従妹で、美術系の大学を出たあと専門関係の図書館に勤めながら造
形をつづけているU女から、「同人展」の案内をいただき、東京京橋に
夫婦連れで出かけました。
毎年作品展を友人共同で開いてきましたが、昨年は3・11をうけ、気
持ちが創作に向かえず取りやめたとのことでした。そういう時、ブータ
ン国王の福島県相馬市での小学校訪問とそこでの「龍の話」に心響く
ものがあり、創作意欲をとり戻し今年の展示作品にかかることができ
たと話してくれました。
「それぞれの龍」の題で三つの作品が展示されていました。どれも木の
実や枝等を素材にしてあり、そのひとつである写真の龍は松ぼっくりで
胴、杉の葉で鬣、枝で脚等がつくられています。それに、国王が子ども
たちに問いかけ話された「龍の話」が書き添えられていました。