kaeruのつぶやき

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「おもかげ復元師」と「人体の不思議展」

2012-09-02 14:07:56 | どこまで続くかこのブログ

しんぶん赤旗・日曜版(9月2日)の http://www.jcp.or.jp/akahata/web_weekly/

被災地で遺体の復元・納棺師 笹原留似子さん 

復元・笹原留似子.jpg 

  納棺の会社を営む笹原さんは、震災で亡くなった300を超える遺体

をボランティアで復元しました。

「こんなのお父さんじぁない!」。父親の死を認めない小学校の男の子。

元に戻ったお父さんを見て「うわ!お父さんだ。起きて!」と棺のそばを

離れませんでした。

 笹原さんの思いを込めた似顔絵スケッチブックは『おもかげ復元師の

震災絵日記』として出版(ポプラ社)されています。

 

 『死体は見世物か 「人体の不思議展」をめぐって』(大月書店)という

本を読みはじめたばかりなのです。かなり以前この「不思議展」を見に

行ったことがあり、そこに展示されているのが「実際の人体」であるとい

うことは知っていた筈ですが、何か疑問を抱いたという記憶がありません。

 この著者・末永恵子さんが本の最後に記した「死体の尊厳を守ることは、

生きている人間の尊厳を守ることでもある」の一行が笹原さんの行ないと

重なります。