよね。

次に欅坂46表題曲MVとの比較。

(表9) 欅坂46&櫻坂46表題曲フルMVの6日目(d)累計再生回数ランキング
凡例
[順位] 7d累計 : 5→6→7d積上(初日比7d/1d)曲名_Sg番号
# 累計、積上は万回単位
# 欅坂と櫻坂の表題曲フルMV9作品を累計の多い順に上から掲載
[1] 476.2 : 038.0→027.9→027.7(0.15) ガラスを割れ!_6
[2] 459.6 : 038.6→037.7→030.7(0.19) アンビバレント_7
[3] 397.6 : 036.2→034.8→031.5(0.25) 不協和音_4
[4] 349.7 : 034.5→031.1→029.8(0.24) 風に吹かれても_5
[5] 217.9 : 018.7→019.5→023.0(0.48) 二人セゾン_3
[6] 216.8 : 027.8→021.8→020.1(0.36) 黒い羊_8
[7] 169.9 : 011.6→010.6→010.6(0.14) Nobody's fault_櫻1
[8] 131.2 : 016.0→013.9→010.4(0.30) 世界には愛しかない_2
[9] 121.9 : 014.5→014.5→014.5(0.62) サイレントマジョリティー_1

7dランキングは前日6dと同じ7位、また6位との累計差は前日6dの35.7万回から46.9万回へ拡大。

(表10a)
(表10b)


欅坂表題曲MVの再生回数増加速度が非常に大きいので、「Nobody's fault」MVの数字に改善の兆しが出てきても、累計差を縮めるといったレベルにまでは、なかなか至らない。

ただ、新しいセンターを立て、心機一転、始めたグループとしてのアドバンテージが少しずつ出始めている感もあって、この流れをさらに加速させていきたいところです。


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