今月の句会は三ヶ日に入っていたので後日zoom句会に、投句を10日までにとなっていたのをうっかりしていて、〆切にならないうちに気づいて良かったです、何とか間にあって六句投句済ませました。
久しぶりに俳句気分になったかと言うと何となく、気持ちが騒めいています。詠んだ句にも「地震」とか「被災地」など詠み込んであって、もともと花鳥諷詠に縁のないのですが、少しは季節の変化に心寄せてみる気持ちはあります。
俳人の長谷川櫂さんの東日本大震災時の句集を思い出しました。長谷川さんは俳人ですが、あの時まず心に浮かんできたのは短歌だったのです、そのことを書かれているのがこの二冊です、
こちらは二冊の帯です、
『震災歌集』の帯には、「12日間の記録と記憶」
大震災からの12日間
短歌による記憶と記録
かりそめに死者二万人などといふなかれ親あり子ありはらからあるを
みちみちてる嘆きの声のその中に今生まれたる赤子の声きこゆ
人々の嘆きみちみつるみちのくを心してゆけ桜前線
『震災句集』の帯には、「俳人の心も震え続けた」
東日本大震災からまもなく1年。
深く傷ついた日本列島を見守り続け、
美しい国の回復を希求した魂の125句。
滅びゆく国にはあらず初蕨
幾万の声なき声や雲の峰
生き残る人々長き夜を如何に
哀しみの果てなき春の氷柱かな
みちのくの山河慟哭初桜
歌集の「はじめに」、
「句集」の最終の一文の冒頭、
これらについては、明日に譲ります。