今回、村永さんが言ってくれました、「今日の感想は簡単でしょ、
分からないのだから」と。そうなんです、まったく分からないのです。
いや、ゲストの池上さんの最初の一言「みなさん…」この後はまるで
ダメ、ただこの一言で池上さんは私にも向かって話しかけているのだ、
と分かったのです。それは鹿児島弁の普及のためにNPO法人を立ち上
げ活躍されている池上さんらしい一言でした。
それは池上さんだけでなく、お国言葉で夢中になり笑って盛り上が
る四人ともお互いを通して心を開いての会話になっていたのではない
でしょうか。それでなければ全く意味がとれないあの会話を視聴しな
がらこんなに楽しく時間が経つはずがありません。
私も耳が悪くなり、数人でいる場で笑い会う会話からいつの間にか
外れていることがあります。それは意味が聞き取れないところから
自然と気持ちも外れたのかと思っていましたが、必ずしもそれだけ
ではないようです。そんなことを四人の笑い声のなかから感じたの
です。笑い声には方言はない、国境もない、人間共通の気持ちの表
現ではないでしょうか。
そんな笑いを力にお国言葉の普及の努力をされている鹿児島の人々
の和と輪は心の垣根を無くしてくれるでしょう。
わらう門には福きたる、そして「笑う門には垣根なし」を付け加え
たいと思います。