二十七日の句
汗の瞳(め)に吾子溢れつつまろびくる 西嶋麦南
【昭和20年の句、「家族疎開地への旅・仙台駅頭」の前書き】
二十八日の句
傘寿とはそよそよと葉が付いていゐる 中尾寿美子
【無季】
二十九日の句
葛の花凪ぎたる海を還り来ず 中 拓夫
【「かつて戦ひありき」の前書き】
以上、田中裕明・森賀まり 『癒しの一句』 より
8月27日は「寅さんの日」であり、「日本に原子の火がともった日」
でもありました。下記は当時の新聞紙面です。
http://showa.mainichi.jp/news/1957/08/post-a59b.html
Wikには
1957年 - 茨城県東海村の原子力研究所で日本初の原子炉JRR-1が臨界に達する。
もう一日Wikから
1999年(9月30日) - 東海村JCO臨界事故発生。
この事故について 新潮文庫 『朽ちていった命』 で知りました。
特に、この本のカラー写真4ページは衝撃でした。