kaeruのつぶやき

日々のつぶやきにお付き合い下さい

渥美さんは虹の裏側に隠れていた。

2012-09-07 20:07:11 | 詩的なつぶやき

 昨日のつづきです。

 重頼の順礼の句は、夏草のなか人の姿は見えず白木の金剛杖が動いて

いく景を詠んでいます。

 渥美さんは虹のなかを行くお遍路さんを詠みました。

   お遍路が一列に行く虹の中   風天

 この句は句会で「地」を取った句で、『カラー版 新日本大歳時記』にも掲載

されているそうです。虹を詠んだ句をもう一つ

  背のびして大声あげて虹を呼ぶ  風天

 宮崎県日南市油津に句碑になっているそうです。どれも「そうです」と言うの

は申し訳ないのですが、『大歳時記』も見ておりませんし、ましてや宮崎県に

は一度も行っておりませんので、すべて『風天 渥美清のうた』(森英介著・大

空出版)のおかげです。この本はその後見つかった俳句を収録した文庫版が

出ております。すこし前に本屋で見ました、今日は見つかりませんでした。

 

 田所康雄・渥美清・寅さん・風天、この同体四名の関係はどうなっているので

しょう。寅さんという虹の裏側で、風天を名乗って渥美さんが虹にサインペンで

俳句を書いているという姿はどうでしょうか。その渥美さんを支えているのが田

所さん、という形でしょうか。

 

 今夜も官邸前・国会前で「原発抗議行動」が行なわれています。昼間もふくめて

40都道府県82ヶ所で行動が予定されていました、先週は73ヶ所でした。